マクロビオティックにみる春夏秋冬の食べ方・過ごし方まとめ~しあわせこよみごはん~

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新年の始まりは1月ですが、「春夏秋冬」というように、春も新しいスタートの季節。

体感的にも春を感じる3月末~4月の頃には、卒業・入学・入社など、「年度初め」で生活の変化がある方も多いですね。

2019年の「立春」は2月4日です。つまり、暦の上ではもうまもなく春なのか…と思いつつ、2月はまだまだ寒い時期。立春から、少しずつ春を意識し、待ち焦がれるというのが現実かもしれません。

Vegewel Styleでは、2017年秋から、マクロビオティックにみる季節の食べ方や過ごし方をご紹介する「しあわせこよみごはん」の連載をスタートしました。

そこから1年間、四季を巡り、春夏秋冬全ての食べ方・過ごし方をご紹介し、昨年末に連載は終了。

反響が大きかった記事も多く、マクロビオティックや旬の食材・季節毎の食べ方への興味関心の高さを実感することができました。

この記事は、季節の変わり目に旬の食材やその食べ方・生活スタイルなどをわかりやすく見直せるように、しあわせこよみごはんの記事やレシピを季節毎にまとめた永久保存版です!

一年の食生活の参考に、是非何度も見直していただけると嬉しいです。

マクロビオティックとは?


マクロビオティックとは、食生活だけを指す言葉ではありません。

自然と調和し、季節・体調・環境に合わせてバランスをとることで、健康で幸福・自由に生きるという「ライフスタイル」を指す言葉です。

マクロビオティックで大切にすることは、「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」「自然なもの」の4つ。

詳しくは、こちらに記載がありますので、ご覧ください。
しあわせこよみごはん~マクロビオティックにみる季節の食べ方~

マクロビオティックの考え方の指標となる、「陰陽五行論」。陰陽調和とともにマクロビオティックにおいて重要な「五行(木・火・土・金・水)」については、以下の記事の五行配当表の部分をご覧ください。
肌トラブル解決には肺・大腸

しあわせこよみごはんの基本となる以上の内容を踏まえながら、季節毎の記事を見ていきましょう!

春は木のエネルギー


春は、陰陽五行では木のエネルギー。関連する臓器は肝臓です。

冬に貯まった余分なものを排出するデトックスの季節が春。肝臓が活発に動く反面、肝臓のトラブルも多い季節です。

詳しくはこちら。
マクロビオティックにみる季節の食べ方「春」

しあわせこよみごはんでは、春を大きく5つのテーマに分けてご紹介しています。

春先の不調を、デトックスに長けた春の食材で解消!「芽吹く食材」山菜や野草を使った常備菜レシピをまとめています。応用レシピはよもぎを使ったクレープレシピ。

春は木のエネルギー・体を目覚めさせるための芽吹く食材
春の野草の女王様!よもぎを使ったレシピ「いちごよもぎミニクレープ」

春の悩みといえば花粉症!マクロビオティックの観点から、身体をデトックスし、アレルギー緩和が期待できる食生活について触れています。発酵食品・発酵調味料で身体を浄化していきましょう。応用レシピは発酵食品・テンペを使ったベジバーガー。

発酵食品/身近な調味料で花粉症対策
老若男女に人気のメニューを発酵食品で。照り焼きテンペの和風ベジバーガー

春のデトックスで酷使する肝臓が疲れている?そのサインと労わる方法は?疲れへの対処法と合わせて、肝臓を緩めてくれるレシピもご紹介。応用レシピも2つのデトックスレシピ!

眉間にシワ、そのイライラ、肝臓がお疲れかも?! 「春は麦と酸味で肝臓デトックス」
ハトムギと新玉ねぎを使った春の簡単Detoxレシピ2選!

