サッと塩茹で!癖のない万能な山菜レシピ「こごみ」のきな粉和え

山菜の中でも灰汁が少なく食べやすいこごみは、塩茹ですると青みが鮮やかになり食欲をそそります。

胡麻和え、おひたし、炒め物と、どんな調理方法でも美味しく仕上がるこごみですが、今回はたんぱく質が豊富なきな粉と一緒に和えた、ヘルシーなレシピをご紹介します。

「こごみ」のきな粉和えの作り方

材料(2人分)

  • こごみ 100g
  • きなこ 大さじ3
  • 白味噌 大さじ2
  • てんさい糖 大さじ1
  • 酒 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • しょう油 小さじ1

作り方

(1)こごみは小さじ1(分量外)を入れた湯でサッとゆでる。

(2)きなこ、白味噌、てんさい糖、酒、みりん、しょう油をボールに入れて良く混ぜる。

(3)1で茹でたこごみを食べやすい大きさに切って2と和え、器に盛り付ける。

栄養豊富な初夏の山菜「こごみ」とは?


こごみ(青こごみ)は、クサソテツという植物の若芽を指します。

地域によっては「こごめ」と呼ばれています。また「赤こごみ」と呼ばれるものは、キヨシタシダの若芽になります。

日本の春から初夏にかけて、湿地や水辺の環境で成長し、山菜として食用にされることが一般的で、日本料理でよく使われます。

細長い形状で先端が丸まっているのが特徴で、葉は柔らかく、若々しい食感があります。青こごみには特有の爽やかな香りと、苦味・甘味も感じられます。

こごみの栄養価

こごみは、糖質が少なくカロリーも100g(おひたしの小鉢2つ分)で28kcalとヘルシーな山菜です。

またビタミンも豊富で、こごみ100gには、免疫力の向上や抗酸化作用に役立つビタミンCが27mg、視力の維持に関わるビタミンAは1200μg、抗酸化作用のあるビタミンEは1.8mg含まれています。

他にも、不要な塩分を体外に排出する作用のあるカリウム350mg、貧血の予防や酸素の運搬に必要な鉄分0.6mg、腸内環境の改善や便通の促進に役立つ食物繊維5.2gと、栄養が豊富に含まれています。

こごみは、独特の風味と栄養価の高さから、和え物、炒め物、おひたし、揚げ物、スープなど、様々な料理に活用されます。また、低カロリーであるため、ダイエットや健康志向の食事にも適しています。

出典:食品成分データベース

まとめ

こごみに含まれる食物繊維やビタミン、鉄分などは体の調子を整えるために必要な成分です。食べやすく栄養価も高いこごみをきな粉と一緒に和えれば、たんぱく質も補えます。

和え物、おひたし、炒め物、揚げ物、スープなど、この時期に食べられる山の宝「こごみ」を美味しく召し上がってください。

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松下 和代

松下 和代

食事は、「心のこもった温かい手で」をモットーに児童養護施設に住み込みで働く。さらに、栄養士として、ミルク会社のメールマガジンの編集・栄養・保育相談を担当後、フリーで各種保育施設の献立制作や栄養相談・テレビ・雑誌・WEB等で栄養関連の執筆を行う。現在は、ライター稼業兼、こじんまりとした料理教室を主宰。栄養士・調理師・保育士・食品アドバイザーの資格所有。趣味は、ホラー漫画とフィギア集め。