無農薬 減農薬・植物堆肥で作られたお米の米粉・玄米粉・米ぬか粉とは?ジョイントファーム株式会社【米ぬか粉を使ったクッキーレシピ付き】

新潟にあるジョイントファーム株式会社では、無農薬 減農薬・植物堆肥でお米「源泉米」を栽培しています。

栽培法から管理され、出荷時の安全基準も高いこちらのお米はもちろん、このお米を使った、米粉・玄米粉・米ぬか粉、そして米粉パスタ・玄米粉パスタも製造・販売しています。どれもこだわりのある商品ばかりです。

今回は、ジョイントファームの社長、大野敦子さんに、お米づくりや、源泉米を使った商品についてインタビューしました。

最後に、ジョイントファームの米ぬか粉を使った、型抜きグルテンフリークッキーのレシピもご紹介しています。

源泉米のこだわり、そして栽培することになったきっかけ。


「毎日食べるものだからこそ安全にこだわりたい。」

ジョイントファームの大野社長はおっしゃいます。

「たまたま知人から譲り受けた堆肥で野菜づくりをしたら、とても美味しい野菜が収穫できたんです。そのことがきっかけで、その堆肥を使ってお米づくりをしてみようと、源泉米を作り始めました。」

無農薬 減農薬・植物堆肥で栽培されるこだわりのお米は、「源泉米」というブランドで販売されています。

ジョイントファームでは、源泉米の玄米・白米・もち米だけでなく、源泉米を使った米粉・玄米粉・米ぬか・米粉パスタ・玄米粉パスタも販売。

全ての商品でグルテンフリーを実践、さらなる安全を求める方にはとても嬉しいものが揃っています。


源泉米(2kg 1,450円税込)

この源泉米は、動物性堆肥を使わず植物の完熟堆肥を使うことで、冷めてもふっくらもちもちのまま、美味しくいただくことができます。

大野社長をはじめジョイントファームの皆さんが、全国のスーパーやデパートの試食販売へ出向いていらっしゃいます。もし見かけることがあったら、是非源泉米を試食してみてください。冷めても美味しくもちもちしていることに驚きます。

源泉米を使った、米粉・玄米粉・米ぬか粉


源泉米を使った粉類がこちら。

米粉(200g 660円税込)・玄米粉(200g 750円税込)・米ぬか粉(150g 1,000円税込)

他のメーカーの商品より値段は倍以上します。しかし、それだけお米の栽培方法にこだわっているということ。


市販の米粉・玄米粉・米ぬか粉は、ほとんどが加熱処理が必要なものばかりですが、ジョイントファームの商品は「アルファ化」と呼ばれる加熱処理が既にされているもの。そのまま飲み物のとろみつけに使うことができます。

米ぬか粉はおもちにきな粉のようにふりかけていただくことも。お年寄りの方の誤嚥防止に、離乳食を作る際などに、便利に手軽に使用できるんです。

源泉米を使ったグルテンフリーのパスタ


グルテンフリー米粉パスタ(細麺・太麺 各360円税込)


グルテンフリー玄米粉パスタ(細麺・太麺 各360円税込)

ジョイントファームのパスタは、米粉・玄米粉の2種類、それぞれ太麺と細麺があります。パスタの茹で時間は、いずれも60〜90秒ほど。あっという間に出来上がります。

原料は、源泉米とつなぎに使用する里芋などの野菜のみ。化学処理された添加物を一切使用していない点はとてもポイントが高いです。


小麦粉のパスタと同じように、パスタソースに和えても良いですね。お米が原料なので、納豆や青じそを使った和風パスタが相性抜群です。

私は、「グリーンカレーが食べたい、でもお米が炊けるまで待てない!」という時に、このジョイントファームのパスタにかけていただきました。

グリーンカレーが麺にからみ、玄米の風味とともにスパイスの香りが鼻に抜け、とてもおいしくいただくことができました。

ジョイントファーム玄米粉パスタ細麺で作る、米粉担々麺レシピはこちらから!
米粉パスタ細麺を使って、ベジ担々麺風

大野社長に、お米づくりや商品開発の思いをお伺いしました。


※「かっこ」内は大野社長のお話です。

–お米を生産するに至った経緯を教えてください。

「このお米は、神さまからいただいたお米だと思っています。

たまたま知人が譲ってくれた堆肥を使って野菜を作ったところ、とっても美味しく作ることができました。

米どころの新潟で野菜づくりを始めていた私達は「新潟ならばお米だよね!」ということで、米作りを始めました。

初めての農業、「農協に加入する」という知識も全くない中で、自分たちの力だけで始めました。

出荷基準が満たされているかの検査はしっかり行っていたものの、販路は自分たちで開拓する必要があり、スーパーなどの店内で直接お客様に試食していただき、お話をし販売をしていました。」


