モンドセレクション金賞のエナジーバーを開発した「Bardon(バードン)」が都内に店舗をオープン【東京・銀座】

ナッツとドライフルーツだけでできた「Kanae Bar(カナエバー)」は、ベルギーの食の祭典「モンドセレクション」で2017年に「優秀品質最高金賞」を受賞したエナジーバー。メディアでも度々紹介されているので、知っている方も多いのではないでしょうか。

そんなエナジーバーを手がけている「Bardon」は、2016年に茨城県に工房併設のショップをオープンして以来、オンラインショップをメインに「Kanae Bar」を販売していましたが、より多くのお客様に食べてもらいたいという想いのもと、2023年10月に銀座に店舗をオープンしました。

場所は銀座駅、東銀座駅、京橋駅など、複数の駅から徒歩圏内のところにあります。

「Kanae Bar」の魅力や、新規オープンした店舗の様子をレポートします!

バーを作るきっかとなった英国留学

オーナーの勝田佳捺絵(カツタカナエ)さんは、英国留学をしていたときにナッツとドライフルーツでできたオーガニックバーと出会いました。

当時、日本では小麦や砂糖を主原料とするバーが主流だったので、ナッツとドライフルーツのみでできた健康的なバーは珍しく、その美味しさに衝撃を受けたそうです。

さらに、質のいいナッツを食べ続けていくうちに肌荒れや頭痛などのさまざまな体の不調も改善されてナッツの虜に。

その経験から、手軽に食べることができて、健康や美容にいいMade in Japanのナッツバーを作りたいと思い、「Bardon」を設立しました。

社名は、バーの製造会社として、味のクオリティ・健康面・持続可能な社会を目指すバーの主になりたくて、Bar(バー)のdon(ドン:主)と命名したそうです。

「Bardon」の看板商品「Kanae Bar(カナエバー)」ができるまで

留学先の英国では、オーガニックやフェアトレード製品の市場規模が大きく、そのような商品の価値を理解して選択している人が多いことに感動したそうです。

また、佳捺絵さんご自身もそれらを選択することの大切さに気づき、農薬不使用、オーガニック、フェアトレードの材料でバーを作ることに決めました。

そして、世界中にあるドライフルーツやナッツを可能な限り調達して試作を開始。

材料のひとつであるデーツだけでも、世界には400以上の品種があるため、理想のバーに最適な種類を追求しました。

ナッツは発芽させて低温で乾燥させたものをこだわって使っています。そうすることで消化しやすく、より多くの栄養素を体に摂り入れることができるそう。
高温でローストしていないので、熱で失われてしまう栄養素も生きています。

素材にこだわり、体にいいのはもちろん、とびきり美味しいバーにすると誓い、数百を越す試作をして完成させたバーは、つなぎをいっさい使わずにナッツとドライフルーツのみで作った自信作。

佳捺絵さんの名前から「Kanae Bar」と名付けました。

発売から3日後にはベルギーの食の祭典「モンドセレクション」に挑戦。スターシェフや学者をはじめとする70名以上の著名な専門家より評価を受けて「優秀品質最高金賞」を受賞しました。


モンドセレクションで認められた「Kanae bar」は銀座店でも購入できます。


他にもフレーバーナッツ、クッキー、チョコレートなど、体に優しいアイテムを販売していました。

銀座店にはイートインスペースがあり、オンラインでは販売していないカフェ限定メニューもあります。

植物性の選択肢が増えることを願って開発した数々のメニュー


銀座店で提供している料理の多くは、ベジタリアン対応のプラントベースメニュー。

佳捺絵さんは、留学していた時のホームステイ先のお母さんがベジタリアンだったことから、なぜベジタリアンになるのかを調べ、畜産業や地球環境の現状を知ったそうです。

また、農薬や化学肥料を使わない野菜、フルーツ、ナッツなどの食べ物は、美味しくて体にも地球にも優しいということを「Bardon」のメニューを通して多くの人に知ってもらいという想いから、植物性の食事を選択することが増えることを願いながらメニュー開発、提供されています。

農家さんから食べる人まで、関わるすべての人が安全でフェアであることも大切にしており、材料の8割以上はフェアトレードの作物を使用しています。

銀座店で食事メニューやスイーツを堪能

佳捺絵さんのさまざまな想いが詰まったメニューをいただいてきました。


食事メニューもあり、「ビーツのデトックススープ」(税込432円)と「ヴィーガン卵風サンド」(税込388 円)を注文しました。

「ビーツのデトックススープ」は農薬不使用のビーツをたっぷり使っていて、甘くて濃厚です。トッピングの自家製ヴィーガンサワークリームは酸味があり味のアクセントになっています。


「ヴィーガン卵風サンド」は、農薬不使用の玄米を使ったグルテンフリーの自家製パンに、お豆腐とかぼちゃで作った卵風の具材がたっぷり入っています。

ほのかに甘みと香ばしさを感じるモチモチしたパンと、優しい味付けの卵風のサンドイッチです。


デザートは「季節のRaw ショートケーキ」(税込720円)と「ルクマアイスサンド」(税込756円)にしました。

この日の「季節のRaw ショートケーキ」はイチジクのショートケーキでした。
スポンジもクリームもふんわりしていて、非加熱で作っています。美容効果の高いアーモンドをたっぷり使っているそうです。

「ルクマアイスサンド」は、オーツやナッツがベースのザクザクした自家製のクッキーに、ルクマアイスをサンドしてあります。

スーパーフードの「ルクマ」は、キャラメルのような風味で、リッチな味わいです。


もちろん看板商品の「Kanae Bar」も外せません。購入したのは「Kanae Bar CINNAMON」(税込486円)。デーツの自然な甘さ、ナッツのコク、シナモンの香りをほのかに楽しめます。

刻まれたナッツがゴロゴロ入っていて、デーツのねっとり感が強すぎないので食べやすい食感です。

甘味料を使用していなくても満足感があり、パッケージも可愛くて、ヘルシーなギフトとしてもおすすめです。


オープンしてまだ間もないですが、すでにリピートのお客様や、「グルテンフリー」と書いてあるのを見て来店したというお客様を目にしました。

看板商品の「Kanae Bar」以外にもこだわりのカフェ限定メニューが種類豊富に揃っているので、ぜひ銀座店に足を運んでみてください。

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

【Bardon Organic Cafe(バードン オーガニック カフェ)】の場所や詳細な情報はこちら

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WatanabeSayuri

WatanabeSayuri

身体を壊したことをきっかけに、通院生活を送りながら様々な食事方法を学ぶ。その中でRawフードと出会い、現在はRawスイーツ教室やイベンドを主宰、企業向けにレシピ開発を行う。また豆腐の普及活動に携わり、日本の伝統食である豆腐の素晴らしさを伝えている。