お客様の声を商品開発に!安心して子どもに食べさせたいお豆腐「おとうふ工房いしかわ」

更新日:2019/06/23 公開日:2018/09/08

今年の夏は記録的な暑さが続いていますね。

食欲がない時でもしっかりと食事をとって、残暑を乗り切りたいものです。

そんな時におすすめしたいのが、ヘルシーで栄養価の高いお豆腐。そのままでも美味しいですが、色々なアレンジ料理にも活用できます。

今回は、愛知県を中心に国産大豆100%にこだわった豆腐・大豆製品を扱っている「おとうふ工房いしかわ」を取材。

お豆腐・大豆製品ができるまでに関わる全ての人、そして、お客様がハッピーになることを考えて作られた製品は、なんだか「懐かしさ」と「優しさ」を感じるものばかりです。

2018年7月18日からは、一人でも多くのお客様の声を聞きたく、「ららぽーと湘南平塚」に出店しています。

国産大豆のみを使用した製造販売メーカー「おとうふ工房いしかわ」に込めた想いと、子どもに食べさせたいお豆腐を提供するに至った経緯を、広報担当の原さんにお伺いしました。

顔の見える生産者さんと共に日本の農業を応援していく、現在の形にたどり着きました


「おとうふ工房いしかわ」は、明治年間より続く豆腐屋で、現代表の石川伸(いしかわのぶる)さんで四代目です。三代目までは、「石川豆腐店」として、豆腐・油揚げを中心に販売する、家族経営の町の豆腐屋だったそうです。

四代目・石川さんが平成3年に「おとうふ工房いしかわ」へ改名し、豆腐製品以外に国産大豆を使ったお菓子・デザート・パン・ドーナツを製造販売する大豆加工製造販売メーカーとなりました。

しかし、無名のお豆腐店では、販路を開拓することが困難で、試行錯誤の日々。

そんな中、高校の時の同級生の奥さまから「自然食のお店に豆腐を売りにいったら?」という何気ない一言から、自然食の会社の社長さんに直接お話を伺うことにしたそうです。

そこで、世界での豆腐の在り方や、時代の流れと共に伝統的な製法で作られた豆腐が次第に知られなくなり、お豆腐屋さんですらにがり豆腐をしらない状況になっていることを聞かされた石川さん。

その時のお話がとても衝撃的で、10数年前から生産者の方々とコミュニケーションを取り、国内農業での大豆の位置づけや栽培記録を明確にし、お客様に納得いく説明ができるモノ作りにこだわる活動を始めました。

石川さんは、こだわりのあるモノ作りを始めるたことで、農業や環境について考えるようになり、お豆腐・大豆製品を通じて未来を担う子供たちのために何ができるのかということも考え始めたそうです。

そして、豆腐工場に排ガスの低NOX化や汚水処理、コージェネレーション等を導入。

また、NONGMO(non-genetically modified organisms 非遺伝子組み換え)に取り組み、圧搾のみの製法で、遺伝子組み換えのない菜種を特注しているそうです。


「国産の大豆や小麦等を積極的に使うことで、生産者の『どうぞ』とお客様の『ありがとう』を交換することできます。

また、何を食べても美味しくて、安全・安心でコストパフォーマンスの高いものを作り続けることにこだわり、原料・包装資材等について自主基準を設けています。

少しずつパートナーを見つけ、納得のいく関係を作ったのが今の生産者の方々です。

現在では全ての大豆を国産化し、『遺伝子組み替えのないもの100%』を実現しております。あたりまえですが、公的機関の抜き打ち検査でも100%混入なしでした。」と原さんが説明くださいました。

お客様の声をヒントに生まれた「至高のもめん」と「究極のきぬ」


おとうふ工房いしかわでは、お客様の「うちの子は、豆腐のにおいが嫌いだと食べてくれない」という意見から、大豆特有の香りが苦手な人が多いことを知ったそうです。

大豆本来の甘味とコクを感じるお豆腐には、タンパク質が多くショ糖値が高く、油脂量もしっかりあることが条件です。そこで、木綿豆腐を製造する過程で出るオリゴ糖を足すことに。

オリゴ糖にはにおいをマスキングする効果があることから、オリゴ糖を足すことで匂いの問題は解決します。

そのように日々試行錯誤をしできたのが「至高のもめん」と「究極のきぬ」です。


実際に「究極のきぬ」を頂きました。


お豆腐のパッケージにお豆腐に対する想いが書かれています。

口に入れた瞬間は、「とてもなめらかで、さっぱりしたお豆腐」という印象。その後しっかりとした大豆本来の甘味とコクを感じました。

何もつけないで頂いても大変おいしいと思いますが、薬味を付けていただくとよりお豆腐の味が引き立ちます。本当に丁寧に作られた美味しいお豆腐でした。

おとうふ工房いしかわには、他にもグルテンフリーやヴィーガンの方でも安心して食べられる製品が沢山あります。

例えば、中国では良く食べられている豆腐の麺「豆干絲(トーカンスー)」・水切り不要の加工調理向き豆腐「堅とうふ」。 


豆干絲(トーカンスー)を麺の代用にして冷やし中華を簡単に作れます。


堅とうふは手でちぎって使えばサラダチキンの代用にできます。

様々なアレンジレシピに挑戦してみてはいかがでしょうか?

「豆を通じて豊かなくらしを提案する」活動をスタートさせたい


(代表の石川さん夫妻)

原さんは、「弊社の近くには、日本の調味料を作られている方が多くいます。一人でも多くの方に、安心して食べられる美味しいものを知っていただきたいと考えています。

地域を盛り上げることで、モノを売るという一方通行の関係ではなく、相互にハッピーの輪が広がっていき、農家・お取引先・お客様、そして自分たちもハッピーになることを考えています。」

と今後の活動についての意気込みを語ってくださいました。

便利な世の中になった今だからこそ、忘れがちな人の「優しさ」や「ぬくもり」を大切にしていきたいですね。

おとうふ工房いしかわは、多くのお客様の声を直接聞くために、今後も、直営店を新規出店する予定だそうです。

「お豆腐・大豆製品を通じて昔ながらの生活や知恵も発信していく」今後の展開がいまから楽しみです。

「おとうふ工房いしかわ」のホームページ
http://www.otoufu.co.jp/

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Lottie

Lottie

IIN™公認ホリスティックヘルスコーチ 日本スーパーフード協会公認スーパーフードエキスパート ACCA公認スポーツ栄養スペシャリスト 料理研究家

ホリスティックヘルスコーチは、食事・ライフスタイル・エクササイズ・ストレスマネジメント等を包括的にみて、その人に自分の課題を気づかせ、自分らしく心身ともに健康になれるようにオーダーメードのコーチングを行います。1人でも多くの人が健康で幸せになれるように日々勉強中。