「今では、生産者の顔写真がスーパーなどで飾られているのは珍しいことではありません。しかし、当時は生産者が店頭に出るということは、大変珍しいことでした。

しかし、地元では農協に加入していないということもあって、『ヤミ米』と言われたり、謂れもない噂をたてられたこともありました。精神的にとてもダメージを受けた時期でしたね。

農協を抜けるということは『有機を育てるために勇気を持つ』ことだと感じました。

そんな時に救われたのは、『素晴らしい玄米を作っていますね』という消費者の方たちの声でした。私達の源泉米を支持してくださるたくさんの消費者の方達のおかげで、事業を継続することができています。」

–米粉商品は多く販売されていますが、玄米粉の商品を販売されているのは、珍しいですね。

「玄米はとても好みが分かれます。

浸水の時間がかかったり、家族内での好みの違いによって、別で炊くことによる手間が増えたり、玄米を炊くこと自体を止めてしまったり。

粉にすることでそのまま摂取でき、手軽に取り入れてもらえるのでは?と思い、アルファ化された商品を開発しました。

アルファ化されているので、そのままの状態で食べることもできますし、離乳食にもぜひ使っていただきたいと思っています。

また、玄米粉には便秘解消の効果があるので、寝たきりのお年寄りにも是非玄米粉を使って欲しいですね。」


※パッケージは変更になる場合があります。

「また、新商品の玄米珈琲を 、販売に向け準備中です!

玄米珈琲は、玄米の栄養素摂取とさらにデトックス効果が期待できます。

焙煎することでビタミンEの割合が高くなり、ポリフェノールは約15倍に、食物繊維は約4倍に、含有量があがるという分析結果が出ています。

ノンカフェインなので刺激も少なく、珈琲のような香ばしい香りも楽しむことができます。また、腸内を整えて身体の芯から温めることで免疫力向上が期待できますので、健康に気をつかう方にお勧めの新商品です。」

–食の重要さを感じたきっかけを教えてください。

「以前、家族が経営するスーパーを手伝っていたことがあります。

義理の兄弟の子供の面倒を見たりしている中で、私の食事はスーパーの廃棄弁当がメインになりました。

多忙によるストレスと、食生活の不摂生が重なり、今でいうパニック症候群を発症してしまいます。

しかし、当時はそういった病名もなく、どこの病院で検査しても原因がわからず治療法もわからないまま。多くの病院を診察に渡り歩き、30枚ほどの診察券を持ち歩いていました。

私が服用していた飲み薬を、たまたま母が風邪薬と誤って飲んでしまい、あまりのめまいに後ろにひっくり返ってしまいました。

『こんなに強い薬を常用するのはやめなさい!』と母に言われたことで、初めてその薬の強さを知り、やめる方法を考えるようになりました。

病院を何件もまわって解決しようとしていたことも、今考えると正常な思考ができておらず、少しおかしかったなと思います。

その時に友人が健康食品を紹介してくれました。そこに含まれている栄養素がたまたま自分に合ったこともあり、身体も精神もみるみる元気になっていきました。口にするもので、こんなにも人間の身体って変わるんだ!と驚きでした。」

–ジョイントファームの願いとは?

「家族で始めた米作り。『目標は世界での販売です』と言う度に、笑われたことも1度や2度ではありません。

しかし、徐々に販路が増え、広がり、売上も軌道にのり安定させることができつつありました。

そんな中、東日本大震災が起きました。

震災後、首都圏のスーパーで様々な日常生活品が完売状態となりました。お米もそのうちのひとつでした。需要と供給のバランスが崩れ、取引先各社から再見積の提出依頼がありました。

需要が上がっているため、他のお米販売会社は一斉に価格をアップして見積りを提出していました。

私たちは社内で相談しました。『値上げをすることが私達にとって嬉しいか嬉しくないか』。

その結果、取引先各社には『変更しません(値上げしません)』と回答しました。

そのことで様々な苦労が起こりました。しかし、値上げをして利益を得ることは私達がやりたかったことではなかったので、次のステージに行くきっかけなんだと捉え、頑張って乗り越えました。」


「そしてついに、私達の念願だった世界での販売のため、今年2019年からニューヨークへの輸出が始まりました。

世界中のたくさんの人に源泉米を届けたい。間口を広げ、もっと食べたい!と言われるお米を作りたい。そのためのスタート地点が、ニューヨークでの販売でした。

安全、安心製法の私達のお米は、ユダヤ人の目にもとまり、『こんなにも素晴らしいお米を、私達の仲間にもぜひ勧めたい。ユダヤ認証を取得してくれないか』という提案をいただき、ユダヤ認証も取得いたしました。」

※ユダヤ認証:宗教上の理由で食べられない素材が不使用であることがわかり、さらに一定の品質基準を満たした製品にだけ表示が認可されるマーク。

–これからの夢はなんですか?

