あの”奇跡のリンゴ”入りスムージーも!リニューアル移転の「自然栽培の仲間たち」【自由が丘】

更新日:2019/02/01 公開日:2017/08/21

ベジのカフェも多い自由が丘に、話題の新店「自然栽培の仲間たち」が誕生!

他に類がない豊富な自然栽培商品の品揃えに加え、野菜や果物を使った贅沢スムージーが飲めちゃいます。

時期によってはあの奇跡のリンゴも入ってる?!

身近に安心・安全なお店ができた!


7月28日に自然栽培の野菜や果物、お米などを全国の農家から集めた販売店、「自然栽培の仲間たち」が自由が丘にオープンしました。

農薬なしでは不可能だと言われていたリンゴの自然栽培に成功した木村秋則さんが監修した作物を揃えたお店です。木村さんのリンゴは「奇跡のリンゴ」として映画になったことでもおなじみですね。


写真中央が木村秋則さん。お忙しい中新店舗に来店されました。

自然栽培の野菜、果物、お米、それらを使った味噌などの加工品というバリエーション豊かなラインナップで、生産者から直接届きます。


「自然栽培の仲間たち」はもともと戸越銀座にあったお店。入居していた建物の改修に伴って自由が丘にリニューアル移転しました。

自然栽培の野菜がみなさんの意識に定着して、普段の生活の中で多くの人たちに食べてもらいたいと、ネット販売だけでなく店舗型としてオープンしている自然栽培の仲間たち。”質の高い安心を広めたい”という思いを持ち、木村秋則さんが提唱する独自基準の自然栽培の作物・加工品を作る活動をしている方々の輪でもあります。


お店の棚は自然栽培の野菜だけでこんなにたくさん!!オープン時には多くの方が来店され、この棚がガラガラになったそうです。


そうめんカボチャやバターナッツカボチャなど、カボチャだけでも種類が豊富。普段スーパーでは見慣れない野菜が並びます。ラインナップはそのシーズンや週で変わります。

今更だけど自然栽培って何?!


ところで、自然栽培と有機栽培の違いはご存知ですか?

Q.自然栽培って何!?
農薬も肥料も使わずに、土を始めとする自然が本来持っている力を引き出して作物を育てる栽培方法です。

Q.自然栽培と有機栽培って何が違うの?!
化学肥料、合成農薬の代わりに、天然由来の肥料を使って作物を育てるのが有機栽培です。一言で天然由来肥料といっても、堆肥や枯れ草を使うなど様々です。

一方、自然栽培では何も投入しません。多種多様な微生物が共生できる土壌の環境を作り、野菜が自然本来の姿で育つ環境で栽培する方法です。


そして、ライター自身も長い間勘違いしていたのですが、、

みなさんは自然栽培の野菜は甘いと思っていませんか?!必ずしも美味しい野菜=甘いではありません。

自然栽培の魅力、それは甘みの他にも多くの味が含まれているということです。品種改良や肥料を与えるということは、どうすれば甘くなるかということ追求した結果でもあります。そうして作られた作物は甘さだけが際立っているのです。

自然栽培の作物はその作物本来の味です。旨味や酸味、コクというように甘さだけではない味が豊富に感じられます。

また、同じ品種でもどの地域で作られたかで味が全く違ってくることも自然栽培の魅力です。個性が出るといった方がいいかもしれませんね。

「自然栽培の作物を食べるということはその作物が育ってきたストーリーを感じ、味わい、その命をいただくということです。」と自然栽培の仲間たちの店長、伊藤さんはおっしゃいます。


タグに書かれた「転換中」の文字。

自然栽培の仲間たちでは、一般の畑が自然環境に切り替わるまでの間(農薬、肥料が無害化するまでの間)を「転換中」としています。転換期間はどうしても必要です。その間に作られた作物を、自然栽培の農家さんを増やすための応援する気持ちもこめて一緒に並べています。

気になる奇跡のリンゴ入りスムージーのお味は?!こだわり商品ラインナップ


そんな丹精込めて作られた自然栽培の野菜・果物でできたスムージーをこちらでいただくことができます。

あの「奇跡のリンゴ」も入っていますよ!この日はさらに甘夏ジュース、きゅうり、トマトを使用。驚くべきはその値段。自然栽培の野菜・果物をこんなに贅沢に使っているにもかかわらず、なんとワンコイン!¥500です。

市販品にありがちな過剰に甘いスムージーと違い、野菜と果物をそのままいただいているような、ほのかな甘みと酸味がジュワーっと口の中に広がります。

少しシャリっとしたフローズン感と、野菜や果物が絞りすぎずにほどよく残っているので、いろんな食感を楽しむことができます。飲んでいると体の中に栄養が染み渡っていくような感じがして、飲み終わった後に代謝が良くなった気が?!

