知っておきたい料理のさしすせそ!基本の知識まとめ

公開日:2019/10/16

「料理のさしすせそ」は、日本人なら誰もが知っている、料理に使う調味料のこと。

「さ」は「砂糖」
「し」は「塩」
「す」は「酢」
「せ」は「醤油」
「そ」は「味噌」

さしすせそは、調理の際に調味料を入れる順番もあらわしています。

これらの順番を守ることによって、味が具に染み込みやすくなり、また、調味料の風味が残り、美味しい料理を作ることができます。

砂糖と塩では、塩のほうが早く具に浸透していくため、砂糖を先に入れてから塩を加えます。

酢・醤油・味噌は、酸味や香りを料理に残して風味をつけたいため、加熱しすぎないように後から加えます。

今回は、料理のさしすせそ、それぞれの調味料についての記事をまとめました!

それぞれの特徴を知り、普段の料理に活用してください。

料理のさしすせその「さ」!砂糖


疲れたときや気分転換をしたいとき、食べたくなるのが砂糖。

砂糖は、昔の日本では嗜好品・娯楽品として貴重な存在でした。

砂糖と呼ばれる食材には、多くの種類があります。

例えば、熱帯地方のサトウキビを原料とした粗糖や、粗糖を精製して作られる上白糖。

他にもグラニュー糖や和三盆、三温糖・黒砂糖・てんさい糖・ココナッツシュガーなどもあります。

原料の違いや精製方法の違いを知ると、砂糖選びの時の参考になりますよ。

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料理のさしすせその「し」!塩


昔から世界中で大切にされてきた調味料といえば、塩。

そんな塩の中でも、精製塩と自然塩の違いについてはご存知ですか?

精製塩は電気分解で作られるため、塩化ナトリウム含有率は99.5%以上、ミネラル類はほとんど含まれていません。

自然塩は、精製塩とは製造方法が違うため、カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルが残っています。

塩の摂取のしすぎが高血圧などの成人病になりやすいとされているのは、精製塩が多く出回っていることが理由のひとつです。

それなら、自然塩なら何でもいいの?と思われる方もいるかも知れませんが、自然塩にも種類がいくつもあります。

海水塩・岩塩・湖塩など、それぞれの違いを知った上で選ぶことが大切です。

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料理のさしすせその「す」!酢


暑い季節は特に食べたくなるのが、酢を使ったさっぱりとしたメニュー。

日常的に料理に使う酢には、合成酢と呼ばれる合成酢酸が使われたものでなく、自然本来の素材から作られた酢を選びたいですね。

それぞれの酢は、原料に違いがあり、合わせやすい料理も違います。

代表的な米酢は、お米を原料にしており、他の酢よりもクエン酸が豊富です。

お米独特のコクや甘味が特徴。

黒酢も原料はお米からできており、熟成期間が異なります。

他にも、穀物酢・ワインビネガー・バルサミコ酢・りんご酢など、風味豊かな酢があり、料理のメニューによって使い分けることができます。

それぞれの特徴を知ると、料理に活用しやすくなりますよ。

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料理のさしすせその「せ」!醤油


日本では、煮物・お刺身・冷ややっこなど、日常で当たり前のように使われるのが醤油。

醤油の材料は意外とシンプルで、大豆・小麦粉・塩の3つです。

醤油は微生物の発酵により作られる調味料で、色や味だけでなく、香りにも違いがあります。

白醤油・淡口(うすくち)醤油・甘口醤油・濃口醤油・再仕込(さいしこみ)醤油・溜(たまり)醤油など、種類が多いです。

色々あるのは知っているけれど、自宅には定番の醤油だけ、という方も、それぞれの違いを知っておくと、料理で使い分けることができるようになりますよ。

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料理のさしすせその「そ」!味噌


日本が誇るソウルフードのひとつ、味噌は、昔から各家庭で作られてきた身近な調味料です。

「手前味噌」という言葉がある通り、自分の家で作る味噌が一番美味しいと大切にされてきました。

味噌は、茹でてつぶした大豆・塩・麹(米麹・麦麹・豆麹)からできています。材料を混ぜ合わせ、約10ヶ月から1年、じっくりと発酵させてできあがります。

タンパク質が多いのも特徴。また、大豆を発酵させることによりアミノ酸やビタミンB2・ビタミンEなどが生成され、非常に栄養豊富な調味料です。

カリウム・マグネシウム・食物繊維なども含まれており、昔から「味噌を食べると医者いらず」と呼ばれてきました。

米味噌は米麹で作られる味噌で、全国的にポピュラーな味噌です。

麦味噌は麦麹で作られる味噌で、中国・四国・九州地方でよく使われています。

豆味噌は豆麹で作られる味噌で、中京地方でよく使われ、八丁味噌の名でも知られています。

他にも、白味噌・合わせ味噌・おから味噌などがありますので、それぞれの特徴を見ていきましょう。

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いかがでしたか?

料理のさしすせそは、日本の食卓にとっては欠かせない調味料。

それぞれの種類によって、味の違いを楽しむことができます。

料理によって使い分けたり、様々な調味料を試したりするのも良いですね。

砂糖・塩・酢・醤油・味噌の代表的なものを紹介しましたが、他にもまだ種類があります。

気になる方は、調べて色々な種類の味や個性を楽しんでみてください。

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青木 加有子

青木 加有子

植物油で作る石けん・マクラメ教室主宰

ヘルシーでおいしいベジフードに目がなく、「体も心も喜ぶ食とは何か」を探求中。

料理好きが高じ、おからこんにゃくマイスター認定講師・米粉マイスター認定講師としての一面も。
認定資格講座も随時開催しています。

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