「ラー博」で人気のベジ・ビーガンラーメンを食べ尽くせ!新横浜ラーメン博物館

更新日:2019/02/01 公開日:2017/09/09

ビーガンラーメンが話題な今日この頃。新横浜ラーメン博物館に、国内外で人気のビーガンラーメンが集結していることをご存知でしょうか?!

今回はラーメン大好きベジウェルライターが、麺・スープのタイプまでを徹底調査。ラー博の魅力もレポートしますよ!

ベジタリアン・宗教に対応。みんなに優しい、食のバリアフリーの取り組み


新横浜ラーメン博物館、通称「ラー博」へは新横浜駅からは5分ほどです。ライターはこの日のためにお腹を空かせてまいりました!

ここで入場券を買います。当日の再入場可能なので、心残りのラーメンがあったとしてもまた戻ってこれますよ(笑)

欧米のラーメン店だとベジタリアンメニューがあるのがスタンダード。

ラー博は日本の食文化としてラーメンを広げ、日本と世界とのギャップを縮めるため、ベジ・ビーガンラーメンを「グローバルスタンダードラーメン」として位置付けているそうです。


何人分なんだろう?!巨大ラーメンがお出迎え。箸が動きます。


エントランス入ってすぐのコーナー。今年7月にリニューアルしました。室町時代からのラーメンの歴史と成り立ちが一目でわかり、まさに博物館です。


ラーメンといえば!チキンラーメンのヒヨコちゃんか、チャルメラのおじさんですよね?


ラー博では、写真のようなベジタリアン向けのラーメンガイドを配布しています。受付でもらいましょう。

台湾やイスラム教の国からの観光客が増加していて、ベジ・ビーガンラーメンの需要があるそうです。卵・乳の使用から五葷表記までとても詳しく書いてあります(アレルギー対応表ではありません)。


ベジタリアンメニューにはラーメンの上に野菜マークが。豚由来不使用のマークがピンクのマークです。


ちなみに右のオレンジのマークは餃子です。一覧表やピクトグラムによる案内は一目でわかりやすく、こうした対応は他のレストランへのモデルとなりますね。


ラー博のグローバルスタンダードはこんなところにも。ムスリムの方は1日5回礼拝を行います。

礼拝には礼拝の場所、マット、礼拝する方位を示すコンパス(キブラ)が必要です。ラー博ではムスリムの方々が来ても対応できる環境を整えているそうです。

それでは、お待ちかねのベジ・ビーガンラーメンを一挙に公開していきます!

【熊本 こむらさき】本物の店だからできる、最強のベジスープ


昭和29年創業、熊本ラーメンの元祖です。


店内には熊本のお店の写真が。くまモンもお店のあちこちにいて、郷土愛を感じさせます。


「野菜だけで作った王様ラーメン」¥900

見てください!通常のラーメンを完全再現したかのようなビジュアル!!


麺はオリジナルの小麦麺。博多ラーメンより少し太めです。野菜から取られたダシと塩、豆乳から作ったスープはとても濃厚。


トッピングはオーソドックスな熊本風で、キクラゲ、もやし、メンマ。

こむらさきの”とっておき”といえば焦がしにんにくチップではないでしょうか?他の店のベジラーメンのスープでありがちな、全体的にぼやっとする印象がなく、にんにくの香ばしいアクセントがラーメンの味をまとめています。


見た目チャーシューそのもの!こちらは大豆ミートで作られています。

こむらさきではラー博のビーガンラーメンで唯一、半ラーメンというハーフサイズのラーメンが販売されています。

半ラーメンを食べて他のラーメンも食べようっ、て今思いませんでした?!半ラーメンサイズがあるということはそれだけ美味しくて人気の証!ぜひ通常サイズで召し上がってください。

【YUJI RAMEN】ニューヨーク・ブルックリンから逆輸入


今年3月にオープンしたニューヨークで活躍する原口雄次氏によるラーメン店。


こちらのビーガンラーメンは、季節によって野菜が大きく変わるのが魅力の一つ。いつ行っても飽きません。今回はどうでしょうか!?


