ヴィーガンソフトクリーム「NICE CREAM ナイスクリーム」を通して誰にとってもSWEETな社会を

アメリカで開発され、現在松山・鎌倉・東京(丸の内)で販売されている話題のヴィーガンソフトクリーム「NICE CREAMナイスクリーム」。

そのおいしさの秘密と日本販売の経緯を、日本総代理店の合同会社Nourish Japan代表であり、愛媛大学国際連携推進機構 特定准教授でもある泉谷道子さんにお聞きしてきました。

泉谷道子さん プロフィール
合同会社Nourish Japan代表。
心理学博士(九州大学)、ナチュラルフード・コーディネーター。
愛媛県松山市生まれ。
2000年米国ニューヨーク市立大学へ進学し心理学を学ぶ。
2016年7月に合同会社Nourish Japanを設立。輸出入関連事業を行う他、世界7カ国の教育機関と連携した人材育成・採用支援を行う。

ソフトクリームって誰にとってもワクワクするもの


近年、日本でもヴィーガンのアイスクリームは珍しくありませんが、ヴィーガンソフトクリームはあまり見かけません。

このヴィーガンソフトクリーム「ナイスクリーム」を実際に食べて印象的なのは、食感がなめらかでクリーミーであること。

乳脂肪分が入っていないとは思えないコクがあります。

ヴィーガンアイスクリームにありがちなザラザラ感が全くありません。

フレーバーは基本的にバニラ・チョコレート・ミックス。

季節や場所に応じて、抹茶やみかんなど愛媛県の特産品を使用したものも作っています。

輸入元・合同会社Nourish Japan代表の泉谷さんは言います。

「今はカップに入ったヴィーガン対応アイスクリームを置いている大手スーパーマーケットもありますし、アレルギーを持つ子供さんでもアイスクリームは食べたことはあると思います。

でもソフトクリームだけは食べたことがないという人が多い。

やはりソフトクリームという形のインパクトは大きいです

なぜソフトクリームという形態で提供できるのか。それは泉谷さんがアメリカから輸入している「ナイスクリームミックス」に秘密があります。

出会うべくして出会った「ナイスクリーム」


実はナイスクリームは、アメリカから輸入した粉末状のミックスから作ります。「ナイスクリームミックス」というこのミックスは、主原料が水・ココナッツミルク・精製されていない砂糖。粉末なので保存がきく上、製造・販売までの過程もシンプルです。

以前から、地元物産の輸出支援やフェアトレード商品による発展途上国支援など、大学教員を務めながら様々な社会的活動を続けてきた泉谷さん。

その一環として、ニューヨークで開催された食品関連の展示会に「みかんパウダー」など愛媛産の商品を持って参加したところ、たまたまナイスクリーム開発者のナオミ・ポスナーNaomi Posnerさんと出会ったのです。

ナイスクリームを試食してそのコクとリッチ感を気に入った泉谷さんは、「これを活用したら色々なオリジナルソフトクリームが作れるのではないか」と閃きました。

ポスナーさんが日系人であり、いつか日本にもナイスクリームを広めたいと思っていたことや、彼女のビジネス理念の中に「出会うべくして出会った」としか思えない共通点をたくさん見つけたことも大きかった、と言います。

「ポスナーさんは植物性アイスクリームの普及を通して、今まで様々な理由でアイスクリームを食べられなかった人を笑顔にし、動物に無理強いしない、持続可能な食料供給を実現し、誰にとっても『sweet』な社会創造を目指して活動しています」

世界規模で広がるNICE CREAMナイスクリーム

ナイスクリームは、現在アメリカでは「Froconut」フロコナットと呼ばれ、全米の飲食店約500店舗で活用され、日本を含む5カ国へ輸出されています。

「ヴィーガンデザートって日常にあるべきだと思うんです。ヴィーガンの人でなくても普通に『ナイスクリーム』が選択肢に入ったらいいなと思います」

日本では現在、愛媛県内だけでなく、タオル専門店「伊織」や愛媛のアンテナショップ「シン・エヒメ」を運営する「株式会社 伊織」との提携で関東でも販売され、知名度を上げつつあります。

