植物肉とは?メリットやデメリット、味・食べ方、レシピを紹介

近年、植物肉が注目を集めています。

とはいえ、

・植物肉とはそもそも何?
・植物肉にはどのようなメリットやデメリットがあるの?
・植物肉は美味しいの?美味しく食べる調理法がわからない

という疑問をもつ人が多いと思います。

そこでこの記事は植物肉に関する読者の悩みを、植物肉について深く調べ、実際に食べたことのある私の観点から解説していきます。

具体的には

・日本とアメリカの事例から見る植物肉の紹介
・植物肉が注目される理由とメリットデメリットの紹介
・植物肉を美味しくいただけるレシピの紹介

この3つの順に詳しく説明していきます。

話題の「植物肉」とは

植物肉とは、主に大豆などを原料にした植物性の肉です。

本物の肉のような味や食感で大豆特有の匂いもあまり気にならない製品も最近では増えてきました。

えんどう豆やそら豆、小麦を使った植物肉も売られており、今後もさらなる進化が期待できます。

一方で、植物肉の技術発展は国によっても違います。

・アメリカの事例
・日本の事例

ここではこの2つについて解説します。

アメリカの事例

アメリカでは、植物肉ブームが続いておりとても盛んです。

今では一般のスーパーや飲食店でも普通に販売しているほどアメリカの日常に馴染んでいます。

「インポッシブル・フーズ」は主に植物肉を製造・開発している食品メーカーですが、この会社では一般の肉と植物肉の違いがわからないほど美味しい植物肉の開発に成功しています。

最近ですと、大手チェーン店の「バーガーキング」と共同制作をして「インポッシブル・バーガー」という100%植物肉のハンバーガーを作りました。

顧客はヴィーガンの方だけかと思いきや、アメリカでは普段から肉を食べている人も好んでこのハンバーガーを食べています。

このことから、アメリカの飲食店では植物肉がかなり浸透していることがわかりますね。

日本の事例

日本ではアメリカほど大きいブームはきていませんが、じわじわと盛り上がってきています。

その理由の1つとして、一部のコンビニやスーパーなどではすでに販売している場所もあります。そして徐々に取り扱い店舗も拡大中です。

例えば、スーパーではイトーヨーカドー、コンビニではセブンイレブンやローソンなどどちらも大手企業が販売しています。

特に「ナチュラルローソン」では一般のローソンよりも健康によい食品が多く、その一部として植物肉を使用した商品が並んでいます。

しかし、日本企業が開発している植物肉は実際のところまだ成長段階です。そのため、植物のみで構成された植物肉はまだ数が少ないのが現状です。

よく確認すると卵や乳製品が入っている植物肉も存在するので、裏面の原材料をしっかりと見た上で購入することをおすすめします。

植物肉が注目される理由とは

植物肉が注目される理由は以下の3つです

1、環境問題
2、食料問題
3、動物保護

それでは順番に解説していきます!

環境保護

あなたは牛から出るゲップがメタンガスを放出すると知っていますか?

メタンガスは地球温暖化の原因になるガスのことで、牛のゲップは二酸化炭素の25倍もの温室効果があるとされています。

また、家畜を飼育する際には土地が必要です。土地を購入するにしても、整地のために森林伐採をしなければなりません。

したがって、森林が減ることによる地球温暖化の促進が懸念されます。植物肉が普及することでこのような問題が解決され、注目を集めています。

食糧問題

世界人口の増加にともない問題となるのが食糧不足。

農林水産省によると、世界の人口は2050年には現在の約1.3倍の86.43億人に到達すると予測されます。それに伴い、畜産物の需要はおよそ1.8倍の13.98億トンに上るとの見通しです。