(季節や入荷状況によって使用する材料は変わる場合があり、予告なしに終了する場合がございます)

豊富なラインナップ、オススメはこれ!

カレールーやお茶、米の麺・パスタなど、種類も豊富な自然栽培の農作物を使った商品。その中からお店のオススメをご紹介します。


自然栽培米の中からオススメはこちら。
「ササシグレ」と、その子にあたる「ササニシキ」。

ササシグレは品種改良や農薬を使う前から日本で作られていたので、自然栽培に向いていると注目され、近年栽培が復活しました。一度なくなってしまったと思われたことから幻のお米とも言われています。

ササシグレを品種改良したのがササニシキです。30年くらい前にはスーパーに並んでいたササニシキも、今は自然栽培米として世界で注目を集めています。

自然栽培と仲間たちでは精米もしてくれますよ!


全国各地から取り寄せられる味噌。ライターも思わず買ってしまったのがこちらの「奇跡の味噌」。岡山のまるみ麹本店が作っています。人工交配していない在来種の朝日米を使用した米味噌で、奈良の吉野杉で作った木桶でいきいきと発酵させています。

早速お味噌汁にしました。例えていうなら、具をひとつ減らしても美味しいくらい?!味噌の味が美味しいです!いつもの味噌汁がワンランクレベルアップすること間違いなしです。

こちらのお味噌は活性酸素から身体を守る抗酸化力が非常に高いのだとか。安心、安全で、美味しくて、しかも身体にいいなんて食べない理由がないですね。


こちらはマクロビオティックレストランを代表するチャヤとコラボした「奇跡のリンゴ マクロビグラノーラ」です。

米粉を使用したグルテンフリーのグラノーラ。ドライフルーツになった奇跡のリンゴが入っています。こちらは数がかなり少なくなっていますのでお早めに!

チャヤマクロビ日比谷では、期間限定で自然栽培の仲間たちの野菜を使ったメニューも取り扱っていますよ。


かわいいワンちゃんにも自然栽培のドックフードを食べてもらいたいですよね。

オーガニックスマイル、いぬの健康シリーズから「さつま芋とささみのハートクッキー」、「さつま芋と黒ごまのサクサクサブレ」、「さつま芋チップス」。無添加、7大アレルゲンも不使用で九州産の野菜を使用した手作りドックフードです。この他にもワンちゃん用の干し芋もありました。

オープンして間もないお店ですが、すでに常連さんもいらっしゃっていました。身近にこういうお店があることで、消費者の選択の幅も広がり、意識も変わっていくのだと感じました。自然栽培品がなかなか買えないという今の社会が変わっていくきっかけのお店になったらいいですね。

自然栽培のお野菜がもっと美味しく食べられるチャンス!

「本道シェフと土田シェフの和ビーガンディナー」

先日、疲れた胃腸を元気にする「週末ビーガンレシピ」を出版した、国境なき料理団の本道佳子シェフ。今回ヤマガタサンダンデロの料理長のコラボして『和ビーガン』ディナーが食べらるイベントを9月6日に開催します。

こちらの詳細はヤマガタサンダンデロ 梅田さん(03-5250-1755)まで。

店舗情報

自然栽培の仲間たち
住所:東京都目黒区自由が丘1-15-14 1F
最寄駅 自由が丘(正面口) 徒歩4分
TEL 03-5736-9173
営業時間 11:00〜19:00
定休日 年末年始
http://ak-friend.com/

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

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岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

ヴィーガンフードアナリスト®︎
ベジタリアン・ビーガン・グルテンフリーなどヘルシーな食のフードライターとして活動。 保育士経験から子供たちの未来を守るため、オーガニックや自然栽培など食の安全にも取り組む。インバウンド対策やアレルギー・環境問題から、ヴィーガンに関するセミナー等も開催。自身も10年以上のヴィーガン。 メディア出演:The Japan Times、日テレ「人生が変わる1分間の深イイ話」、チバテレビ「ジャルっと爆ハリ」等。