揃える材料はたった3つ!土用の時期におすすめ 胃に優しい簡単お菓子、さつま芋とりんごの茶巾包み 〜しあわせこよみごはん〜

更新日:2019/02/02 公開日:2018/10/30

好評連載中の「しあわせこよみごはん」の応用編レシピ。まずはこちらの記事をチェック!

土用の時期:胃の不調、逆流性食道炎について〜しあわせこよみごはん〜

今回は手軽で簡単な身体に優しいお菓子をご紹介します。揃える材料は薩摩芋・りんご・りんごジュースのたった3品。あとはどの家庭でもあるお塩が少しあれば大丈夫。

さつま芋とりんごの甘みで胃も心もホッとできる、満足感のあるお菓子です。お子様にも安心して召し上がっていただけますし、大人のお茶会にも似合う、おもてなし感のある茶巾包みで仕上げます。

材料(4人分)

  • さつま芋 200g
  • りんご 1/2個(7〜8mm角にカット)
  • りんごジュース 大さじ2~3
  • 塩 少々

作り方

① 皮が付いたままのさつま芋を、2cmほどの輪切りにし塩水にくぐらし、蒸し器に入れて15~20分ほど蒸す。串がスッと通るほど柔らかくなったら、蒸し器から取り出す。

② 角切りにしたりんごとりんごジュースを鍋に入れて、塩を軽く振り、蓋をして中火にかける。りんごジュースがふつふつとしたら、弱火にしてそのまま蒸し煮にする。鍋底が焦げないように注意しながら汁気を煮切り、りんごに火が通ったら、火からおろしてあら熱をとる。

③ ①のさつま芋の皮をむき、へらなどで身が滑らかになるまで潰して、③のりんごを少しずつ入れて混ぜ合わせていく。(りんごの汁気が多いとべちゃっとした仕上がりになりますので、少しずつ混ぜ合わせながら、様子をみてください。)

④ 濡らした晒や手ぬぐい、またはラップを用意し、③を適量とり上に乗せて包んで上部をしっかりとひねり、形を整えてからそっと取り出す。

<おすすめアレンジ>

  • りんごを煮る時、適量のレーズンを一緒に入れて作ると、甘みが強くなります。
  • お好きな方は、仕上げに軽くシナモンパウダーをふりかけるのもオススメです。
  • 黄色と紫色のさつま芋で半量ずつ作り、4で半分ずつ合わせると 二色で綺麗な仕上がりになります。
  • さつま芋とりんごを混ぜ合わせる時に、ピーナッツバターや練りゴマを大さじ1/2~1程度入れると、コクが出て満足感が出ます。(必ず、さつま芋が熱いうちに混ぜてください。)


砂糖や油を使わず、自然な甘みを使ったお菓子は、身体へ負担をかけず安心して楽しめるものです。

外で紅葉した葉っぱをたった一枚添えるだけで、季節感を感じることも出来ます。ストレスに弱い胃をリラックスさせるのは、そうした自然を感じる一時に養われるものかもしれません。

食は、健康を考える上でとても大切なことです。しかし心の余裕なく作られた食は、身体へ負担を強いていることもあります。

こういうものを食べないといけない、これは体に良くないから食べない、という断定的・否定的な考えに基づいて食事をするのではなく、自然から与えられた恵みに感謝しつつ、食を楽しんでください。

【こよみを感じる!大好評のベジレシピ一覧はこちら】
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大槻広子

大槻広子

KIJ(クシマクロビオティック)公認インストラクター
リマクッキングスクール師範科修了
JAMHA認定 ハーバルセラピスト

都内や横浜のマクロビオティックレストランやオーガニックカフェで経験を積み、現在は自宅サロン「Tsukinoki」で料理教室やイベントの開催したり、個人でパーソナルシェフとして活動中。地域に根づいた自然に寄り添う暮らしを目指しながら、日本の文化を見直すきっかけを「食」を通じて紹介している。