アースデイ東京に、地球に優しいヴィーガンの企画エリアが初登場【FOOD QUEST(フードクエスト)・代々木公園】

毎年、代々木公園をメイン会場に開催する「アースデイ東京」。

「地球のことを考え行動する日」がキーワードのこのイベントは、今年11万人もの来場者を記録。環境への関心の高さを改めて実感するイベントとなりました。

そして、今回は、アースデイ東京初となる、ヴィーガンをテーマにした企画展示エリアが登場!食から環境を見直すきっかけになるエリアに、多くの人が詰めかけました。

大人気となったイベントの初日、4月21日の模様をお伝えします。

ところで、アースデイとは!?


「アースデイ」は、世界175カ国、約5億人が参加する世界最大級のフェスティバルです。また、民族・ 国籍・信条・政党・宗派を越え、地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動でもあります。

1970年、アメリカのG・ネルソン上院議員が、4月22日を「地球の日」であると宣言したことから誕生しました。

この宣言を通し、環境問題に対して人々に関心をもってもらおうと、アースデイは全米へと広がり、最初のイベントは延べ2000万人が参加しました。


アースデイ東京の今年のテーマは、「EveryDay EarthDay〜地球1個分の暮らし〜」。

世界中の人が今の日本人と同じような暮らしをしたら、「地球資源が2.8個分」必要と言われています。

今回は、SDGs(持続可能な世界を実現するためのグローバル目標)にある「誰ひとり取り残さない」ことを目指し、「私たちの世界を変革する」ために、「地球1個分の暮らしの実現」と「使い捨てプラスチックを手放していく」ための展示や飲食ブースが集いました。

ヴィーガンブースの気になる中身をご紹介!


アースデイ東京は、毎年単年度の実行委員会形式で実施されています。

今年はエシカルヴィーガンプロジェクトチームが立ち上がり、そのメイン企画が、ヴィーガンメニューを取り入れたブース「FOOD QUEST(フードクエスト)」です。

JALの機内食を始め、様々なヴィーガンメニューの監修を行う「みんなのごはん」が企画プロデュースをし、美味しいヴィーガン料理の提案やプログラムを行いました。


クエストというだけあって、100平米のエリア内の各ブースを、食にまつわる冒険の謎解きをするように回ります。

携帯から参加できるクイズに答えていくと、メダルがもらえ、商品が割引になるというご褒美が!

【石井食品株式会社】


イシイのミートボールで有名な石井食品。無添加にこだわった安心・安全な商品作りと、厳選素材によるシンプルな美味しさを追求しています。


全粒粉のパンに挟んでいるのは、ミートボール?

そうなんです、あの「イシイのミートボール」からヴィーガンバージョンが発売予定ということで、今回がそのお披露目となりました。

「大豆ミートボールドッグ」は、言われるまでお肉ではないとわからなかった方が続出。一口でも食べ応えのあるヴィーガンミートボールが、ゴロッとサンドされていました。

このミートボールの美味しさは、早く皆さんに体感して欲しいです。発売が待ち遠しい!

【SHARP株式会社】


ウォーターオーブン「ヘルシオ」や「水なし自動調理鍋ホットクック」を使って、ボタン一つで簡単調理ができるミールキット「ヘルシオデリ」からは、ヴィーガンのミールキットをご紹介。

こういうヴィーガンの商品待ってました!という方も多いのではないでしょうか?忙しい現代人の食生活も手軽にサポートしてくれる、健康的で便利なサービス商品です。

【VEGAN BURGER NOURISH(ヴィーガンバーガーナーリッシュ)】


昨年新丸子にオープンしたヴィーガンバーガー店が出店。 全てのメニューに自然栽培の野菜が使われているこだわりのお店です。

定番の「NOURISH BURGER」はここでも人気。今回のイベントでは、自然栽培の人参のソテーが入っていました。大豆・椎茸・蓮根などの野菜がたっぷり入った無添加パティは、野菜の旨味を感じ、いつ食べても変わらぬ美味しさです。

