東京の野菜が大集合!「サザンタワーダイニング」の、野菜が主役のベジフルコース【東京・新宿】

東京・新宿にある「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」内の「サザンタワーダイニング」では、東京産の野菜を使った料理を提供しています。

季節ごとに旬の野菜を楽しめる「東京野菜が主役のベジフルコース」は、ヴィーガン対応が可能です。

ヴィーガン対応をお願いして、「東京野菜が主役のベジフルコース」を体験してきました。美しいお料理の数々や、シェフのこだわりをレポートします。

思い出に残るおもてなし

「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」では外国のお客様が多く、日本らしいおもてなしができないかと考えていたそう。

「Made in JAPAN、Made in TOKYO」で喜んでもらいたいという願いを込めて、2018年より東京の食材を使用したメニューの考案を開始し、「東京野菜が主役のベジフルコース」が作られました。

また、国内のお客様にも都内に多くの農園があり高品質な野菜が育てられていることを知ってほしいという想いで提供されているそうです。

料理長の石川篤志(いしかわあつし)シェフはフランスで修行した経験があり、現地のレストランで提供されている野菜料理の品々から影響を受けて、ご自身でも野菜料理や野菜だけのコースを創作したいと思い描いていたそうです。

コースで使用される野菜には、農園からこだわっています。

海外のお客様は農薬を使用した野菜の摂取をためらう方が多いため、「農業生産工程管理」と呼ばれている安心・安全な食材であることを可視化できるGAP(Good Agricultural Practices)の認証を取得している農園の野菜を中心に使用しています。

石川シェフは、使用している野菜の農園に調理スタッフやサービススタッフとともに訪問して、種植えや収穫などの農作業を実際に体験。

栽培することの大変さや食材のありがたみを再認識し、今まで以上に野菜を大切に扱い、なるべく捨てるところを出さず、すべて美味しく食べられるように調理しようと思ったそうです。

さらに「野菜ソムリエ」の資格も取得。栽培への想いや野菜の知識を深め、それぞれの野菜の魅力をいかした料理を提供しています。

「美味しく食べて心も体も幸せになる料理を提供する」。そんな想いを大切にしている石川シェフ考案の野菜づくしのコース料理を早速いただいてきました。

野菜を知り尽くしたシェフが作る「東京野菜が主役のベジフルコース」

「東京野菜が主役のベジフルコース」はランチ4,700円(税込)、ディナー6,000円(税込)で、ランチとディナーでは前菜1品の内容が異なります。

通常の内容は乳製品や卵などを使用している場合もあるため、予約時にヴィーガン対応希望と伝えて予約しました。

※ヴィーガン対応は事前予約が必須です。


最初に出てきた「野菜スティック」は、季節の野菜をフランス産のお塩と大根を使ったガスパチョ風ドレッシングにつけていただきます。

ドレッシングそのものに野菜がたっぷり使われているので、食べるドレッシングのような感覚でした。


前菜は2品で、1品目は「野菜のテリーヌ」です。

バルサミコ酢で木目調に描かれた秋らしいお皿の上には、さまざまな野菜・きのこ・エディブルフラワーなどが美しく盛りつけられています。

野菜のテリーヌはかぼちゃやじゃがいもなどをアガーで固め、キャベツが巻かれています。

ほんのり昆布の出汁を感じる優しい味つけです。


2品目の「旬野菜のスープ」は、トマトベースの温かいスープです。

野菜がゴロゴロ入っていて、トマトやかぼちゃの甘みが感じられて満足感があります。


ディナーは「旬野菜のスープ」の代わりに「茄子のソテー」になります。

ランチタイムに伺ったのですが、今回は特別にディナーで提供している「茄子のソテー」もいただきました。

オーブンでローストして皮を剥いた茄子を、メープルシロップ・ビネガー・バニラで漬け込んだ甘酸っぱい茄子のソテーです。

酸味が強く、周りに添えられたカレー風味のマイルドな茄子のピューレとよく合います。


「料理長が厳選する秋野菜のメインプレート 〜野菜のおいしさを最大限に引き出す調理法で〜」は、この日はバターナッツかぼちゃがメインでした。添えられているきのこや落花生もすべて東京産です。

黒い色のものはオリーブをローストしたもので、畑の土をイメージしています。


中央の包みを開けると大きなバターナッツかぼちゃが入っていて、ミックスベリーの甘い香りが広がります。

とても甘いバターナッツかぼちゃで、皮が口に残らず柔らかいのが印象的でした。

こんなに柔らかいバターナッツかぼちゃの皮は初めてだったのでシェフに伝えたところ、余すことなく味わって欲しいという想いから長時間じっくり火入れして作ったそうです。


デザートは「オーツミルクのブランマンジェ」で、苺・ぶどう・スパイスで香りづけされた洋なしのコンポートが添えられています。

ミルキーでコクがあり、ちょうどいい甘さでした。


食後のセットドリンクはコーヒーを選びました。そのほか紅茶も選べます。


こちらのコースにはバゲットとオリーブオイルもついています。

お肉やお魚がなくても野菜の美味しさを堪能できて、ボリュームもあるので大満足でした。


20階にある「サザンタワーダイニング」は、晴れている日は大きな窓から景色が楽しめます。

都会のど真ん中で、東京の美味しい野菜を使ったお料理を味わえて、新たな東京の魅力を知ることができるおすすめのコース料理です。

ご利用の際は、ご予約をお忘れなく!

電話:03-5354-2172(ホテル予約/9:00〜18:00)
営業時間:
朝食(6:30〜10:30)
ティー(10:00〜11:30)
ランチ(11:30〜16:00)
ディナー(17:30〜22:00)

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

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WatanabeSayuri

WatanabeSayuri

身体を壊したことをきっかけに、通院生活を送りながら様々な食事方法を学ぶ。その中でRawフードと出会い、現在はRawスイーツ教室やイベンドを主宰、企業向けにレシピ開発を行う。また豆腐の普及活動に携わり、日本の伝統食である豆腐の素晴らしさを伝えている。