開発が進むベトナム・ホーチミンシティはベジフレンドリー!

公開日:2020/03/11

近年開発が進み、活気あふれるベトナムに行ってきました。乾季ということもあり、天気が良く、とても暑かったです。

ベトナムといえば、東南アジアでありながら中国・フランスの要素のまじった独特の文化を作り上げた国。

北部の料理は、隣接する中国やフランス統治時代の影響を受けたものが多く、南部はカンボジアに隣接しているため、ココナッツミルクや香草など東南アジアの料理が人気があります。

宗教は主に仏教なため、ベジタリアンの料理もたくさんあります。野菜やハーブを使った料理も多く、ベジタリアン・ヴィーガンの人には旅行しやすいかと思います。

今回はベトナムのホーチミンシティとフーコック島のベジ事情について紹介します。

ホーチミンシティ編

全部ベジタリアンの大衆食堂 com chay hoa minh


まずはホーチミンシティの一般的な食堂から。こちらはベジタリアンレストランで、英語も通じない、地元の人が食べにくる食堂です。ベジタリアンという言葉は通じたので、入ってみました。


店のおばあちゃんが紙に印刷した英語メニューを見せてくれましたが、どんな料理かわからなかったので、ビュッフェを選びました。店頭に並べてある料理を適当に選ぶことができ、野菜炒め・厚揚げ・大豆肉の料理が多かったです。

QM8Q+93 Nguyen Cu Trinh, District 1, Ho Chi Minh City

ベンタイン市場内、店員さんはけっこう強引


ホーチミンで一番有名な市場「ベンタイン」。食べ物・お土産・服飾雑貨など、あらゆるものが買える場所です。

観光客が多いこともあり、食事エリアではメニューを持った店員さんに色々なものをすすめられます。ベジタリアンメニューも用意されていました。

こちらはあたたかい麺。厚揚げや野菜がごろごろ入っています。ハーブもたっぷりでした。ミントが爽やかです。

こちらは冷たい麺。揚げ春巻きがのっています。この料理が一番美味しかったです。さっぱりしているけど、食べ応えもありました。

QMCX+R8 Ben Thanh, District 1, Ho Chi Minh City

かわいい盛り付けのワンプレート Mang’s mania vegetarian restaurant


1区の広場前にかわいいヴィーガンカフェがあります。入り口はタルト屋さんで、そこを入って2階に上がっていくという不思議なつくりです。

四角のお皿にお弁当のようにワンプレートの食事が入っています。ご飯はブラウンライスか白米が選べました。到着した時間が少し遅かったので麺類は売り切れ、ご飯をいただきました。


大豆肉のミートボールと厚揚げのトマト煮、ブラウンライス、空芯菜の炒め物のセット。


大豆肉をハーブで巻いて揚げたもの、白米、空芯菜の炒め物。量は多くなかったのですが、しっかりとした味付けで満足でした。こちらのお店は外国人のお客さんが多かったです。

ちょっと奥まった穴場のベジタリアンレストラン Bong sung vegetarian restaurant

サイゴン大聖堂の近く、少し道を入ったところの2階にあるレストランでです。豪華な内装、ゆとりがあるテーブルの配置で落ち着いた雰囲気。

料理は創作ベトナム料理で、洋風のものもありました。


注文したのは野菜のミネストローネ(パン付)と焼きそば。ミネストローネは豆やキノコがたくさん入っています。

焼きそばは麺が見えないくらいに野菜がのっていて、どちらもボリュームがあり、女性だと1人前を食べ切れないかもしれません。
食べやすい味付けで、ハーブなどが苦手な人にもおすすめです。

若い店員さんの元気なヴィーガンレストラン VEGGIE SAIGON

1区の川の近くに若い店員さんで活気のあるレストランがあります。こちらは靴を脱いで2階に上がります。ベトナム料理をベジタリアンで味わえる場所です。

ベトナム料理のほかにタイ料理、韓国風の料理もありました。


注文したのは揚げ春巻きののった冷たい麺と、がんもどきのような物が入ったトマト味の温かい麺。パイナップルも入っていました。さわやかで食べやすく、おいしかったです。


デザートにはバナナの入ったドーナツのようなもの。甘さ控えめ、温かいバナナの味がとてもおいしかったです。


持ち帰りでバインミー(バゲットサンドイッチ)も買いました。少しつぶれてしまいましたが、稲荷揚げのようなちょっと甘い油揚げと野菜がたくさん入っていておいしかったです。