こうした状況の中で、人間の体の源とも言えるタンパク質不足が今後深刻化していきます。
参考:農林水産省大臣官房政策課食料安全保障室

食料問題
引用:引用:nomura

そんな中、人々を救う食品として挙げられるのが植物肉です。

植物肉を使えばタンパク質を大勢に供給することができ、食料問題の解決に繋がります。

動物保護

今私たちが口にしている肉はたくさんの遺伝子操作によって効率的に出荷されています。

鶏の中には「ヌード・チキン」と呼ばれる、羽が生えていない状態で生まれてくる種類が存在します。

そのほうが出荷するコストが少なく、その分価格を安く抑えることができるからです。しかし、そうした行為は非人道的と一部から非難されています。

植物肉が普及すると、このような非人道的な行為は少なくて済むのではと考えられています。

植物肉のメリット・デメリット

メリット

消費者側のメリット:植物由来だから健康に良い

植物肉のメリット・デメリット
植物肉の特徴として「低カロリーで高タンパク」な点が挙げられます。

この特徴から美味しく肉のような味を楽しめて、なおかつ低カロリーなので痩せやすくなるのです。

また、植物肉には大豆などに含まれるイソフラボンが含まれています。イソフラボンには食欲が抑えられ、肌や髪質が艶やかになる特性があります。

そのような特徴から、主に健康を気にされている方やダイエットをされている方から「美味しくて健康にもよい肉」として好評です。

企業側のメリット:新しい顧客を獲得できる

ヴィーガンや健康志向の方などが植物肉を食べるようになれば、企業側にもメリットがあります。

それはターゲット層の幅が広げられ、その分より広く自社商品を食べてもらえる点です。

例えば20代が好きそうなビーフ100%のハンバーガーを開発したとします。ですが、そのターゲット層には当然ヴィーガンの方は含まれていません。

植物肉の開発が進めばヴィーガンの方も視野に入れた植物肉バーガーの商品開発が可能になります。それによって、より多くの顧客を獲得できるようになります。

今後は植物肉を使った革新的な商品が次々と開発されることでしょう。

デメリット

消費者側のデメリット:植物肉は価格が高い

植物肉は、技術的な問題でなかなか価格を抑えることが難しいです。

畜産業は今まで培ってきた歴史や技術、展開される規模の大きさが強みです。

長年独壇場だった畜産業と同じ土俵に立つことは決して簡単なことではなく、その障害の1つとして「植物肉の価格の高さ」が存在します。

植物肉はまだ大量生産が上手く機能していないので、これを解決しないと価格を抑えることが難しいです。

とはいえ、確実に伸びる産業ではあるのでこれからの未来に期待ですね。

企業側のデメリット:畜産業界には大きな打撃

植物肉は日本においてこれから伸びる産業の1つです。なぜなら環境によくて、健康にもよいからです。

食糧難解決の糸口になる植物肉は、持続可能社会においてなくてはなりません。

それに加え、一般の肉と変わらない食感とおいしさを開発できるとなると、畜産業界はライバルの登場を手放しでは喜べないでしょう。

今後は肉を食べたいと思う消費者は今ある一般の肉だけでなく、植物肉を選ぶ選択も考えられます。

植物肉が注目されている反面、こうした畜産農家の問題も存在します。

植物肉のおすすめ商品3選!

・NEXTカルビ1.1
・ゼロミート ハンバーグ(チーズインデミグラスタイプ)
・大豆のお肉(ミンチタイプ)

ネクストミーツ NEXTカルビ1.1

ネクストミーツ NEXTカルビ1.1
引用:ネクストミーツ公式HP

開発元のネクストミーツといえば、設立が2020年と新しく、設立当初から植物肉に力を入れている最近注目の製造・開発メーカーです。

「地球を終わらせない。」を理念に掲げ、美味しくて地球に優しい植物肉の開発に取り組んでいます。

値段は80g×5袋で1500円ほどで購入できます。見た目は完全に肉そのもので、植物肉だと気づかないくらいの完成度です。

食感や食べ応えは本物のカルビさながら。ですが、少し味と風味が大豆っぽい部分が感じられます。人によっては油揚げっぽさも感じると思います。

タレをつけると多少は大豆っぽさが緩和されて肉を食べているような感覚になり美味しいです。

また、この「NEXTカルビ」は添加物が一切入っていない商品です。

環境に優しい植物肉といえど添加物は入ってるのでは?と思われるかもしれませんが、その心配がないのは嬉しいですね。

大塚食品 ゼロミート ハンバーグ(チーズインデミグラスタイプ)


引用:大塚食品

開発元の大塚食品といえば、世界で初めて温めるだけで簡単に作れる「ボンカレー」を開発した会社で有名です。製造・開発する植物肉はボンカレーと同じく手軽でかつ簡単に食べることができます。

特に「ゼロミート ハンバーグ」は袋のままレンジ加熱すればすぐ食べられる、購入もコンビニなどですぐ買える手軽さから人気の商品です。

値段は1袋140gで300円ほどで購入できます。

植物肉は一般的に高いイメージがありますが、このくらいの価格設定だと消費者も手を出しやすいですね。脂質は普通のハンバーグよりも少ないので、食べていても罪悪感を抱きません。

見た目はまさにハンバーグそのもの。食感もハンバーグですが、風味が少し大豆っぽく肉特有の肉汁はないと感じられます。

中身にはチーズのような白い大豆クリームが入っておりクリーミーで美味しいです。

マルコメ 大豆のお肉(ミンチタイプ)

大塚食品 ゼロミート ハンバーグ(チーズインデミグラスタイプ)
引用:マルコメ

開発元のマルコメといえば、味噌や醤油などの大豆製品が有名な大手食品メーカーです。豆製品の製造が得意分野なマルコメが、同じく豆が原料となる植物肉を製造しています。

「大豆のお肉」の特徴として、湯戻しが不要でそのままフライパンなどで炒めて調理が可能です。これによって肉を切る手間が省け、誰でも簡単に時短料理が可能になります。

1袋あたり100gの容量で、5袋セットで1470円で購入できます。調理方法も多岐に渡り、ハンバーグやそぼろ丼など「大豆の肉」を生かして様々な料理が作れます。

大豆特有の味が少しありますが、味付け次第では一般の肉と変わりない商品です。

植物肉で作る絶品レシピ3選!

