甘酒は飲み続けると体に良い?毎日取り入れる3つのメリットや効果を解説

更新日:2023/10/16 公開日:2022/12/15

甘酒は、「飲む点滴」と言われるほど、栄養豊富な飲み物として知られています。

しかし、体に良いというイメージがあるものの、実際にどのような成分・栄養が含まれているのか、どういった作用が体に良いと言われているのか、疑問に感じる方も少なくないでしょう。

今回は、甘酒の種類や体に与えるメリット、そして甘酒を続けた結果について詳しく解説します。

また甘酒を飲み続けることで起こるデメリットについても併せて説明していきます。

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甘酒の種類は2種類

麹と冷たい甘酒
甘酒は主に、米麹を原料にしたものと、酒粕を原料にしたものの2種類があります。

2種類の甘酒には、どのような違いがあるのか、特徴や主成分を踏まえながら解説します。

米麹

米麹とは、米のデンプンを麹菌で糖に分解したものです。米麹甘酒は、原料である米麹と種麹にお湯を加え、麹菌の働きが活発になる60℃前後を保って作られます。

すっきりとした自然な甘味が楽しめるため、甘酒特有のクセが気になる方でも飲みやすいのが特徴です。

また、ノンアルコールなので、お子さんやアルコールが苦手な方にもおすすめです。

酒粕

酒粕とは、清酒を製造するときの工程である「圧搾」後に残った搾りかすのことです。

酒粕甘酒は、この余分な搾りかすを水に溶かし、さらに砂糖を加えることで出来上がります。

米麹甘酒と違い、微量のアルコールを含んでいるので、お子さんや妊娠中の方は飲めません。

清酒の香りと砂糖の甘みでまろやかな口当たりが楽しめます。

甘酒が体に良いと言われる理由

コップに入った甘酒
飲む点滴と呼ばれる甘酒は、なぜ体に良いと言われているのでしょうか。

大きな理由として、栄養価が高いことが挙げられます。

甘酒には、脳にとって大切なエネルギー源となるブドウ糖をはじめ、腸内環境を整える食物繊維や「ビフィズス菌」を増やすオリゴ糖、エネルギー作りに欠かせないビタミンB群など、さまざまな栄養成分が含まれています。

また、肌や髪の毛、筋肉など体のさまざまな部位に作用してくれる成分も含まれているので、お子さんや妊娠中の方にもおすすめです。

甘酒は発酵食品なので、便通改善や免疫力アップなどの効果も期待できるでしょう。体に良い栄養価を一度に摂れるため、甘酒を日課にするのも良いかもしれません。

甘酒を飲み続けた場合のメリット

甘酒を飲む女性
栄養豊富な甘酒を続けた結果、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

ここからは、甘酒を習慣化することで得られるメリットを、肌・体型・血圧の3つの項目で解説します。

①肌へのメリット

甘酒には、たんぱく質の代謝を助けてくれるビタミンB群が豊富に含まれています。

ビタミンB群には、角層を形成するタンパク質の代謝を活発化させる働きがあります。肌のターンオーバーを促すことで、古い角質などの老廃物を外に流してくれます。

また、米麹甘酒には、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐのに有効な成分であるコウジ酸も含まれており、シミやくすみの原因にアプローチしてくれるのも大きなポイントです。

②体型へのメリット

甘酒には、善玉菌であるビフィズス菌を増やすオリゴ糖が含まれています。ビフィズス菌は、通称「ヤセ菌」とも呼ばれており、このヤセ菌が作り出す短鎖脂肪酸には、脂肪蓄積を抑制させる作用があると言われています。

甘酒でヤセ菌を増やすことで、気になる体型にもアプローチしてくれるでしょう。

③⾎圧へのメリット

甘酒には、アミノ酸の一種であるGABA(γ-アミノ酪酸)が含まれています。GABAは、ストレスの軽減やリラックス作用だけでなく、血圧低下の効果も期待できると言われています。

また、腸内環境は血圧に関わっているという報告もあります。そのため、善玉菌やGABAが豊富な甘酒は、血圧が気になる方にぴったりの飲み物だと言えます。

甘酒の美味しい作り方をご紹介!

「甘酒の作り方を知り、自宅で楽しみたい」「甘酒を作るための材料や道具を知りたい」「甘酒作りのポイントを知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

甘酒の作り方は、材料や道具によって、さまざまな楽しみ方があります。

飲み続けるとカロリーの高さがデメリットになる場合も

メジャーでウエストを図る女性
甘酒は栄養価が高いですが、カロリーが気になる方も多いでしょう。確かに、甘酒のカロリーは100gあたり76kcalと、決して低くはありません。

「体にいい」「ダイエットに効果的」だからと大量に甘酒を続けた結果、太ってしまったという声も上がっています。

また、甘酒は糖分が高いので、血糖値が上がりやすい性質があります。血糖値の上昇は、脂肪の蓄積にも影響を及ぼすので、適度な量を摂取するよう心がけましょう。

甘酒を飲み続けて効果を発揮するためには

お盆に乗った甘酒
せっかく習慣化させるなら、甘酒を飲み続けて効果を発揮したいものです。

ここからは、甘酒が持つ効果を発揮させるためにチェックしておきたい、2つのポイントを紹介します。

甘酒を飲む時間帯

甘酒は、飲む時間帯によって得られる効果が異なります。

朝に摂取すると、ブドウ糖が脳に送られることで、脳の活性化に繋がります。また、朝に糖分を摂取することで代謝アップも期待できるので、ダイエットを目的に甘酒を摂取する方にはおすすめです。

昼に甘酒を摂取すると、疲れた脳に糖分を届けることで脳の働きが戻り、集中力をアップしてくれます。また、3時のおやつタイムは、糖の吸収が最も穏やかな時間なので、糖質を抑えた減量を行っている方にぴったりです。

夜の摂取は、甘酒に含まれるGABAの作用によって、ストレスの緩和が期待できます。心も体もリラックスさせることで、安眠に繋がるでしょう。

摂取する甘酒の量

甘酒を、健康維持やスタイル維持のために取り入れる場合には、150〜200mlまでの量を目安に摂取するのがおすすめです。上述した通り、甘酒は糖分が高く、大量に摂取してしまうと体重の増加に繋がります。

夜の時間は、摂取したものが脂肪に変わりやすいので、特に注意が必要です。適量とされる200ml以下を目安に摂取することで、体に嬉しい効果が期待できるでしょう。

まとめ

甘酒で温まる女性
栄養豊富な甘酒は、体に嬉しい成分が豊富に含まれた飲み物です。

腸内環境を整えたり、血圧の上昇を抑えたりと、健康維持をサポートしてくれる作用が満載です。また、ボディメイクや肌改善といった、美容効果が期待できる成分も豊富に含まれているので、美容に興味がある方にもおすすめです。

一方で、カロリーが高いというデメリットもあるので、摂取する量や時間帯をチェックし、甘酒ライフを充実させてみてはいかがでしょうか。

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