ニップンが提案する新しいプラントベースのカタチとは?「温めるだけ・かけるだけ・まぜるだけ」で、おいしさと地球の未来をつなぐ【10%OFFクーポン】

「人々のウェルビーイング(幸せ・健康・笑顔)の追求と持続可能な社会の実現への貢献」という理念のもと、さまざまな食品事業を展開している株式会社ニップン。

小麦粉をはじめ、パスタや冷凍食品といった同社の主力商品をスーパーで目にしたことがある方も多いはずです。

そんなニップンに、植物性素材100%で作られた、多彩なプラントベースフードの商品があることをご存じでしょうか?

Vegewel編集部では今回、この『プラントベースシリーズ』の開発担当者にインタビュー。シリーズの特色や開発ストーリー、商品づくりに込められた想いなどを、実食レポートとともにお届けします!

記事の最後には、ニップン公式通販『ニップンダイレクト』で使えるプラントベースシリーズ全品10%OFFクーポンもありますので、ぜひ最後までご覧ください。

食の多様性への貢献をめざした「プラントベースシリーズ」


バリエーション豊かなニップンの家庭用冷凍プラントベース食品

Vegewel編集部(以下、編集部):ヴィーガン認証も取得している御社の冷凍『プラントベースシリーズ』には、主食と主菜がワンプレートになった「よくばりプレート」などの家庭用商品と、パスタソース、パンケーキ、そぼろといった業務用商品(一般消費者も購入可)の2種類がありますよね。

このうち、業務用の商品を今年10月に『ベジカフェ』というブランドにリニューアルされたと伺いました。リニューアルのポイントはどのような点にありますか?


リニューアル後の『ベジカフェ』新パッケージ

開発担当・峰澤さん(以下、峰澤※敬称略)『ベジカフェ』では、これまでの業務用商品と材料や味わいはそのままに、パッケージをよりシンプルで分かりやすいものに変更しました。

ヴィーガンやベジタリアンといった、普段からプラントベースな食生活を送っている方はもちろんですが、より幅広い層の皆さんにも召し上がっていただき、多様な食のスタイルに貢献できる商品にしていくことがリニューアルの目的です。

当社では「おいしさ」にこだわって商品づくりに取り組んでいます。『プラントベースシリーズ』においても、「おいしいものを食べていて、気がついたらそれが健康や地球にとっても良いことに繋がっていた」というカタチが理想的だと考えているんです。

編集部:『ベジカフェ』というネーミングにも何か意味が込められているのでしょうか?

峰澤:欧米と比べて、日本では様々な面でプラントベースに敷居の高さを感じる方が少なくありません。そんな皆さんに向けて、身近に寄り添える、近所のカフェのような存在でありたいという想いから、このように名づけました。

一番大切なのは、普段の暮らしの中で楽しんで食べ続けられること


ベジカフェを使えばプラントベースの料理の幅が広がる

編集部:『ベジカフェ』の商品は、「おいしいこと」や「サステナブルであること」に加え、「我慢せずに続けられること」をキーワードに作られているそうですね。

峰澤:おいしくないものを、身体や環境に良いからと言って食べ続けてもらおうとするのは、メーカー側のエゴなのではないかと感じています。

当社では(動物性食材を使った)いつもの食事と変わらない、おいしいプラントベースフードを提供します。それを当たり前のように皆さんが召し上がっていたら、結果的に健康や地球にやさしいことをしていました、という姿を目指していきたいと考えています。

実際に当社のプラントベース商品を召し上がった皆さんに感想を伺うと、「植物性であることに全く気づかなかった、おいしかった」とおっしゃっていただけるんですよ。

編集部:御社のプラントベース商品は「温めるだけ・かけるだけ・まぜるだけ」といった調理の手軽さや食べやすさが特長ですが、このことも無理なく食べ続けられることにつながりそうですね。

峰澤:消費者の皆さんの中には、時短・簡便な調理を好まれる方もいらっしゃいます。そんな方々やプラントベースフードにあまり馴染みのない方に商品を手に取っていただくためにも、お客様にとって使い勝手が良い商品であることが重要だと考えています。