陰陽五行では、春は肝臓以外にも、目や筋肉などが関連していると言われています。肝臓の疲れのサインとして、目・筋肉・爪の不調にフォーカスし、肝臓に負担がかからない油を控えたさっぱりレシピをご紹介。応用レシピもさっぱりとしたちらし寿司です。

油をつかわない調理法/肝臓と目、筋肉、爪/お掃除
さっぱりさわやか!押し麦入りの彩りちらし寿司

「五月病」という言葉もあるように、春の始まりもひと段落すると、心の不調が目立ってきます。忙しい時期だからこそ、マクロビオティックの原点に立ち返り、良いものを適量食べるススメです。木のエネルギーの代表的な食材、青菜を使った料理をご紹介しています。

青菜と少食、玄米のパワー/ 自律神経失調症・うつ・不眠症と食生活の関係性
身体へ負担をかけないヒーリングフード。青菜のノンオイル・デトックスポタージュ

夏は火のエネルギー


夏は、陰陽五行では火のエネルギー。関連する身体の器官は心臓・小腸です。循環器系の働きにも影響があると言われています。

近年は特に酷暑とも言われる厳しい暑さに悩まされる夏。太陽のエネルギーでもある「火」を必要以上に身体にため込まないためにも、身体を動かし汗をかき、体温調節をしっかり行いましょう。

食生活でも、気をつけるべき点が沢山!詳しくはこちら。
マクロビオティックにみる季節の食べ方や過ごし方「夏」編

しあわせこよみごはんでは、夏を大きく4つのテーマに分けてご紹介しています。

長くじめじめとした梅雨の時期は、心も身体も不調になりがち。梅雨によって起こる不調と、その対策を詳しくまとめました。クエン酸たっぷりの梅干しをつかったさっぱりレシピも!応用レシピも梅酢を使ったマリネです。

梅雨を快適に過ごす工夫/梅干し・梅酢で爽やかに
梅雨におすすめのレシピ 。玉ねぎとトマトの梅酢マリネ

夏の関連臓器、全身にエネルギーを巡らせる心臓。夏の心臓の負担を和らげるライフスタイルのポイントと、心臓に関連する色「赤」の食材トマトを使ったレシピをご紹介。応用レシピも夏に食べやすいミニトマトのだし漬けです。

身体にこもる熱と心臓。トマトで熱の循環・発散を
ミニトマトのあっさり昆布だし漬け

夏は心臓に負担が大きく、循環器系の不調にも気をつけたい季節です。夏が旬の穀物とうもろこしを使ったレシピでデトックス、血液をさらさらに!応用レシピはつるつる食べたいピリ辛そうめんとコーンのサラダを合わせて。

血液さらさら・食事で動脈硬化を防ぐ!夏の時期の上手な穀物の摂り方
夏バテ防止に、さっぱり食欲をそそるごまピリ辛そうめんと、トッピングにもおすすめ、コーンと豆腐の塩麹レモンサラダ

熱い夏は、ついついクーラーなどで身体を冷やしすぎていませんか?そんな時は、苦味のある食材で自然に身体をクールダウン。冷え症の方は唐辛子や生姜・ニンニクなどを加え、冷やしすぎないようにバランスを考えて。応用レシピは、優しく身体を冷やすスイーツ。

猛暑続きの夏、クーラーは控えめでも大丈夫! 体温調節には熱を逃がす苦味のある食材で
穏やかに身体を冷やすサマー・スイーツ、柑橘のソイヨーグルト・ムース

秋は金のエネルギー


秋は、陰陽五行では金のエネルギー。関連する身体の器官は肺・大腸・毛や皮(肌)です。

身体にあらゆるものをため込みやすい秋。秋は夏と比べて涼しく快適になるのに加え、収穫の季節で美味しいものが沢山。「食欲の秋」といわれるようについつい食事の量も増えがちです。

また、秋はクーラーや冷たい食べ物など、夏の冷えのツケが出やすい時期でもあります。

詳しくはこちら。
しあわせこよみごはん〜マクロビオティックにみる季節の食べ方

しあわせこよみごはんでは、秋を大きく5つのテーマに分けてご紹介しています。

夏の疲れをデトックスしたい秋に、積極的に摂りたい食材が蓮根です。蓮根と肺の関係、蓮根を使った肺に優しいお手当ドリンク・マクロビでは定番のひじき蓮根のレシピをご紹介します。応用レシピは蓮根とキヌアを合わせた福袋。