食材も買える、土日はヴィーガンビュッフェもいただける Healthy World


ポップな外観からは想像ができませんでしたが、全てベジタリアン対応の素食フードコート。

奥には食材コーナーがあり、肉や魚介類に似せた食材がたくさん売られていて、その再現力に驚きました。品数が多く、冷凍や乾燥の食材がたくさんありました。


こちらでは生春巻きを購入。エビ風の生春巻きとチキン風の生春巻き。一般的なソースと味噌ベースの2種類のソースをつけてくれました。

今回は行けなかったのですが、土日はビュッフェもあるそうです。

オーガニック、健康に気を付けている人はここ。Home food


奥まったビルの1階にある、オーガニック・自然食品系の雑貨店。店内には食材を売っているところと食事のスペースがあります。醤油や味噌なども売っていました。

こちらでは緑の野菜の乾麺と野菜のスープの素を買いました。色々なものが売っていたので、スペースがあったらいろいろ持って帰りたいところでした。

日本人オーナーのサステイナブルピザレストラン 4P’s


日本人のオーナーが2011年に創業した、ホーチミンシティを中心にベトナム国内の4都市18店舗を展開するピザレストラン。サステイナブルで遊び心のある2区のレストランへ。

店内は子供が遊べるアスレチックと野菜を育てる温室が一体化したような作りです。サステイナビリティにも気をつけていて、店の前には看板がたてられています。


れんこんのヴィーガンピザとマッシュルームのベジタリアンピザをハーフ&ハーフでいただきました。れんこんってピザにも合うんだなと新しい発見。

クリームソースのようなチーズがかかっています。2人で1枚でお腹が一杯になります。

ベジタリアンメニューは6種類くらいありました。

フーコック島編


フーコック島はホーチミンシティから飛行機で1時間弱、カンボジアの南に位置する島です。近年リゾート開発が進み、たくさんのホテルができています。

世界最長のロープウェイもあることから特に外国人観光客に人気です。ロシアからの観光客が多いのか、あちらこちらにロシア語も書かれていました。

おしゃれなヴィーガンレストランLa Gom


素敵な食器と料理の盛り付けでとても洗練された雰囲気のレストランです。さまざまなベトナム料理をヴィーガン仕様でいただけます。

注文したのはフォーとバインセオ、そして今回の旅行で何回食べたかわからない春巻きの入った冷たい麺の定番ベトナム料理の3品。


バインセオは野菜がたっぷり、更に付け合せのハーブと一緒に食べる大満足な一品。


フォーをヴィーガンでいただけるところはなかなか少ないです。


ワンプレートも美味しそう。

やっぱりフルーツの宝庫

東南アジアの国にはおいしい料理がたくさんありますが、一番おいしいのは果物じゃないかと思います。道にはたくさんの果物屋があり、スムージー、ジュースまたはその場で切ってもらい毎日楽しめます。


1つ1kg近くあるラグビーボールのようなマンゴーや日本ではなかなか食べられない果物が200、300円で食べらます。

果物好きにとっては本当に天国のようなところです。写真下はサワーサップ。とろっと柔らかく酸味があり、ヨーグルトのような味わいです。


ナイトマーケットもあり、今の流行はコールドストーンの上で、アイスクリームとフルーツをその場で混ぜるアイスクリームです。

バナナのおはぎのようなもの(写真)もあり、ココナッツミルクをかけていただきます。

いかがでしたでしょうか。ベトナムは今後どんどん変わっていくと思いますが、いつまでもベジタリアン、ヴィーガンフレンドリーな街でいてほしいですね。

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清水えみこ

清水えみこ

農業高校野菜部出身の元花屋
日本語教師
環境・健康・教育業
自然と旅行が大好きです