オーガニックは当たり前。美食の国フランスから、広がるヴィーガンレストランをお届け!

フランスといえば、毎日ワインを飲みながらチーズを食べているイメージがありますね。しかし、そんなチーズの国フランスでも、ヴィーガンが浸透しています。

フランスではヴィーガンの集団が肉屋を襲うなどの過激な事件がありつつ、ミートフリーマンデーのニュースなど、明るい話題も多く報道されています。ヴィーガンのレストランやカフェなどもかなり増えているそうです。

今回は、フランスの首都パリ、フランス南東部の都市リヨン、クリスマスマーケットの街として有名なストラスブールの、オーガニック・ヴィーガン・グルテンフリーなどのレストラン事情をお届けします。

まずは、首都パリから高速鉄道で約2時間、フランス北東部アルザス地方にあるストラスブールから。クリスマスマーケットで有名なこの町は、フランスとドイツ両方の趣がある場所です。

遊び心とエコロジー。ヴィーガンハンバーガーショップVelicious Burger(ベリシャスバーガー)【ストラスブール】


店内には可愛い野菜のキャラクターが飾ってあります。子供も喜ぶ学校のようなデザインです。入口にはブランコもありました。

ハンバーガーのほとんどの材料は、地元のオーガニック野菜です。パテはグルテンミートと野菜で作られていて、ヴィーガンチーズも入っています。


こちらはQueen cheese(クイーンチーズ)。ヴィーガンチェダーチーズが2枚と、ケチャップ・マスタード・ピクルス・玉ねぎ・レタスが入っています。

王道のチーズバーガーと変わらぬ味です。パテは弾力があり、肉のような食べごたえがありました。


こちらは季節限定のSherwood(シャーウッド)ヴィーガンスモークチーズ。手作りのヴィーガンチーズソース・きのこ・パセリ・アルファルファ・ピクルス・玉ねぎ・レタスが入っています。

