「罪悪感ゼロ」をコンセプトに様々な展開!FOOD JEWELRY(フードジュエリー) ≪後編≫

更新日:2019/02/01 公開日:2017/07/25

罪悪感ゼロのヘルシースイーツ「ブリスボール」が大人気のフードジュエリー。

本の出版や手作りのブリスボールを学べる「ブリスキッチン」の運営など、ブリスボールを普及すべく、様々な活動を行っています。

代表の坪井さんに様々なお話をお伺いしているインタビューも、今回が最終回。後編では、坪井さんの食に対する想いと、フードジュエリーの今後の展望について紹介していきます!

≪前編≫罪悪感ゼロ!ハイセンスなプレゼントにヘルシーなブリスボールはいかが?FOOD JEWELRY(フードジュエリー)

≪中編≫次世代おにぎり?家庭でオリジナルのブリスボールを作ってみよう。FOOD JEWELRY(フードジュエリー)

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食べ物で体調を管理することの大切さと、「未病」への意識。


坪井さんは、フードジュエリーを立ち上げる前、コンサルティングの会社で、一時期上海に滞在していました。その際に、食の大切さを実感したそう。

「中国で暮らしはじめ、日本とは違う食生活の中で、思うところが沢山ありました。どう食べ合わせれば身体に良いか、自分に体調に合わせた食べ方はどんなものか、考えながら食べるのが普通になりました。」

海外で暮らしたことで、体調管理の一環として、食生活に気を使うようになった坪井さん。その後日本に戻ってからも仕事で忙しく、自炊をする時間はなかなかありません。しかし、できる範囲で食生活に気を使うようにしています。

「仕事が忙しくて、食事のほとんどは外食かお惣菜。コンビニのサラダで食事を済まさざるを得ない時もあります。そんな時は、せめてドレッシングは付属のものではなく、オリーブオイルと塩で味付けして食べるなど、できる範囲で試行錯誤しています。」

坪井さんのお母様は薬剤師。小さな頃から食生活での体調管理をする、という意識が自然と身についていたといいます。

「母も仕事が忙しく、共働きの中で、どうすれば食生活を少しでも良いものにできるのか考えていてくれました。その影響は大きいと思います。忙しいながらも、『風邪をひいたら身体を温めるために白湯を飲みなさい』『眠れないならカルシウムを取るためにホットミルクを飲みなさい』など、体調管理のための知識を色々と伝えてくれました。」

ストイックすぎず、できる範囲で体調管理を行う。病気になる前に食生活で身体をもとに戻す、メンテナンスするという意識。これは、コンサルティングの会社の後に運営に関わった、ヨガの精神ともつながっていきます。

「コンサルティングの会社で勤めた後、ヨガスタジオの運営に携わりました。ヨガインストラクターという立場ではありませんでしたが、ヨガの考え方は、それまでの自分の体調管理の意識と重なるところもあり、とても共感するところがありました。」

ヨガも、未病の段階で身体を整えるもの。また、自分の心身のバランスを意識し、体調管理のために、食を大切にするものでもあります。

ヨガの仕事を通して、坪井さんは、食の大切さ伝える仕事をしていきたい、と考えるようになります。

自分と向き合い、自分の体調を理解する。


体調管理が大切と言っても、みんなが同じ方法で、身体を整えることができるわけではありません。

「同じ人間だから同じもの食べればよくなる、と思っている人が多いように感じます。しかし、身体は人それぞれ。健康の近道は、自分の体質を理解して、自分は何をとるのが良いのかを知ることです。自分と向き合い、自分の体質、その日の体調などを自分で理解できるようになると、身体は変わってくると思います。」

ブリスボールも、ゆくゆくはその人その人に合ったカスタムメイドを提案するような試みをしていきたい、という坪井さん。

情報が溢れ、食の選択肢も多い世の中で、自分を理解し、自分だけのバランスを取っていくことは、今後ますます大切になってきます。

美味しさを維持しつつ、機能性を高めたブリスボール。


「ブリスボールって、漢方の考え方と似ていると思うんです。薬剤師だった母の影響で、漢方についても知識がありました。漢方も、素材と素材の組み合わせ。組み合わせることで、その人にあったメンテナンスをできるものです。ブリスボールも素材と素材を組み合わせ、その人の体調に合わせたものを作ることができます。」

ブリスボールは、メンテナンスフードの要素も持っている、という坪井さん。素材の組み合わせ次第で、様々な人のメンテナンスをできるというスイーツは他にはないかもしれません!面白い!

「また、身体のことを考えてという以外に、自分カスタマイズができるという意味でも、ブリスボールの需要はあると思います。『自分だけのオリジナルを作りたい』という欲求は、今の人には多いですよね。」

今後、美味しさはそのままに、より機能性を高めたブリスボールにも挑戦したいという坪井さん。先日、ヒカリエの催事で、自然のプロテインが多いヘンプシードを使ったブリスボールを「プロテインボール」という名前で販売したところ、とても好評だったそう。

「プロテインボール、という名前がキャッチーだったのもあると思います。初日からかなり好評いただき、売り上げもとても良かったです。お客様からの要望が多いこともわかったので、今後は機能や栄養素からチョイスした素材を入れて、メンテナンスをコンセプトにしたものもやっていきたいと思っています。サプリメントより、自然素材のブリスボールの方が、身体に優しく取り入れやすいと思います!」

良質な栄養をたっぷり取りたいお子さんや、効率良く栄養を取りたい高齢者の方向けなど、新たな需要がありそうですね!

罪悪感のない食べ物を、これからも!フードジュエリーの展望。


最後に坪井さんは、こんな話をしてくれました。

「私はパティシエではないし、何か物凄いスイーツを作ることができるわけではないですが、ぶれないコンセプトを持っているのは強いと思っています。それは、『罪悪感ゼロのスイーツ』を作っていくということです。ローフードを極めたい、とか、ビーガンスイーツを作りたい、というわけではありません。お菓子を作るには「砂糖」「小麦粉」を使うのは当たり前、という常識にとらわれず、『罪悪感ゼロ』のコンセプトをもとに、それに合うものを作っていきたいな、と。もちろん、一過性の流行りではなく、サスティナブルな展開をしていくには、美味しくなければいけないので、そこもぶれずに追求していきます。また、これからはグローバルで通用するものであることも大切。コンセプトはぶらさなければ、日本だけに固執する必要もないかな、と思っています。」

今後は、アイスなど、ブリスボール以外のスイーツにも挑戦していきたい、という坪井さん。そして、ゆくゆくは直営店の運営も視野に入れているフードジュエリー。

スイーツは大好きだけど、食べ過ぎると罪悪感…。そんな葛藤に悩む女性の救世主!フードジュエリーの今後の『罪悪感ゼロスイーツ』、楽しみに待ちましょう!

≪前編≫罪悪感ゼロ!ハイセンスなプレゼントにヘルシーなブリスボールはいかが?FOOD JEWELRY(フードジュエリー)

≪中編≫次世代おにぎり?家庭でオリジナルのブリスボールを作ってみよう。FOOD JEWELRY(フードジュエリー)

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

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AYA OKUDA

AYA OKUDA

フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。
得意分野は、日本の伝統行事食、食の日本史・世界史、テーブルコーディネート。
好きな分野は、カレー、ビール。