苦労して開発に成功したプラントベースの新素材


ニップンが独自開発した豆腐由来の新素材「ソイルプロ」

編集部:そんな御社のプラントベースフードへの考え方を象徴する食材が、日本古来の伝統食材「豆腐」の加工技術を応用して作られた「ソイルプロ(SOYL PRO)」ではないかと思います。

プラントベース全16商品のうち、カレー、イタリアン、中華、エスニックなどの11商品に使われている、シリーズの基礎となる素材です。

ソイルプロは、一般的な大豆由来の代替肉商品(大豆ミート)とは違うものなのでしょうか?

峰澤:一般的には、大豆ミートは大豆から油分を取り除いた「脱脂大豆」を高温・高圧で成形して作られます。一方、ソイルプロは大豆からまず豆腐を作り、豆腐の水分をしぼったあとに、当社独自の特許製法でたんぱく質を強化して噛み応えある弾力性を出しています。
※特許第7216500号

製造過程で過度な熱を加えないことで、一般的な大豆ミートに特有の炒った大豆臭を感じさせない、クセのない風味に仕上げてあるんですよ。

ひき肉代わりとしてだけでなく、お米と同じように炊いて主食にしたり、サラダなどのトッピングにしたりしてお召し上がりいただけます。お米の代わりにすれば、糖質を減らし、たんぱく質を強化することができます。

肉の代替としてだけでなく、主食やサラダにも利用できるソイルプロ

編集部:一般的な代替肉商品が、文字通り“肉の代わり”としての用途がメインなのに対し、ソイルプロの汎用性の高さは画期的ですね!

峰澤:豆腐由来のやさしい風味なので、素材の持ち味を活かす「和食」のあっさりとしたメニューにもぴったりで、塩や砂糖、調味料を多用した濃い味付けをしなくてもおいしく召し上がっていただけます。

編集部:和食にも使いやすいって新しいですね!

峰澤:ほかにも、ソイルプロは植物性素材ならではの冷めても固くならない特性に加え、本来のクセのなさから冷えても臭いがこもりません。

特殊製法によって、冷凍しても、逆に加熱をしても味や食感が変わりません。調理の際にも水戻し・水切り不要で袋から取り出してそのまま使えますので、簡単、便利に調理できる素材です。


ソイルプロを使った、しょうゆそぼろ

編集部:ソイルプロというネーミングもユニークですね。

峰澤:日本で古くから食べられている伝統的な和の食材「大豆(英語でソイ)」を現代の食に融合させ、「大地(英語でソイル)」の恵みに感謝しながら、日本の食を充実したものにしていきたい、将来的に日本の食の新しい定番となるような商品を作りたい、という想いを込めました。

また「プロ」は大豆のメインとなる栄養素であるたんぱく質(プロテイン)に由来しています。


温めてご飯に載せるだけで、簡単に一品が完成

編集部:ソイルプロという、これまでにない商品を生み出す上で苦労したことは何でしょうか?

峰澤:コンセプト作りや基礎的なリサーチを一から始めた新素材ということもあり、発売までには5年という長い時間がかかりました。

私自身が豆腐屋さんに修行に行き、大豆の煮方や豆腐の固め方、水の搾り方といった豆腐の製造方法を基礎から教えていただくところからスタートしています。開発者として、素材そのものに向き合い、豆腐づくりを科学的な視点から学ばせていただく貴重な経験になりました。

開発にじっくり時間をかけた分、皆さまに喜んでいただける自信作ができたと思っています。そして、弊社のプラントベース商品にも幅広く使うことができる素材となりました。

編集部:現代の暮らしにフィットし、未来の食の在り方も見据えた商品でありながら、そこには日本の伝統的な食の知恵が活かされている。まさに、“温故知新”の商品なんですね。

峰澤:最新のテクノロジーを活用し食にまつわる課題解決や食の新しい可能性を広げていく「フードテック」という言葉を最近よく耳にしますが、ソイルプロはまさに豆腐の加工技術とフードテックによって、新たな可能性を導き出された食材だと感じています。

