人にも犬にもフレンドリーで優しいカフェ「cul de sac(クルドサック)」

更新日:2022/01/19 公開日:2021/06/27

神奈川県・たまプラーザ駅から徒歩12分ほどの閑静な住宅街にある「clu de sac」(クルドサック)。

こちらは身体や環境に負担が少ないオーガニック食材中心のメニューを提供しているカフェです。

お店の名前である「cul de sac」とは、フランス語で“袋小路”というロータリー状の道路のこと。自動車の通り抜けができず、防犯面にメリットがあるそうです。

こちらのカフェがある横浜・美しが丘にもロータリー状の「cul de sac」 がいくつかあります。

その中心には桜などの樹木があり、住民の方の憩いの場になっているそうです。

「cul de sac」のオーナーさんはご自身が住んでいる美しが丘で憩いの場を作りたいとカフェをオープン。

食を変えたことで体調がよくなったことから、厳選した食材で身体に優しいメニューを提供しています。

食べたもので身体は変わる

オーナーさんが食を見直したきっかけは畜産業の実態。

牛が育てられている環境や地球環境への影響を知り、毎日摂取していた牛乳やヨーグルトをやめたそうです。

乳製品を摂らなくなったことで今まで悩んでいたむくみやお腹の不調がよくなり、人は食べたものでできていることを実感。

さらに愛犬の食事も見直したところ、食物アレルギーに悩んでいた愛犬の肌の不調もよくなったことから、今後は犬の健康にもいいドックフードの販売も予定しているそうです。

こだわりの野菜で作る美味しくて身体に優しいメニュー

カフェで出すメニューはすべて植物性。

使用している材料は自然栽培やオーガニックのものを中心に身体に優しいものにこだわっています。

「そば粉のガレット」1200円(税込)。

ガレットの具材は新鮮な野菜がたっぷり。国産有機そば粉を使用したグルテンフリーのガレットに自家製のピクルスとローストポテトがついてきます。

みずみずしい生の野菜やグリル野菜、フムスなどが入っていてボリュームがあります。見た目も色鮮やかでそれぞれの素材そのものの味が濃くて美味しかったです。

粉唐辛子が添えられていて、辛いのが好きな人はガレットやポテトに付けて楽しむことができます。

種類豊富なスイーツ

「cul de sac」はヘルシーなスイーツが充実しています。

甘味料はあまり使わずに、素材の味を活かしたスイーツを心がけているそうです。

「本日のヴィーガンケーキ」700円(税込)。

この日は非加熱で作る酵素たっぷりのRawケーキでした。

ブルーベリーとバナナの甘さがさわやか。トッピングのドライフルーツもお店で作っています。

「ジェラートのミニパフェ」600円(税込)。

手作りのコーヒー寒天、アーモンドのジェラート、イチジクのジャム、農薬不使用のりんごの自家製ドライフルーツのパフェです。

パフェの内容も日替わり。

ほろ苦いコーヒー寒天とアーモンドが香ばしいなめらかなジェラートがよく合い、甘すぎず美味しかったです。

ジェラートに使用する食材は動物性なのはもちろん、大豆や小麦も不使用で、お客さんからは「ヴィーガンジェラートとは思えないほど美味しい!」と驚かれるそうです。

店内ではパフェのほかに、アフォガードやケーキとセットで食べることができます。

全国発送もしていて、ご近所の方はお持ち帰りも可能。

ヴィーガンとは思えないなめらかでコクのあるジェラート。

気になるけど遠くてなかなか「cul de sac」に行けない……!という方はぜひチェックしてみてください。

こちらは「米粉のブルーベリーマフィン」300円(税込)。

本日のマフィンとスコーンは人気のテイクアウト商品。マフィンは日替わりで毎日2、3種類あります。

ジューシーで大きめのブルーベリーがゴロゴロ入っていてココナッツのほのかな甘さとシャキシャキ感が美味しかったです。

「デーツのスコーン」200円(税込)。

こちらのスコーンは毎日のようにテイクアウトするお客さんがいるほどの大人気商品だそう。

甘味料不使用で甘さはデーツのみ。サクッとしっとりほのかな甘さでくせになりそうです。

環境に優しい森林農法で作ったコーヒー

「cul de sac」のコーヒー豆は無農薬・有機栽培のものを使用しています。

熱帯地方の森林を伐採せず、森林を保ったまま樹木の間に農産物を植えて栽培する「森林農法」という伝統農法で豊かな森を守りつつ栽培されているコーヒー豆です。

「アメリカーノ」600円(税込)。

専用のエスプレッソマシーンで作るアメリカーノは、毎朝その日の気温や湿度、豆の状態によって挽き具合や水の温度を調整しているというこだわりよう。

渋みがなくスッキリとした味わい。コーヒー好きの方にも好評だそうです。

自宅で気軽に楽しめるドリップバッグ一袋150円(税込)もあります。

焼き菓子と一緒に購入するのもおすすめです。

すべての生き物に優しいお店作り

オーナーさんが大切にしていることは美味しいだけでなく、すべての生き物に優しいメニューとお店づくり。

「cul de sac」は開店当初から農家の方がこだわって作っている自然栽培や有機の野菜を仕入れています。

それは食べた人の身体をよくするだけでなく環境にも負担がかからないからです。

テイクアウト用のドリンクのカップはアイスドリンクでもプラスチチックを使わずに紙でできたカップを使用。

ストローは100%自然素材で草でできたものです。コストは高いですが環境にも人にも優しいストローです。

室内犬であれば窓際の席は犬も同伴可能。散歩の途中に犬と一緒に立ち寄る近所の常連さんも多いそうです。

木の温もりを感じる店内は人・動物・地球への配慮を感じる優しい空間。

温かみのある空間で美味しい食事を味わいに行ってみてください。

店舗情報
「cul de sac」
住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘4-19-18
電話:045-295-2660
営業時間:10:00〜17:30 定休日 月曜・木曜
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※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

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WatanabeSayuri

WatanabeSayuri

身体を壊したことをきっかけに、通院生活を送りながら様々な食事方法を学ぶ。その中でRawフードと出会い、現在はRawスイーツ教室やイベンドを主宰、企業向けにレシピ開発を行う。また豆腐の普及活動に携わり、日本の伝統食である豆腐の素晴らしさを伝えている。