【わかりやすいイラスト解説!】大豆臭くない!おいしい大豆ミートの唐揚げの作り方

100%植物性・ノンコレステロールで低カロリーの大豆ミート。

ベジミート・ソイミートとも呼ばれ、健康志向やベジタリアン・ヴィーガンの方から人気が拡がり、最近ではスーパーなどでも見かけるようになりました。


ヘルシーでありながら、お肉のような食感とボリュームが楽しめる大豆ミート。

ブロックタイプ・薄切り肉タイプ・ミンチタイプなど、バリエーションも豊富なので、お肉に代えて様々な料理を作れるのも魅力です。

また、乾物なので賞味期限が長く、リーズナブルな価格でお財布にもやさしい。

特に「大豆ミートの唐揚げ」は老若男女問わず大人気なメニューのひとつです。

Vegewelでも、唐揚げはイベントや勉強会などで試食としてご紹介することが多い代表メニューですが、皆さん一口食べると、目を真ん丸にして”美味しい!!”と喜ばれます。

大豆ミートは、下処理のコツをつかめば、より美味しく、より身体にやさしく食卓に取り入れることができます。

今回は、漫画でわかりやすく美味しくてヘルシーな大豆ミートの唐揚げの作り方をご紹介させていただきます。

是非作ってみてくださいね!!

大豆ミートの唐揚げ(4~5人分)

【材料】

  • 大豆ミート(ブロックタイプ) 200g
  • くず野菜(ネギの葉先や根っこ・人参の頭・セロリの葉・玉ねぎの皮・キャベツの芯・きのこの端っこなど)

■下味付け

  • 水 1.5カップ
  • 干し椎茸 2個
  • 昆布 5㎝程度
  • みりん 1/2カップ
  • 醤油 1/2カップ

●日本酒 1/2カップ
●自然塩 ひとつまみ
●しょうが 1カケ(すりおろし)20~25g目安
●にんにく 1カケ(すりおろし)10~15g目安

●粗挽き黒こしょう 適量

  • なたね油などお好みの油 小さじ1

■衣

  • 片栗粉・玄米粉・米粉・小麦粉などお好みで 適量
    (※片栗粉がべじうぇるのおすすめです)

■揚げ油

  • なたね油または米油  適量

【作り方】
① 鍋に水と干し椎茸、昆布を入れておく。

② 大きい鍋にたっぷりの水(分量外)とくず野菜を入れて火にかける。沸騰してから10分程度、野菜のいい香りがするまで煮て、取り出す。


③ ②に大豆ミートを入れて、まんべんなくお湯に浸るように混ぜるか、重石があれば載せて、5分ほど煮て火を止める。(5~10分放置し、触って芯まで柔らかくなればOK)

④ 大豆ミートをざるに上げたら、水を入れた大きなボウルに入れ、絞ってざるに戻す。この作業を3回ほど繰り返す。


注)ここで根気よく、大豆ミートの中から出てくる白い水や泡が少なくなるまでよく絞ること。あとで大豆臭さが残らないコツです。

⑤ ①を火にかける。沸騰したらすぐ昆布は取り出す。
⑥ ⑤に●印の材料を入れ、沸騰したらみりんを入れ、再び沸騰したら醤油を入れ、さらに沸騰したら絞った大豆ミートを入れる。全体に味が絡むようにして再沸騰したら火を止め、お好みの油を入れてなじませ冷めるまで放置する。

※この状態で密封ビニール袋などに小分けにし冷凍しておくと、食べたい時に解凍して揚げることができる

⑦ ビニール袋に食べる分の大豆ミートを入れ、上から衣となる粉を適量振り入れておく。

※下味をつけた大豆ミートは絞らずに粉をまぶすことで、噛んだときにジューシーさが出る

⑧ 揚げ鍋またはフライパンに揚げ油を入れて熱し、粉を落としてみて踊る程度になったら、7に衣となる粉をまぶしながらカラリと揚げる。

⑨ お皿に盛り付ける。


☆ 彩りよい季節野菜や、油の消化を助ける大根おろしやレモンを添えてどうぞ。

☆ お好みで下味付け時にナツメグやローズマリーなどのスパイスを入れるとおいしくなります。


注)今回使用した大豆ミートは、粉末状大豆たん白・エンドウたん白・食物繊維・脱脂大豆・でん粉を原料とした商品です。(下記写真のものを使用)


他に、大豆100%のものや、大豆と玄米で作られたもの等、色々な製品があり、中には崩れやすいものもあります。下処理の加減は、製品の状態に合わせて調整をお願いします。

崩れたものも片栗粉を付けた状態でまとめて結着させて揚げれば問題ありません。

【イラスト:此花あかり】

【アレンジレシピ】夏におすすめ!簡単・美味しい・身体をいたわる大豆ミートの唐揚げのソース2種

甘辛みぞれソース


油だけでなくたんぱく質の消化を助けてくれる大根は大豆ミートを食べるときに是非組み合わせていただきたいものです。お肉やお魚の毒消しにもなるので是非活用してみてください。

【材料】

  • 大根おろし 1カップ
  • みりん 1/3カップ
  • 醤油 1/3カップ
  • バルサミコ酢 少々(なくてもOK)

【作り方】
① 小鍋にみりん・醤油・バルサミコ酢を入れて沸騰させる。

② 大根おろしを加え、再沸騰させて数秒(酵素が壊れないよう短時間で)ほどで火を止める。

塩麹レモンソース


さっぱりとしてさわやかなレモンの酸味と発酵調味料の塩麹が、蒸し暑い夏にもぴったり。腸にもやさしいおいしさです。

【材料】

  • 塩麹 大さじ2
  • レモン汁 大さじ2
  • 本みりん 大さじ2

【作り方】
① 小鍋に本みりんを入れて火にかけ、沸騰させアルコール分を飛ばし、煮切りみりんを作る。

② ①と塩麴・レモン汁を混ぜ合わせる。

こちらもご参照ください
お肉好きも食べてみたくなる!大豆ミートを選ぶ8つの理由と使い方のコツ

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千葉芽弓/Miyumi Chiba

千葉芽弓/Miyumi Chiba

千葉芽弓(Miyumi Chiba)
ベジフードプロデューサー
Vegewel プロデューサー
Tokyo Smile Veggies 主宰

日本に根付いた伝統食を生かしたベジ・ヴィーガン食から健康や環境保護などの社会問題の解決や、ダイバーシティとしての真のおもてなしを目指し、メニューコンサルタント・製品開発・食育を行う。