「私達のお米が世界に広まって、それまで辿ってきたプロセスを書いた本を出版できたらいいねと話をしています。

ボロボロに壊れるまで使ったスーツケースの数々を、今でも全て保管しています。それらのスーツケースが私達の軌跡です。

本を出版できた暁には、笑い話となり、そのスーツケースをとても誇りに思えることでしょう。」


大野社長のお話をお伺いして、何度も「プロセス」という言葉が出てきました。

結果さえ良ければいい、ではなくどうやって進むか。大野社長はプロセスをとても大事にしています。良いものを生産している会社を応援し続けていくことが、私達の生活を守ることにつながるのではないかな、と思いました。

大野社長、ありがとうございました。

ジョイントファーム株式会社
https://www.gensenmai.net
「CATEGORY」メニューから買い物したい商品が選べます。

※各商品の販売価格は、ジョイントファームショッピングサイト内の価格です。(2019年2月時点)

Vegewel特典!
ジョイントファームショッピングサイト内で6,800円以上お買い上げの方、先着5名様に新発売の「玄米珈琲(100g)」をプレゼント。備考欄に「Vegewelを見た」とご記入ください。

お手持ちの米粉にジョイントファームの米ぬか粉をプラス!型抜きグルテンフリーココアクッキー


材料(15~20枚ほど)

粉(A)

  • 米粉 70g
    (製菓用米粉と表記があるもの。富澤商店製菓用米粉・共立食品米の粉・群馬製粉リファリーヌなど。今回は群馬製粉リファリーヌを使用しました)
  • コーンスターチ 20g
  • ジョイントファーム米ぬか粉 10g
  • ココア 8g
  • ココナッツ 10〜15g(なくても可)
  • (ナッツOKであれば)アーモンドやくるみを細かくくだいたもの 10g

液体(B)

  • 豆乳 40〜50g(混ぜ合わせた時の状態に合わせて加減してください)
  • ココナッツオイル 20g
  • メープルシロップ 15g
  • 素焚糖やてんさい糖 10〜15g(お好みに応じて加減してください)
  • りんごジュース 5g
  • 塩少々

作り方
① (A)の材料をすべてビニール袋に入れ、空気も一緒に入れた状態で口をしっかり捻って閉じ、袋を上下にふり空気を含ませる。

② ボールに(B)をすべて入れ、ホイッパーでしっかり混ぜ合わせ豆乳とオイルを乳化させる。

③ ②に①を入れ、ゴムベラで混ぜ合わせ、途中から手でひとつにまとめるようにまぜる。

④ ひとかたまりになったら、クッキングシートを敷いた上に置き、生地の上にラップを広げ、上から麺棒で厚さ1〜2cmほどになるように伸ばす。

⑤ 生地を伸ばしたら、好きな型で抜く。余った生地は再度ひとつにまとめて、それをまた伸ばして型で抜くか、ラップに包んで円柱や四角柱や三角柱の形に伸ばして十分冷やしたのち、包丁で1〜2cmほどの厚みでカットする。

⑥ 十分に余熱した170度のオーブンで20〜30分焼く。

米粉は白米のものが多いので、米ぬかの部分のビタミン・ミネラル・食物繊維も一緒に摂取できるのが理想ですね。

今回のレシピは、風味を増すためによく使われるアーモンドプードルを使用せず、ジョイントファームの米ぬか粉を使用しました。

ジョイントファームの米粉・玄米粉・米ぬか粉は、アルファ化されているので加熱の必要がなく、スノーボールクッキーの周りにまぶす粉砂糖の代わりに使うなど、アレンジの幅が広い商品です。

普段のお菓子作りのヒントになれば幸いです。

Vegewelでレストラン検索


Vegewelは、ベジタリアン・オーガニック・グルテンフリーなど、あなたの食のライフスタイルに合わせてレストランを検索できるWebサイトです。

食の制限に関係なく、みんなで楽しく食事を囲める環境を日本に創るために、サービスを運営しています。

日本語と英語に対応、ヘルシーなレストランが1000店以上掲載されていますので、ぜひご利用ください!

うさおカフェうさこ(Akiko Watanabe)

うさおカフェうさこ(Akiko Watanabe)

米粉と仲良しなひとをたくさん増やす活動をしています。

飼っていたうさぎを守るために自身の食生活を見直した時に米粉と出会い、米粉パンや米粉のスイーツを作るようになる。
農家で年間を通して米作りに携わる経験をしたこともあり、米粉の魅力や奥深さをたくさんのひとに知ってもらいたく、米粉パンや米粉を使ったスイーツのレッスンやケータリングを始める。
こども食堂やKitch HikeのCOOKでも米粉を積極的につかったメニューを提供し、日常の食事やおやつに米粉が身近に感じられる機会を作っている。米粉と親しんで楽しむ親子向けや各種ワークショップなども開催している。
好きな言葉は'You are what you eat.'
シンプルモダンナチュレパティシエクラス修了
米粉料理専門家/グルテンフリーヴィーガンスイーツ研究家