伝統的に和食に活かされている素材の加工技術には今後も注目し続け、その素晴らしさを国内のみならず世界に向けても発信していけたら嬉しいです。

超時短調理で本格派!実食で分かった『プラントベースシリーズ』の底力


『プラントベースシリーズ』はすべて、レンジ調理や湯煎などをするだけで簡単に食べられる

飲食店向けの調理素材として開発されたソイルプロを家庭でも手軽に楽しめるようにと作られたのが、主食とおかずを一皿に盛りあわせた、イタリアン・中華2種類の「よくばりプレート」、そして「カレー」と「ボロネーゼ」です。

今回はそれらとともに、湯せんなどの簡便調理でカフェメニューが味わえる『ベジカフェ』シリーズから、「しょうゆそぼろ」「ガパオ」「キーマカレー」「豆腐ミートのボロネーゼ」「ビーツのロゼソース」と「ヴィーガンパンケーキ」を試食させていただきました。

1.豆腐から作ったお肉のミラノ風ドリア&カポナータ


1人前300gで407kcal、プレートには森林認証紙を使用

もち麦入りのターメリックライスにミートソース(ソイルプロ入り)とクリーミーな豆乳ソースがかかり、温めてとろける植物性チーズをトッピングした「ミラノ風ドリア」、そして、ごろっと存在感のあるなす、ケール、赤黄パプリカを使った彩り良い「カポナータ」がセットになった商品です。

冷凍庫から取り出し外袋から出したら、そのまま電子レンジに。600Wで約6分~6分半加熱していただきます。


ソイルプロが入ったドリアのミートソース

マイルドな味わいのドリアと、フレッシュな酸味のカポナータとのコントラストがおいしいひと皿でした。動物性のクリームやチーズを使用していないのに、コクがあり、食べ応えもバッチリです。

また、カポナータに使われたケールとパプリカのシャキシャキ感と揚げなすのジューシーさは、冷凍食品とは思えないクオリティ!美しくカットされた野菜の彩りがとても良く、おもてなし料理にも使えそうです。

2.中華風炊き込みご飯&豆腐から作ったお肉の麻婆なす


中華ならではの味付けのためか、1人前389kcalながら満腹感は十分

プレートの左側が「中華風炊き込みご飯」。ごま油がほのかに香り、にんじん、しいたけ、たけのこの食感が良いアクセントになっています。


おおぶりの揚げなすがごろごろ入っている

右側は、清酒とネギで香り良く、仕上げの唐辛子油の辛みがピリリときいた「麻婆なす」。昆布や椎茸の旨みでおいしさを底上げした、味噌を使った甘辛いソース(ソイルプロ入り)がなすだけでなく、ケール、ニンジン、ピーマンにもよく合います。

あっさりとした炊き込みご飯と濃厚な味わいの麻婆なすのコントラストで食が進みました。

3.14種のスパイス2種盛りキーマ&トマトカレー


電子レンジ(600W)で約5分20秒加熱して食べる

ひき肉の代わりにソイルプロを使ったキーマカレー(容器左上)と、旨みたっぷりの完熟トマトカレー(同右下)の2つのカレーを一度に味わえる贅沢な商品です。

キーマカレーはスパイスを14種類も使っている本格派。たっぷり入ったソイルプロの食感を存分に楽しめました。

4.煮込んだ野菜の深い味わい豆腐から作ったお肉のボロネーゼ


デザイン性が高いプレートは環境に配慮したPEFC認証紙製

冷凍パスタブランドとして20年の歴史があり、冷凍パスタ市場売上No.1※の『オーマイプレミアム』シリーズのプラントベースメニューで、ひき肉の代わりにソイルプロを使用したボロネーゼソースがかかっています。

煮込んだ野菜のペーストをたっぷり使ったソースが、デュラム小麦のセモリナ粉で作ったコシの強いパスタとよく絡み、冷凍食品とは思えない食感と味わいに驚きました。

※インテージSCI(15~79歳)冷凍パスタ市場 2019年4月~2023年5月ブランド別累計購入金額ベース

5.キーマカレー、しょうゆそぼろ、ガパオ


左からキーマカレー、しょうゆそぼろ、ガパオ。加熱したトマト、コーン、ピーマンを彩りに添えて試食

ひき肉は使わずに、しっかりした食感と満足感を感じられる3種です。スパイスの清涼な辛みがきいた「キーマカレー」、甘辛の味付けが絶妙な「しょうゆそぼろ」、にんにくとバジルが香る「ガパオ」、どれも大豆のくせのある風味は一切ありません。

特に感動したのは「しょうゆそぼろ」。甘辛の味付け、旨味、食感のすべてが予想以上で、ご飯との相性が完璧でした!

