【23年1月】日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査

プラントベースの情報サイトVegewelおよび運営会社フレンバシーは、『第4回日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査』を実施しました。

過去に実施した第1回調査(17年12月)・第2回調査(19年12月)・第3回調査(21年12月)との比較結果と合わせて公表します。

20代以上の男女2,418人に対して自身が取り組んでいる食生活を尋ねたところ、ベジタリアンもしくはヴィーガンは全体の5.9%(前回比+0.8%ポイント)となりました。

また、週に1回以上、意識的に動物性食品を減らす食生活を送る「フレキシタリアン」は全体の19.9%(前回比+3.1%ポイント)に達しました。

調査結果を見ていく前に、そもそもヴィーガンとベジタリアンはどんな定義で、どの点に違いがあるのかについて再度目を通してみてください!
二つの考え方の違いを知ってからこちらの記事を読む事で、さらに深く内容を理解できるかもしれません。

調査の概要

調査名

第4回日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査 by Vegewel

調査方法

外部機関の一般モニターによるWebアンケート調査(Vegewelでのアンケート調査ではありません)

調査人数

17年12月
2,407人(男性1,202人・女性1,205人)
19年12月
2,399人(男性1,197人・女性1,202人)
21年12月
2,413人(男性1,208人・女性1,205人)
23年1月
2,418人(男性1,213人・女性1,205人)

年代分布

17年12月
20代481人・30代484人・40代480人・50代481人・60代以上481人
19年12月
20代480人・30代480人・40代480人・50代481人・60代以上478人
21年12月
20代480人・30代481人・40代483人・50代484人・60代以上485人
23年1月
20代480人・30代482人・40代484人・50代486人・60代以上486人

調査結果

ベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリーなど食の志向の割合
「ご自身が取り組んでいる食生活はありますか?」との質問に対し、今回23年1月の調査ではベジタリアンが4.5%、ヴィーガンが2.4%、グルテンフリーが4.3%、無添加・オーガニックが8.3%、マクロビオティックが2.4%、ファスティングが3.3%、低糖質・糖質制限が13.0%、ローフードが3.1%となりました(複数回答可)。

Vegewelでは、本調査でベジタリアンもしくはヴィーガンと回答した人の割合を「日本のベジタリアン率」と定義します。

ベジタリアン4.5%とヴィーガン2.4%の合計6.9%から、両方に重複回答した割合1.0%を差し引き、23年1月時点の日本のベジタリアン率は5.9%となりました。

前回調査(21年12月)の5.1%から0.8%ポイント上昇しました。

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意識的に動物性の食品を減らす割合と頻度

「意識して肉や魚など、動物性食品を減らすことはありますか?」との質問に対し、今回23年1月の調査では26.1%が「ある」と回答しました。

前回調査(21年12月)の19.0%から7.1%ポイント上昇しました。

さらに、「ある」と回答した人にはその頻度を伺いました。

動物性食品を減らす頻度について、毎日が18.2%、3日に1日が25.9%、週に1日が32.1%、月に1日が11.6%、その他が12.2%となりました。

Vegewelでは、週に1日以上、意識的に動物性食品を減らす食生活を送る人を「フレキシタリアン」と定義します。フレキシタリアンは「セミベジタリアン」や「ゆるベジ」とも呼ばれます。

このフレキシタリアンが全体に占める割合は、意識的に動物性食品を減らす人26.1%×(18.2%+25.9%+32.1%)=19.9%となります。

前回調査(21年12月)の16.8%から3.1%ポイント上昇しました。

代表的な植物性食品(プラントベース食品)の喫食経験
今回調査からの新設問として、代表的な植物性食品の喫食経験について伺いました。

過去1年以内に飲食したことのある割合は、大豆ミート17.5%、その他の植物性代替肉3.1%、豆乳32.5%、アーモンドミルク17.9%、オーツミルク8.4%、その他の植物性ミルク2.2%、植物性のチーズ代替品4.1%、植物性のバター代替品4.1%、植物性の卵代替品1.2%となりました(複数回答可)。

肉の代替品は何がある?

代替肉といえば大豆ミートが代表的。調査結果では「その他植物性代替肉」という項目もありますが、他にはどんな食材が肉の代替品になるのでしょうか?

こちらの記事では代替肉として使われている「もどき料理」について解説しています。ぜひご覧ください。

調査データの使用について

本調査データの数値およびページ内で使用している図表は、下記2点を満たす場合にご自由に引用頂けます。

①出典を『日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査 by Vegewel』と明記して頂くこと

②本ページへのリンクを設置して頂くこと

紙媒体などで上記条件を充足できない場合は個別にご相談ください。

有料版レポート

本調査の詳細な結果をご覧になりたい方は、有料版のレポート(税込19,800円)をご用意しています。

ご希望の方は下記よりお申し込みください。
https://forms.gle/fyUkyrbL64AzuqWG7

有料版に含まれる項目

17年12月調査
・上記設問の男女別および年代別のデータ

19年12月調査 / 21年12月調査 / 23年1月調査
・上記設問の男女別および年代別のデータ
・追加設問「意識して肉や魚など、動物性食品を減らす理由を下記の10項目より選択」、その男女別および年代別データ
(健康維持のため/病気の治療のため/ダイエットのため/食物アレルギーのため/動物愛護のため/環境保護のため/宗教のため/家族や友人に合わせるため/TVやSNS等で流行っているため/その他)

お問い合わせ先】

株式会社フレンバシー
https://frembassy.jp/

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