「美味しい」が人を笑顔に!誰もが食べられるヴィーガンマフィン。nono’s muffin(ノノズマフィン)【福岡県】
マフィンは、アメリカでは家庭で作るおやつの代表。そして、その家庭の味を表すものでもあります。
日本でいうと、おにぎりみたいなもの。
今回は、九州の厳選素材を使い、素材の味を生かしたヴィーガンマフィンづくりをしている「nonon’s muffin(ノノズマフィン)」代表の山内紀江(やまうちのりえ)さんをインタビュー。ヴィーガンマフィンへの想いを伺いました。
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多くの方に食べていただきたく、あえてイートインスタイルにこだわらない
nono’s muffinでは、アレルギーや病気で食事制限を余儀なくされている人が、一人でも多く食べられるようにと、あえてイートインスタイルではなく、ネット販売やマルシェで商品を販売しています。
また、健康食・オーガニックなど、こだわりを持っているスーパーや卸売業者に販売したり、OEMも行っています。
山内さんは、
「通常マフィンは、食事というよりスイーツのイメージが強いです。しかし、マフィンは朝食・軽食に適しています。私達のマフィンは、保存料等の添加物を使っていないので、安心して食べていただけると思います。
ビジネスを軌道に乗せるのはなかなか難しいですが、『美味しかった』というお客様の声が何よりも頑張ろうと思える力です。これからも、更なる改良をして美味しさを追求していきたいです」
と、マフィンにかける思いを強くかたってくださいました。
実際にネットで注文をしてみました
取材後、さっそくネットで、定番のマフィンとラスク(博多)のギフトセットを注文してみました。
マフィンセットには、チョコ・胡桃とアーモンドのメイプルキャラメリゼ・アールグレイ・八女抹茶の4種類が、ラスクセットには、博多あまおうとチョコ・八女抹茶・九州産たまねぎパセリ・九州産のごぼうの4種類が入っていました。
マフィンは冷凍されたものが届き、解凍方法の手順が書かれたチラシがついています。
原料には、きび砂糖・マンナン・ライスミルクを使用しており、ほどよい甘さでしっとりとしたマフィン。サイズも小さめで、午後のひと時や小腹がすいた時の軽食にピッタリです。
ラスクは、しっかりとした歯ごたえがあり、甘いラスクはおやつに、野菜のラスクはお酒のお供にピッタリです。誰でも、いつでも、美味しく食べられるマフィンとラスクだと思いました。
ヴィーガンマフィンを作ることになったきっかけ
洋菓子・スナック菓子が大好きで、何でも食べることができていた山内さんのご主人ですが、突然腸の難病を患い、乳脂肪・油等を含む食べ物が食べられなくなりました。
今まで食べていたもの、大好きだったものが食べられなくなるストレス。そんなご主人を見て、山内さんは何とかならないかと日々考えていたそうです。
うどんやお粥が食べられるようになるものの、大好きだったケーキ等が食べられないことを残念に思っているご主人をみて、彼が食べられるものを探すことに。
しかし、ほとんどのものに彼が食べられない食材・材料が入っていることを知り、「売っていないのであれば、自分で作ろう!」と、焼き菓子作りを始めたそうです。
マフィンは、短時間で作れ、使う素材を変えれば食事としても頂ける。アメリカでは朝食・昼食によくマフィンを食べられることから、マフィンを作ることに決めました。
食べられるものが少ないと困っている人が多い
長年健康食品の会社に勤めていた山内さん。日ごろから「健康」についてお客様にご案内していましたが、ご主人のご病気をきっかけに、ますます「健康は食が基本」ということを考えるように。
そして、大好きな人、大切にしている人と一緒に食卓を囲み、同じものを食べるという当たり前のことができない切なさを痛感。アレルギーや病気が原因で、食事制限を余儀なくされている人が多いことも、その時知ったそうです。
そして、食事制限のある人は「まずくてもしょうがない」と、半ば美味しいものが食べられないとあきらめていることも知りました。
仕事を通じて、毎日の食事に、添加物等を含まず、安心して食べられるものが少ないことに驚くお客様を見ていて、自分でももっと勉強をしたいと強く感じていた矢先にご主人が病気に。
最初の4年間は、会社とマフィン作りを両立させようと頑張ったそうですが、中途半端な時間や気持ちでは、美味しいものをお客様にお届けすることが難しいと感じことから、1年前に会社を辞めてマフィン作りに専念します。
そこからは、nono’s muffinに専念して、日々頑張っているそうです。
今後の展望
「マフィンは、お届けする際、常温では難しいので、冷凍でお届けしています。しかし、お客様からの声をもとに、常温で日持ちするものをお届けしたく、ヴィーガンラスクを作り始めました。
このラスクもマフィン生地を応用しているので、安心して召し上がっていただけます。
今後は、グルテンフリー・低糖質のマフィンにも挑戦していくとともに、今の商品もしっとり感がもっと持続するように、更なる改良を続けたいです」
と、山内さんは今後の展開をお話くださいました。
nono’s muffinは、「no egg, no milk, no butter」のNOが由来。
しかし、食べられないものがあると困っている人が、心から「美味しいね」と言って食べられるマフィンを作るために、「絶対あきらめない・妥協しない」のNOも含まれていると感じました。
これからのnono’s muffinの展開がいまから楽しみです。
nono’s muffin
http://nonosmuffin.com/
※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。正確な情報は、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。
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