梅雨におすすめのレシピ 。玉ねぎとトマトの梅酢マリネ〜しあわせこよみごはん~

更新日:2020/08/06 公開日:2018/06/22

好評連載中の「しあわせこよみごはん」の応用編レシピ。まずはこちらの記事をチェック!

梅雨を快適に過ごす工夫/梅干し・梅酢で爽やかに~しあわせこよみごはん~

夏に摂りたい食材から「赤」のトマトや梅酢・「苦み」のパセリを使い、梅雨の重だるさを吹き飛ばすような爽やかな酸味のきいた一品に仕立てました。

マリネ液のベースは玄米を発酵・熟成させた栄養価の高い黒酢です。まろやかな味わいの黒酢に梅酢の酸味がアクセント。

火を使わずにできる手軽さなので、梅雨が明けてからも活用いただけたらと思います。

アレンジがききますので、レシピの最後にあわせてご紹介いたします。

材料(2〜3人分)

  • 玉ねぎ 半個(あれば新玉ねぎがおすすめです)
  • ミニトマト 5個
  • パセリ 少々
  • マリネ液(梅酢 大さじ1、黒酢 大さじ2.5、みりん 大さじ2.5)

作り方

① 玉ねぎを繊維に沿って半分にカットしてから繊維と垂直に薄切りにする。

② ①を 容器(浅型のバットがおすすめ)に入れる。マリネ液を注ぎ、玉ねぎにまんべんなく行き渡らせる。ミニトマトを四等分にして玉ねぎの上に置く。

③ ②を冷蔵庫で一晩程度寝かせる。供する際にパセリを散らす。

※みりんのアルコール分が気になる場合は、火にかけてアルコール分を飛ばしてください。

アレンジ① 麺と和える
麺を茹でて水でしめた後に和えます。素麺がおすすめです。お好みでオリーブオイルを加えても。

アレンジ② 豆腐と組み合わせる
冷奴や焼いた厚揚げにトッピング。お好みで醤油を垂らしても。

アレンジ③ 無塩食にする
梅酢を入れずにノーソルトで仕上げる。酸味と甘みがあるので無塩でも違和感なくいただけます。


梅雨の語源は「梅の実が熟す時期の雨」と言われています。その梅の実は、日本では古来から梅干しとして食されてきました。

梅干しは平安時代中頃には効用が書かれた書物があり、武家社会では出陣の時に縁起物として食されたり、「日持ちが良い」「のどの渇きをいやす」「疲労回復効果がある」兵糧食として、また「水あたり」などの殺菌や整腸剤として重宝されていたそうです。

現代では、上記の梅干しの効能が科学的に検証されています。

すっぱさの素である、クエン酸・リンゴ酸による疲労回復の効果をはじめ、防腐効果、食欲増進、整腸作用。唾液の分泌を促し活性酸素を除去したり、内臓の動きを活発にして消化・吸収を高めてくれたり…。

私たちの祖先が残してくれた素晴らしい知恵に感謝せずにいられません。

長雨となると気分が沈みがち。身体のほうも食欲がなくなったり、体調がすぐれない・・・そんなときは日本のスーパーフードである梅干しや梅酢のちからを大いに利用しましょう。

また、雨で普段より家にいる時間が増えるのを利用して、梅干しを漬けたり、梅酒・梅ジュース・梅ジャムなどを作って梅しごとを楽しまれてはいかがでしょうか。

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五十嵐有希

五十嵐有希

リマクッキングスクール師範科修了
KIJ レベル1修了
一般社団法人内臓マッサージ協会認定セルフチネイザン講師、チネイザンマスターコース修了、カッサセラピスト
全米ヨガアライアンス200時間修了
Under the light認定ヨガインストラクター
経絡YOGA指導者

ヨガを通してマクロビオティックに出会う。食が体だけでなく心もつくることを実感し自然に寄り添う生き方や日本の伝統的な文化を大切にしたいと思うようになる。脱ステロイドによる皮膚炎を克服し、マクロビオティックを学ぶ中でチネイザン(氣内臓)に出会い、内臓へのアプローチで心身の安定や人生の巡りが良くなることを実感。対個人のチネイザン施術やセルフチネイザンを伝えるワークショップを通して幸腹(こうふく)を分かち合う活動を行っている。ヨガの指導、マクロビオティック普及を目的としたResetプロジェクトのメンバーとしても活動中。