蓮根の持つエネルギー/肺との関係
秋に弱りやすい「肺」を労わるオススメレシピ。キヌアと蓮根の福袋

肺とともに秋に関連する器官、大腸の働きについてまとめました。腸の動きを活発にするために、腸をキレイにしてくれる食物繊維が豊富な根菜のレシピを。応用レシピは人参と玄米のポタージュです。

食物繊維と腸について
食物繊維で腸の動きを活発に。身体もポカポカ温まる、人参と玄米のポタージュ

咳や鼻づまり、秋になるとよく悩まされるという方はいませんか?薬を常用する前に、食生活での改善を目指してみましょう!秋の五色は「白」。白い食材である大根と、秋に摂りたい蓮根を使ったレシピをご紹介します。

秋は根菜パワーですっきり鼻づまり解消!
「金のエネルギー」の秋は、根菜パワーを!切り干し大根のちぢみ

食事のバランスを考えることは、腸への負担を減らすことにもつながります。歯の割合や現代の食生活から見る食事のバランスのポイントをわかりやすくご紹介しています。季節に限らず押さえておきたいものばかり!応用レシピは身体が温まる葛でとじたうどんです。

腸と体を整える食事バランス
腸を整える食材がたっぷり。寒い日に作りたい、根菜の葛とじうどん

陰陽五行では、お肌も肺や大腸と関連しており、肺や大腸の不調がお肌に出てくる場合もあるとされています。また、お肌に関連する色は白、味は辛味。白くて辛い食材、ねぎを使った常備菜とアレンジレシピをご紹介します。応用レシピは焼きねぎ!

肌トラブル解決には肺・大腸
常備野菜だけど、旬はこれから!ねぎが主役の、焼きねぎの生姜あんかけ

冬は水のエネルギー


冬は、陰陽五行では水のエネルギー。関連する身体の器官は腎臓や膀胱・耳・骨です。

動物たちが冬眠するように、私達人間も冬は活動が緩やかになり、エネルギーを蓄えます。寒さで身体が冷えないよう、身体を温める食材・食事を摂るのが大切。寒さに弱い腎臓をケアしていきましょう。

詳しくはこちら。
マクロビオティックにみる冬を快適に過ごす食べ方と過ごし方

しあわせこよみごはんでは、冬を大きく5つのテーマに分けてご紹介しています。

自分の冷えのタイプや体質を知って、自分に合う食生活を目指しましょう!冷えに悩むあなたに是非読んで欲しい、冷えのケア方法をまとめた記事です。冬の色「黒」の食材を使ったおやつレシピも。応用レシピは蕎麦の実のお料理を2品!

黒い食材パワーで代謝UP~冷え性改善
冷えや子宮のケアに。「蕎麦の実」を使ったレシピ

腎臓の働きを今一度復習!腎臓の不調は生殖器の不調にもつながります。また、下半身の衰えも腎臓に関係が。足腰の血行を良くする根菜のレシピで腎養生!応用レシピは冬が旬のりんごを使ったスイーツです。

腎と生殖器/足腰を強くする食材
冬が旬の果物と、黒の食材を組み合わせて。りんごと蕎麦粉のガトーインビジブル

陰陽五行では、腎臓と骨に関連があり、どちらかが弱るともう一方にも不調が出ると言われています。冬の臓器・腎臓を労わるには、骨を強くすることも大切です。太陽のエネルギーを蓄えた干し野菜を使ったレシピで栄養補給を!応用レシピは干し大根のステーキ。

腎と骨/干し野菜を使った料理
干し野菜のパワーを取り入れる!干し大根ステーキ 玉ねぎ味噌ソース

腎臓の冷えが耳のトラブルに?耳のトラブルの原因と、その改善方法を、体験談をもとにご紹介。腎臓に良いとされる小豆の効能と、小豆を使ったレシピをまとめました。応用レシピは小豆と南瓜のスイーツです。