「ガパオ」はしっかりした味付けなので、フォーなどのあっさりとした汁麺のトッピングにもよさそう。いずれも冷凍品を湯煎(5分)か流水解凍(15分)するだけで、すぐ食べられます。

※『ベジカフェ』は業務用商品ですが一般の方も購入可能です。

6.豆腐ミートのボロネーゼ、ビーツのロゼソース


左からビーツのロゼソース、豆腐ミートのボロネーゼ

どちらもパスタ用のソースで、冷凍品を4~5分湯煎したら、そのままパスタにかけて食べられます。ボロネーゼ、ロゼソースともにパスタ本来の香りや味わいが引き立ち、食べ応えも十分。

ロゼソースには角切りのビーツもたっぷりと入っています。2種類のソースをまぜながら食べてみるのも個人的にはおすすめです。

2種類ともにしっかり旨味があるので、ロゼソースはアスパラやカブなどの温野菜、ボロネーゼは蒸したジャガイモやサツマイモなどにかけてもおいしくいただけました。

7.ヴィーガンパンケーキ


電子レンジやオーブントースターでも調理できますが、室温で自然解凍も可能(約25℃で30分)

袋をあけた瞬間に良い香りが漂い、期待を裏切らないフワフワ食感がたまりません。微量の塩が素材の甘みを引き立て、酸味のきいたフルーツによく合いました。

生地の甘さは控えめなので、ボロネーゼソースや野菜などと合わせて、食事系パンケーキとしても使えます。朝食や小腹が空いた時のおやつとしても最適です。

外食の現場で広がる、ニップンの『プラントベースシリーズ』


ヴィーガンパンケーキを使ったアレンジメニュー。

インタビューの最後には、ニップンのプラントベース商品の現状と今後の展開についてもお話を伺いました。

編集部:今回のリニューアルでは、新しく「ガトーショコラ」が『ベジカフェ』のラインナップに加わりましたね。これまでも「パンケーキ」の商品はありましたが、どちらもまさにカフェで好まれそうなメニューです。こういったスイーツメニューを含め、外食の方からの反応はいかがでしょうか?


新商品のガトーショコラ

峰澤:今回のリニューアル前のパッケージのものではありますが、『ベジカフェ』は海外からのお客様も多いテーマパークでの採用実績もあり、外食の現場でも高い評価をいただいています。

また、商品展示会などで飲食店のシェフなどから話を聞くと、プラントベースフードのニーズは近年急速に高まってきていることを肌で感じます。当社の『プラントベースシリーズ』はどれも仕込みや調理の手間がかからず、少人数への提供も可能です。

そのため、プラントベースを必要とするお客様をお迎えする飲食店、宿泊施設、レジャー施設などで便利に使っていただけると思います。

編集部:コロナ禍が明けてインバウンド需要が戻ってきている中、確かにそのようなニーズは高まってきていると思います。ニップンさんの『プラントベースシリーズ』と『ベジカフェ』の今後が楽しみです!

本日は貴重なお話をどうもありがとうございました。

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【クーポンコード】
vegewel

【クーポン利用期限】
2023年12月31日23:59迄

【クーポンの使い方】
ニップンダイレクトにアクセスし、購入したいプラントベース商品をカートに入れます。

カート画面内の「クーポン利用」欄にクーポンコードを入力し、「適用」ボタンを押してください。クーポン適用後の合計金額が表示されますので、そのまま購入手続きにお進みください。

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Vegewel編集部

Vegewel編集部

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