植物肉は色々な美味しいアレンジレシピが開発されています。

・唐揚げ
・肉じゃが
・レモン冷麺

今回はその中で3つのレシピを紹介します!

植物肉で作った美味しい唐揚げ(4〜5人分)

植物肉で作った美味しい唐揚げ(4〜5人分)
引用:Vegewel

老若男女問わず人気な、植物肉で作るヘルシーでおいしい唐揚げのレシピ。くず野菜を沸騰した湯に入れ出汁をとり、その中に植物肉を投入します。

これを3回繰り返すことで大豆特有の風味がなくなり、より美味しく仕上がります!レモンやおろした大根を添えるとより唐揚げの味に近づけることができますよ。

・材料
植物肉(ブロックタイプ) 200g
くず野菜(セロリの葉・玉ねぎの皮・キャベツの芯など)
・味付け
水 1.5カップ
干し椎茸 2個
昆布 5cmほど
みりん 1/2カップ
醤油 1/2カップ
日本酒 1/2カップ
自然塩 少々
しょうが 1カケ(すりおろし)20~25g程度
にんにく 1カケ(すりおろし)10~15g程度
粗挽き黒こしょう 適量
なたね油等のお好みの油 小さじ1杯

・衣
片栗粉・玄米粉・米粉・小麦粉などをお好みで 適量

・揚げ油
なたね油または米油  適量
引用:Vegewel

植物肉で作った美味しい唐揚げのレシピはこちら!

植物肉で作った美味しい肉じゃが(2人分)

植物肉で作った美味しい肉じゃが(2人分)
引用: Vegewel

「お袋の味」として現在も人気が高い、植物肉で作る美味しい肉じゃがのレシピ。30分以上酒やダシに漬け込んだ植物肉は大豆の臭みが取れてとても美味しく、簡単に仕上がります。

えんどう豆をのせ、見た目に華やかさがプラス。厚揚げも植物肉と一緒に煮込むと美味しいです。男女ともに人気が高いメニューなので、食卓で出すと喜ばれること間違いなしですね。

・材料
植物肉(乾燥タイプ) 50g
じゃがいも 小2個
玉ねぎ 小1個
にんじん 小1本
糸こんにゃく 120g
ゆでたスナックえんどう 6本
水 カップ1杯(200cc)
サラダ油 小さじ2

・材料に漬けるもの
椎茸と昆布の合わせダシ カップ1杯(200㏄)
酒 カップ1/2杯(100㏄)

・途中から加えるもの
てんさい糖、醤油 各大さじ3
引用:Vegewel

植物肉で作った美味しい肉じゃがのレシピはこちら!

植物肉で作った美味しいレモン冷麺(1人分)

植物肉で作った美味しいレモン冷麺(1人分)
引用:Vegewel

夏に食べたくなる!植物肉を使ったヘルシーで美味しいレモン冷麺のレシピ。冷蔵庫に入れた冷麺スープに植物肉をつけておくと味が染みて美味しくなります。

市販のタレを使用せず、無添加で健康に優しい冷麺を作ることが可能です。健康に気を使っている方や、植物肉を上手に使って夏を涼しく過ごしたい方におすすめです。

・材料
冷麺 1玉
植物肉(ブロックタイプ) 4枚

・飾りの野菜
もやしナムル 適量
飾りキュウリ 輪切り6枚
飾りトマト 薄切り2枚
飾りレモン 薄切り1枚
大根の水キムチ 適量
コチュジャン 少々

・檸檬冷麺スープ
野菜だしスープ 200cc
昆布茶 2g
水キムチのスープ 大さじ2
レモン汁 小さじ1
おろしニンニク 少々
おろしショウガ 少々
すりゴマ 小さじ2
塩 小さじ1/4
ブラックペッパー 適量
ゴマ油(植物肉を炒める際に使用) 小さじ1
Vegewel

植物肉で作った美味しいレモン冷麺のレシピはこちら!

まとめ

アメリカではヴィーガンの方のみならず、多くの人気を集めている植物肉。

日本の事例をみてもわかる通り、日本でも人気になる日はそう遠くはありませんね。

まだまだ改善点もある植物肉ではありますが、これからの技術発展に期待です。

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Vegewelで大好評のベジレシピの一覧は下記からご覧ください!
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