*愛媛県松山…松山三越内
期間限定ポップアップショップ。

*東京…KITTE丸の内2F「伊織 /シン・エヒメ」
愛媛のアンテナショップとタオル専門店「伊織」の複合ショップ。みかんソフトクリームがあります。
 
*鎌倉…タオル専門店「伊織」鎌倉店内
賑やかな小町通りの店先で販売。ナイスクリームが食べ歩きできます。みかんジェラートもあります。


KITTE丸の内2F「伊織/シン・エヒメ」


タオル専門店「伊織」鎌倉店

グローバルシチズンという概念


会社代表としての業務のかたわら、現在も大学教員として学生たちを指導している泉谷さん。

Nourish Japan設立前から、地域経済の活性化や世界の経済・環境問題などに関わる仕事をしてきました。

その一貫した姿勢はアメリカ留学の時に確固たるものになっていったようです。

「NY留学していた時のことです。学生たちが勉強とアルバイトですごく忙しいのに、週末には何らかのボランティアをしている、という話を聞いてその理由に興味を持ちました。

その当時の日本では、東日本大震災の前までは、ボランティアというと時間に余裕のある年長者がやるものというイメージだったから。

それでアメリカ人の友人に聞くと、アメリカ人は家庭での役割、学校や職場での役割、そして自分が属す地域での役割、つまり*シチズンシップを意識しているのかもしれない、と聞いて驚きました」

そして「自分は、今住んでいるニューヨークにどんな貢献をしているだろうか」と考えた泉谷さん。週末にボランティアするようになりました。

「実際にボランティアをするようになると、今まで自分に関係ない世界の事と思っていた重い病気の方や困難な状況にいる方の問題を、自分の友達の問題として自分に引きつけて考えるようになりました。

もしそういう人間関係が増えたら、社会は無理せずに良くなっていくのではないでしょうか。

誰か一人ががんばって制度を整えるのではなくて、一人一人が当事者意識を持ち、より良い社会を目指す『市民意識』を持つ事で、社会が変わっていくのではないかと考えるようになりました。

日本では学生に英語を教えてはいたけれど、それだけじゃなくて、シチズンシップという考え方、さらに*グローバルシチズンシップという概念を伝えたい、と思うようになりました」

*グローバルシチズンシップ
国連が中心となって広めている言葉で「誰もが地球社会の一員であり、そこに参画する責任を持つ市民だという意識」。多様性を尊重する思いやりの精神でもあり、次世代に良い社会を残していこうと考える志でもある。

インバウンド事業支援としてのヴィーガンアイスクリーム


泉谷さんは、特にヴィーガニズムを広げようとは思っていません。

しかし、このように考えています。

「今、日本には様々な食事制限を持った外国人が多く訪れています。例えば、近年訪日数が劇的に伸びているインド人の40%はベジタリアン。

また、訪日外客シェア第3位の台湾人の14%はベジタリアンで、『オリエンタルベジタリアン』という動物性のものを一切とらないスタイルが主流です。

このようなこだわりを持った層に、ヴィーガンアイスクリームと言う媒体を通して愛媛の味をPRしたいと考えていますが、ヴィーガンアイスクリームは他の自治体にとっても特産品を活用するいいツールとなり得ます」

ナイスクリームは、急速にインバウンド対応を迫られる日本の飲食店で、大きな役割を果たす可能性がありますね。

ヴィーガンソフトクリームが日常にある日本へ。期待が膨らみます。

泉谷さん、ありがとうございました。

NICE CREAM
https://www.nourishjapan.org/

Facebook:https://www.facebook.com/Nicecreamlaboratory/

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

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HANA

HANA

KIJ(クシインスティチュート オブ ジャパン) 公認マクロビオティック インストラクター、栄養士。
料理教室「Rainbow Kitchen 六本木」主宰。

1965年札幌生まれ。
自然と本物の食をこよなく愛す。
30歳の時に突然アレルギー発症して以来、マクロビオティックで心身の調整法を学ぶ。

レッスンは紹介制・単発制・デモンストレーション形式。
料理をしない方、野菜嫌いの方、男性の参加者にも好評。