チーズクリームソースときのこの相性が良く、毎日食べられるくらい美味しかったです。

フライドポテトは皮付きで、ヴィーガンマヨネーズかケチャップが選べます。マヨネーズはクリーミーで美味しかったです。

その他に、グルテンフリーのバーガーもあります。グルテンフリーのパンに豆腐・生姜風味のアジアソース・わさび・人参・キャベツのマリネ・コリアンダーをはさんでいます。


デザートも充実しています。キャロットケーキ・プラリネケーキ・チョコレートブラウニーなど。

キャロットケーキはクリーム上のキャロットのデザインがかわいいです。他にもサラダやスープなどのサイドディッシュがあります。

Velicious Burger
https://www.facebook.com/veliciousburger/

町に唯一のグルテンフリーパンのティーハウス。L’Eden Libre de Gluten(レデン・リブル・デ・グルテン)【ストラスブール】


ストラスブールにはパン屋がたくさんあるのですが、グルテンフリーのパン屋はここ1軒だけでした。

米粉を使ったフォカッチャ・プレッツェルなどのパンに、ケーキ・クッキーなどもグルテンフリーのものがありました。


一部ヴィーガンの商品もありました。これはヴィーガン対応のリンゴのパン。

やはり小麦のパンに比べるとちょっともちっとした感じがしました。グルテンフリー&ヴィーガンのパン、これからもっと増えるといいですね。

L’Eden Libre de Gluten
https://www.facebook.com/edenstrasbourg/


ストラスブールでは、他にも何店かベジタリアン・ヴィーガン・グルテンフリーのメニューを提供するお店がありました。

バーガーショップではベジタリアンオプションがあるところも。町の大きさからすると、結構多いのではないでしょうか。

続いては中央部の町リヨン。リヨンはパリに次ぐ、フランス第二の規模の都市で、旧市街はユネスコの世界遺産に登録されている美しい街です。

おしゃれなカフェでブッダボウル。Newtree(ニューツリー)【リヨン】


ニューツリーは、フェアトレードのオリジナルチョコレートを販売しているカフェで、ヴィーガン料理も提供しています。

メニューにはバーガー・ブッダボウル・デザートなどがあり、テイクアウトも可能です。

店内は白と緑でさわやか。日曜日はブランチメニューのみで、予約が一杯で入れないくらい人気があります。

Newtree
https://www.facebook.com/newtreecafelyon

表示がとても丁寧。ベルギー生まれのデリカフェExki(エクスキ)【リヨン】


自分で好きな惣菜を選ぶタイプのセルフカフェ。メニューは、パティスリー・サラダ・サンドイッチ・温かい惣菜・スープ・パンなどから選べます。

店内には電子レンジが置いてあり、温めることも可能。容器は紙でできているので安心です。

種類が多いので毎日来ても飽きないと思います。メニューには、ベジタリアン・ヴィーガン・グルテンなどの表示が。英語表記もあるので外国人にもわかりやすいと思います。


左:豆腐にマッシュポテト・人参・ブロッコリーをのせて焼いたもの。右:ライスヌードル・ビーツ・エダマメ・人参・キャベツ・カシューナッツのサラダ「アユタヤ」。

表示には、何が何%入っていて、全体の41%がオーガニック素材です、という表示がフランス語・英語で書かれています。ピンクで見た目がかわいく、味もおいしかったです。


ファラフェルとナスのトマトソース煮のセット「カサブランカ」。50.8%オーガニック使用。


こちらの店舗はパリにも空港にもあるので、行きやすいと思います。

Exki
https://www.exki.fr/

その他にも、ヴィーガン対応の店舗は何件かありましたが、年末ということもあり、空いているところが少なかったのが残念です。

最後は首都パリ。パリはセーヌ川の北側にヴィーガン・ベジタリアンカフェが多いです。

気さくなお兄さんが作るヴィーガンラップ。Juicy & Tasty(ジューシー&テイスティー)【パリ】


以前はベジタリアン、ノンベジタリアンなども扱っていたそうですが、今ではヴィーガン100%のメニューになりました。

メニューは、サラダ・ラップ・デザート・スープ・ジュースがあります。ラップは、好きな材料で作ることも可能。


「ファーマー」というヴィーガンチーズを使ったラップを注文しました。ココナッツオイルで作ったクリームチーズとチェダーチーズが入っています。


コロッケ。ファラフェルと他の材料で作ったものが選べます。今回は、さつまいもとココナッツのコロッケをチョイス。甘味があって美味しかったです。


オーナーによると、ヴィーガンレストランはここ最近増えてきたとのことですが、フランスは他のヨーロッパの国より少し対応が遅れているのだそうです。

Juicy & Tasty
http://juicyandtasty.fr/

class’ croute(クラスクルート)【パリ】


こちらはベジ対応の料理があるカフェ。


英語の表記はありませんでしたが、「VEGE」という表記があるためわかりやすいです。

オーダーしたサラダには、ナッツやシード・穀物・ファラフェル・フムスが入っていました。味付けはハーブドレッシング。パンがついてきます。

class’ croute
https://www.classcroute.com/

アットホームな穴場のヴィーガンレストラン。Lotus and Cacutus(ロータスアンドカクタス)【パリ】

ヴィーガン100%のアットホームなレストランで、昼はランチ、夜はタパスを楽しむスタイル。ロフトの2階部分は落ち着いた雰囲気です。


ヴィーガンパテ。パテはきのことレンズ豆で作っています。ちょっと味が薄いかなと思いましたが、ピクルスと一緒の食べるとちょうど良かったです。パンのお代わりができます。


かぼちゃのグリルと、かぼちゃと白いんげん豆のトースト。優しい味でした。

かぼちゃのグリルはクリームとマッチして美味しかったです。他にデザートもあるそうです。

Lotus and Cacutus
https://www.lotusetcactus.com/

衣食住100%ヴィーガン!Aujourd‘hui Demain -Vegan Concept Store(オージュードュイ ドゥマン ヴィーガンコンセプトストア)【パリ】


ヴィーガンのコンセプトショップで、食材・衣料品など全てヴィーガン。ヴィーガンレザーのかばんや靴もありました。食品はヨーロッパだけでなく、世界各国の食材があります。ドイツの物が多いように思いました。


グルテンミート・ソイミート・豆腐のソーセージ・バーガーパテなどの“肉”のもの。乾燥タイプもあります。


豆腐ツナ・スモークサーモンなどの“魚”のもの、チーズ・バターなどの“乳製品”などたくさんありました。


こちらはヴィーガンエッグ。


カフェではバーガー・パンケーキ・デザートが注文できます。17時までしか食事を注文できないとのことで、ケーキをオーダー。いちごのクランブルタルトと、バナナブレッド。

どちらもヴィーガンだと言われないとわからないクオリティー。さすが焼き菓子の国、とっても美味しかったです。

Aujourd‘hui Demain -Vegan Concept Store
http://www.aujourdhui-demain.com/

にもたくさん!パリのヴィーガン・グルテンフリー対応店


ヴィーガンケーキの店もありました。閉店間際に行ったらもうケーキがない!テイクアウトの食事もありました。

https://www.vgpatisserie.fr/


こちらはオーガニックのパン屋。

BIO(ビオ)はフランスでオーガニックを表します。日本で言うチェーンのカフェや、コンビニのようなパン屋がとにかくたくさんあります。

ハード系のパンはどれもヴィーガンでも楽しめます。


グルテンフリー商品は、BIOスーパーやドラッグストアにおいてあります。「Sans gluten(サンズ グルテン)」と表示があるのがグルテンフリーです。

スーパーには野菜・パン・チーズやお酒、日用品・サプリまで、ありとあらゆるものがありました。


「カルフール」はフランスでたくさんの店舗がある大手スーパーです。ここだけではなく、だいたいどこのスーパーにもBIOコーナーがあります。

電子レンジで調理するタイプから、お惣菜・お菓子まで、様々なものを選べるのがいいですね。

「カルフールBIO」というBIO専用スーパーもありました。「Bio c’ Bon(ビオセボン)」は日本にもできましたが、これもたくさんあります。

自然食品を売る店もあり、オーガニック・ヴィーガン・ベジタリアン・グルテンフリーのものが比較的手に入りやすいようです。

また、マルシェもたくさんあるので、新鮮な野菜や果物が安く手に入るのは本当にうらやましいです。

グルテンフリーということで、もっと米を食べてもいいのではないかと思いましたが、フランスでは地産地消を大事にしているので、そういったことも関係しているのでしょうか。玄米のおにぎりなどもあればいいのにと思ってしまいました。寿司屋はたくさんありました。

今回感じたことは、一般のスーパーに商品があり、選べる自由があるのが一番いいなということです。

食事や、食材を購入するという点で言えば、フランスはとても住みやすいのではないかなと思いました。

皆さんも、フランスに行ったら新たな美食を楽しんでみてください。

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめWEBサイト等で情報を確認していくことをおすすめいたします。

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清水えみこ

清水えみこ

農業高校野菜部出身の元花屋
日本語教師
環境・健康・教育業
自然と旅行が大好きです