合わせたドリンクは自家製のオーガニックコーラ。すっきりした味わいで飲みやすい。

ハンバーガーにコーラなんてジャンクな感じですが、ベジなのでカロリー・コレステロールもオフ。罪悪感なく食べられました。


こちらは「やみつき!ベジカルビバーガー」。選んだのは真っ黒のパン。この黒い色の正体は竹炭です。パンのチョイスはこの他にも、天然酵母の全粒粉・米粉パンがあり、自分好みにカスタマイズできました。

取材記事はこちら
自然食レストラン・ナーリッシュが、新しくバーガー専門店、VEGAN BURGER NOURISH(ヴィーガンバーガーナーリッシュ)をオープン!【新丸子】

【MOR Happiness(モアハピネス)】


ヴィーガンスイーツといえば!の名店。低GI・白砂糖不使用・グルテンフリーなので、まさにギルトフリーなスイーツです。

オーガニック食材にもこだわっていて、この日はお子さんの安心なおやつとして買われる方も多かったです。


今回は、石井食品の無添加の和栗を使ったシリーズが、イベント限定メニューで登場。グルテンフリーとは思えない!ふわふわマフィンとパウンドケーキ。米粉=もちもちのイメージが覆りました。

写真左上から、ほうじ茶モンブランパウンドケーキ・ゴロッと栗マフィン・有機京都抹茶の栗マフィン。どれも無農薬野菜の米粉、甘みには有機デーツシロップを使っています。

和栗のやさしくてホクホクした食感を味わう度に、心がリラックスできました。

取材記事はこちら
身体の内側から健康を。お菓子でも栄養たっぷりのMOR Happiness(モアハピネス)【吉祥寺

【小湊鉄道】


約77万年前に地球の磁場(N極・S極)が最後に逆転したことを証明する地層、「チバニアン」にアクセスできる小湊鉄道。

SLをモチーフに、クリーンディーゼルを搭載した「房総里山トロッコ」にのって、まるでタイムスリップするような里山満喫の旅はいかがですか?

【みんなのごはん・石井食品】


みんなのごはん・メニュー開発責任者の山口博之(やまぐちひろひさ)さんが、石井食品の無添加食材を使った、簡単クッキングデモを披露!


ベジレストランの新規開拓が2,000店舗を超える、ヴィーガンモデルの室谷真由美(むろやまゆみ)さんが、おススメメニューを「室谷真由美セレクション」としてご紹介。イベントを盛り上げていました。

みんなの未来につながる食生活としてヴィーガンを提案


「私達が古来からイノベーションを繰り返してきた「食」にまつわる技術や、それに伴う課題を紐解き、それに対して、現代を生きる私達がとるべきアクションとは何なのか?

そして、未来の地球や子どもたちに、どのような世界を残す事が出来るのか?をテーマにしました。

お越しの皆様が、少しでも食に対する洞察を深めて頂ける機会になればと思い、FOOD QUEST(食の探求)と名付けました。」と語る、みんなのごはん・岩溪寛司(いわたにかんじ)さん。

会場では、ヴィーガンがなぜ環境に良いのかも説明し、まずは週に1回気軽にヴィーガンを取り入れてみませんか?と提案していました。


今回、ヴィーガンエリアを主催した、アースデイ東京エシカルヴィーガンプロジェクトチーム代表、廣岡輝(ひろおかてる)さんは、
「多様な価値観の差異を超えて、このプロジェクトが、世界の持続可能な食の未来を考えるきっかけになればと思います。」と言います。

ヴィーガンという言葉だけを聞くと、特別な食事のように聞こえますが、美味しくて、健康にも良く、地球の環境を守ることもできるなら、普段の生活にヴィーガンを取り入れてみたくなりますね。

楽しいきっかけからヴィーガンについて考えることができる、素敵なイベントブースでした。来年のアースデイ東京も楽しみです!

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岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

ヴィーガンフードアナリスト®︎
ベジタリアン・ビーガン・グルテンフリーなどヘルシーな食のフードライターとして活動。 保育士経験から子供たちの未来を守るため、オーガニックや自然栽培など食の安全にも取り組む。インバウンド対策やアレルギー・環境問題から、ヴィーガンに関するセミナー等も開催。自身も10年以上のヴィーガン。 メディア出演:The Japan Times、日テレ「人生が変わる1分間の深イイ話」、チバテレビ「ジャルっと爆ハリ」等。