小豆で解消できる?〜耳のトラブル〜
いとこ煮の材料を優しいスイーツに。小豆餡・白玉入り南瓜甘酒のお汁粉

水のエネルギーは、浮遊・漂うエネルギー。水に関連する色・黒で海を漂う食材、昆布にフォーカスした記事です。まさに、「水」のエネルギーがたっぷり!昆布を使ったレシピも要チェック。応用レシピは同じく黒い食材、黒豆を使ったレシピです。

海藻・漂う水のエネルギー/昆布はすごい!
冬のおすすめの黒豆を使ったレシピ。黒豆の磯辺かき揚げ

季節の節目・土用は土のエネルギー


「土用」とは立春・立夏・立秋・立冬の前のおよそ18日間。陰陽五行では土のエネルギーにあたります。関連する器官は脾臓や胃。

年に4回来るこの時期は、次の季節への準備期間。疲れやすい時期なので、キーワードは「安定」。ほどほどに、穏やかに過ごすことが大切です。

詳しくはこちら。
マクロビオティックにみる季節の食べ方・季節の変わり目「土用」

しあわせこよみごはんでは、土用を大きく3つのテーマに分けてご紹介しています。秋の土用の記事なので、秋の食材が多く登場しますよ。

血糖値の調整を行う重要な臓器、膵臓を自然な甘味で癒しましょう。甘味といっても血糖値を急激にあげるようなものは好ましくありません。糖質の種類や血糖値についてまとめました。甘い野菜のスープレシピも。応用レシピは玉ねぎ丼。

膵臓と血糖値/膵臓をいたわる甘い野菜のスープ
やさしい甘さの簡単玉ねぎ丼

季節の変わり目「土用」は腐敗の時期と言われています。新しい季節に順応するためにエネルギーを使い、内臓の働きも低下しやすく、胃の不調も多く見られます。胃の不調のサインとお手当方法、胃を整えるポイントをまとめました。応用レシピは胃に優しいお菓子です!

土用の時期:胃の不調、逆流性食道炎について
揃える材料はたった3つ!土用の時期におすすめ 胃に優しい簡単お菓子、さつま芋とりんごの茶巾包み

普段はあまり気にすることがない臓器「脾臓」って?脾臓の働きや、脾臓を元気にするポイント、里芋ともちあわを使った抵抗力をアップするレシピをご紹介します。応用レシピは消化によいほうとう!温まりますよ!

風邪に負けない身体づくり・・・脾臓を養い免疫を上げて季節の変わり目を元気に/span>
消化がよくほっこり温まる 「ほうとう」 を手作りしよう~エピローグ

いかがでしたか?

最後に、しあわせこよみごはんがお伝えしたいことを、改めて。

「こよみにあわせた食材(旬のもの)には力強い生命力があり、美しく、何より美味しいです。

まごころを込めて調理するあたたかな気持ちは、食材にも食べる人にも伝わります。

こよみに寄り添って、人に寄り添って、自分の心に寄り添って。

いのちをつくる日々のごはんが、皆様の穏やかさと健やかさとなりますように。

そして楽しく幸せな日々をおくれますように。」

あなたのこれからの春夏秋冬が、素敵なものになりますように。

【大好評のベジレシピ一覧はこちら】
https://vegewel.com/ja/style/categories/recipe

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五十嵐有希

五十嵐有希

リマクッキングスクール師範科修了
KIJ レベル1修了
一般社団法人内臓マッサージ協会認定セルフチネイザン講師、チネイザンマスターコース修了、カッサセラピスト
全米ヨガアライアンス200時間修了
Under the light認定ヨガインストラクター
経絡YOGA指導者

ヨガを通してマクロビオティックに出会う。食が体だけでなく心もつくることを実感し自然に寄り添う生き方や日本の伝統的な文化を大切にしたいと思うようになる。脱ステロイドによる皮膚炎を克服し、マクロビオティックを学ぶ中でチネイザン(氣内臓)に出会い、内臓へのアプローチで心身の安定や人生の巡りが良くなることを実感。対個人のチネイザン施術やセルフチネイザンを伝えるワークショップを通して幸腹(こうふく)を分かち合う活動を行っている。ヨガの指導、マクロビオティック普及を目的としたResetプロジェクトのメンバーとしても活動中。