大豆ミート革命!創業150年豆富の染野屋が作る本当に美味しいソイチキン

更新日:2024/02/21 公開日:2017/06/21

関東を中心として、車での移動販売を主力にこだわりのお豆富を扱っている「染野屋」をご存知でしょうか?

江戸時代の文久2年(1862年)創業の歴史あるお豆富屋さんです。

染野屋が作る豆富は国産大豆100%、天然にがり100%、消泡剤など化学合成添加物不使用。

お豆富は賞味期限を伸ばすために加熱殺菌を行うのが普通ですが、染野屋では大豆の風味と甘みを守るために、加熱殺菌も行っていません。まさに、美味しさを追求するためのこだわりが詰め込まれています。

そんな染野屋が、大豆を原料としたヘルシーな加工食品「大豆ミート」の販売を開始したという話が飛び込んできました。

しかも、それがびっくりするくらい美味しいとか。

そこでVegewelは染野屋の東京本社に伺い、八代目 染野屋半次郎を襲名した小野篤人社長にお話を伺ってきました!

見た目も味も完全に焼き鳥。「ソイの炙り焼き」


こちらが今回の目的である「ソイの炙り焼き」。

冷凍タイプで、3分湯煎するだけですぐに食べられます。焼き目がしっかり付いており、どこからどう見ても肉にしか見えません。

早速お皿に移して頂いてみます。お醤油の香ばしいにおいが食欲をそそります。


「うまっ。。。!!」

ボキャブラリーが貧弱で恐縮ですが、他に表現の仕様がありません。今回取材に訪れたVegewelの3名(ビーガン1名、ノンベジ2名)の意見が完全に一致しました。

大豆ミートの弱点は、やはり大豆特有のにおいです。とてもヘルシーで身体に良いのですが、そのにおいのために苦手な方がいるのも事実。しかし、この「ソイの炙り焼き」にはそうした大豆特有のにおいがほとんど感じられません。

そして、食感も既存の大豆ミートとは明らかに違っていました。お肉の繊維感がしっかりと再現されており、本当の鶏肉のよう。

味付けは醤油を効かせた濃いめ。これだけでどんどんご飯が進みそうです。

ご飯の上に「ソイの炙り焼き」を乗せて、海苔をかけて焼き鳥丼として出されれば、半分くらいの人は何も気付かずに食べてしまいそうなクオリティ!

今回はわさび醬油をつけて頂いたのですが、ビールとの相性もバッチリです。

豆富の染野屋と大豆ミート

ここからは「ソイの炙り焼き」を開発した小野社長のインタビューをお届けします!


-小野社長はビーガンの食生活とのことですが、きっかけは?

「カナダのバンクーバー出身の友人がビーガンでした。彼は環境への配慮からビーガンなのですが、排気ガスを出すのが嫌だから、取手(茨城県)から東京まで歩くような人で。彼から影響を受けて、菜食を生活に取り入れるようになりました。」

-肉を食べない生活をしてみて、何か変化はありましたか?

「キックボクシングをやっているのですが、肉を食べないようになってから、体重は88kgから69kgまで下がり、逆に体力は驚くほど向上しました。健康のメリットをすごく感じています。」

-大豆ミート商品の今後の展開は?

「日本のベジタリアンの食事は、薄味というイメージが強い。だから「ソイの炙り焼き」ではしっかりと濃い味をつけました。かなりご飯が進む味になっています。今回は焼き鳥タイプですが、今後は色々な種類の大豆ミート商品を揃えていきたいと思っています。女子高生が食べても、お肉じゃないと気づかないようなクオリティを目指していきたいです。」

-海外の展開も?

「先日、ヨーロッパで豆富の試食会をやったのですが、大盛況でした。大豆ミートについても、まだ商品を見せていないのに「輸入してくれ」と言われるほど、強い需要を感じています。国内と海外、両方に力を入れてやっていきたいと思います。」

-最後に一言お願いします!
「畜産業が環境に与える負荷は大きいと言われています。そして、毎日食べているお肉の一部を大豆製品に変えるだけでも、環境には大きな影響を与えることができます。大豆製品の普及を通じて、私たちの子供や孫の世代の環境を守る活動を続けていきます。」

-本日はありがとうございました!

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

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