「季節野菜と麦味噌まぜめん」980円

スープのない混ぜるタイプのラーメンです。来館した8月はズッキーニ、コーン、コールラビ、ビーツなど旬の野菜がたーっぷり!ラーメンサラダのようにあっさりしすぎているのではと思いましたが、全くそんなことはありません!なぜかというと、、


YUJI特製麦味噌がとても濃厚で味が深いからです!なんでも野菜のコンソメを詰めていき、麦味噌を混ぜているんだとか。今回は季節の野菜・ビーツバージョンです。醤油だれも加わって、飽きることなく食べられます。ビーツ好きなので、この時期に来れて感無量。

さらに、この極太平手打ち麺が味噌と絡まってたまりません。

【龍上海本店】辛味噌とスープによるマリアージュを楽しむ


「ベジタリアンラーメン」¥870

昭和35年、山形で誕生の元祖辛味噌ラーメン。もちろんビーガンでもその味を変わらずいただけますよ〜!


透き通るスープはしいたけと昆布。胡麻油の風味がほのかにします。まずは、辛味噌を溶かさずに、このスープだけでラーメンを食べてもらいたい!そこから徐々に辛味噌を溶かして、だんだん変わる味噌とスープのコラボレーションを楽しんで下さい。


スープの色が変わっているのがわかるでしょうか?麺は縮れ太麺。麺に絡まっていく、絶えず変わるスープの味を堪能できます。

【無垢ツヴァイテ】ドイツ・フランクフルトにヨーロッパ中の食通が集まる


「ベジタリッシュ味噌ラーメン」¥900

こちらはビーガンではなく、卵使用のベジタリアン対応ラーメンです。味噌ダレと野菜だしで仕上げた濃厚スープ。ピザ用の小麦とパスタ様のデュラム小麦から麺を作っています。

無垢ツヴァイテでご紹介したいラーメンがもう一つ!ラー博でグルテンフリーラーメンが仲間加わりました。

ラーメン屋さんで小麦を使わないのはとても大変です。醤油も小麦が使われているため、麺だけではなく、メンマ、チャーシューの味付けも変えなくてはいけません。
さすがグローバルスタンダードを目指すラー博!

まだ、ベジ対応ではありませんが今後に期待です。


「グルテンフリーラーメン」¥950

米粉のストレート麺を使用しています。ラーメン屋では本来難しい、他の麺と茹でる鍋も別にする配慮もされています。ドイツの料理、ザワークラウトを味噌ダレとあわせているのも面白いですね。

ラーメン店のハシゴの間のお楽しみ


古き良き昭和の街並みを再現したラー博。


時間によって、中央のステージでイベントが行われています。この日はなんとポールダンス!「せっかく来たので他の店もまわりたい」、「なんとかお腹を空かせなきゃ」と思っている方や、お子様連れでもテーマパークのように楽しめますよ。


ラーメンを食べるだけじゃもったいない!ラー博をめいっぱい楽しみましょう!

店舗情報

〒222-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21
TEL:045-471-0503(代表)

新横浜駅(JR東海道新幹線・JR横浜線、横浜市営地下鉄線)より徒歩5分
http://www.raumen.co.jp/

【営業時間】
月~土 11:00〜 日・祝 10:30〜(ラストオーダーは閉館時間の30分前)
※基本は上記時間ですが繁忙期等は変動します。
※最終入場は21:00~23:00の間で変動します。

【入場料】
1日入場券
大人 (中学生以上) 310円
小人 (小学生) 100円
シニア (60歳以上) 100円
※小学生未満は無料。
※再入場の際は、ゲートにて手続きをさせて頂きます。
※障害者手帳をお持ちの方と、同数の付き添いの方は無料。

【入場パス】
6ヶ月パス 500円
年間パス 800円
※入場パスは購入日から期間内、何度でもご入場いただけます。

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

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岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

ヴィーガンフードアナリスト®︎
ベジタリアン・ビーガン・グルテンフリーなどヘルシーな食のフードライターとして活動。 保育士経験から子供たちの未来を守るため、オーガニックや自然栽培など食の安全にも取り組む。インバウンド対策やアレルギー・環境問題から、ヴィーガンに関するセミナー等も開催。自身も10年以上のヴィーガン。 メディア出演:The Japan Times、日テレ「人生が変わる1分間の深イイ話」、チバテレビ「ジャルっと爆ハリ」等。