鴨川のほとりでリラックス。自然の循環の中で自然な食生活を。Veg Out-vegan cafe(ベグアウト ビーガンカフェ)【京都駅】

都心の喧騒に疲れた時、ランチを楽しみたい。日々の生活のどんなシーンでも足を運びたい。そんなカフェが京都駅にあります。

Veg Out-vegan cafe(ベグアウトビーガンカフェ)は、“生活の中にヴィーガンを気軽に取り入れてほしい”という思いで、今日もお客様をお迎えしています。

今回はシェフの橋本和明(はしもとかずあき)さんにお話をお伺いしました。

ベグアウトの場所や詳細な情報はこちら

季節で変わりゆく川を見ながら、心休まる時間を。


京都駅から徒歩13分。鴨川のほとりにあるのがベグアウトビーガンカフェです。

オーナーのYokoさんはヨガスタジオを運営しています。

ヨガの陰陽の考えや、自然の物を取り入れ殺生をしないことはヴィーガンと通じるところがあります。

「植物のようにゆったりと、シンプルで健康に良く、自然に近い生活を日々に取り入れてほしい」

今の物件が空いた時に、スタジオ併設のイートインスペースというより、独立した一つのヴィーガンのカフェとしてお店を作りたいと3年前にオープンしました。


夏は緑とともに川が輝き、冬は渡り鳥がくる。観光客の多い京都駅の近くにありながら、オアシスのようなカフェです。

場所柄、観光や外国人のお客様も多く、滞在中は毎日来る観光の方もいるというのが納得の癒され度です。


お食事はもちろんですが、自然を眺めながらハンドドリップコーヒーいただくのも◎。

京都の自家焙煎コーヒー専門店「WEEKENDERS COFFEE」が焙煎する、新鮮なスペシャルティーコーヒー豆をハンドドリップで提供してるそうです。

見た目・香り・空間、全部総合しての「料理」


ベグアウトは、京都近郊のオーガニック野菜を中心に使用しています。夏は農家さんを回るツアーが開かれるなど、生産者さんの顔が見えるお店を心がけているそうです。

食べる前にうっとり!写真は「おばんざいプレート」。(1,500円税抜)日替わりのおばんざい9種類をワンプレートでいただく盛りだくさんなメニュー。


「料理は見た目・香り・空間全部を総合したものだと思うので。」という、フレンチでの調理経験もある橋本さんが腕を振るう料理はどれも素敵。

「パニーニ」自家製のフェタ豆腐(フェタチーズもどき)と季節の野菜をはさんだホットサンド。

国産小麦・天然酵母にこだわる京都市右京区「タローベーカリー」の全粒粉パニーニを使用しています。


「ブッダボウル」色鮮やかなお野菜と玄米ご飯のヘルシーなサラダ丼。特製のタルタルソースとドレッシングをあわせていただきます。

作る側からみたヴィーガン料理の可能性


ベグアウトに来てから帰るまで、料理がヴィーガンと気がつかない人も多いそうです。

「色あいや味はしっかりしています。例えば、ヴィーガンが好きな女の子に連れて来られた彼氏が物足りないと思うのが感覚的にわかるので。

みんながその時、その食事を楽しめる空間になるよう、誰でも満足できる料理にしたいと思っています。」(橋本さん)


以前の勤務していた飲食店でも、ヴィーガン対応していた橋本さん。ヴィーガン料理をだけを作るようになったことに戸惑いはなかったのでしょうか。

「ヴィーガン料理は、フランス料理のようにそこまで確立されているわけではないので、まだまだできることがあります。

使う食材が限られている中、一つの食材を突き詰めてどう工夫できるかを追求することがコックとしての楽しみでもありますね。

自分のそういうところ、ヴィーガン料理に向いてるのかな?と感じます。」

オープンから2年がたった今、美味しいと言われることはもちろんですが、普段ヴィーガン料理を食べていない方に、未知の食材や味付けを提供できた気がして楽しいのだとか。

「楽しいっ」も大事な料理の要素だった!


ベグアウトでは、音楽やダンスイベントを開催しています。ヴィーガンは本来どんな人でも楽しむことができる料理ですが、野菜だけということに敷居を感じる方もいます。

提供する料理も含めて、誰でも楽しみながらカフェに来てもらえるよう企画していますが、スタッフ自身も同時に楽しんでるのもポイント。

「いらいらすると料理の味がわかにくくなるんですよ。いらいらしたり、作らされている料理より、うまく力を抜いたり、楽しい環境・スタッフの中で作られたものの方が美味しいんだろうなと。

料理は一皿ではなくて全部だと思う。食材・食べる相手・天気・空間、音楽などすべてが繋がっての料理だと思うんですけど、その中の一つに作り手の気分・感覚もあると思うので。」(橋本さん)


「いろんな人が出会い交わる場になればいいですね」という橋本さん(写真右)。

物流や交通など、人が行き交う場として栄えた川沿いの地域も日本の歴史では多かったですね。

ベグアウトがヴィーガン料理を通して現代の交流の場になるのかな?と、美味しいハーブティーを頂きながら、ふと感じました。

ここでお役立ち情報!ベグアウトは朝8時から夜9時までオープンしています。京都のヴィーガンカフェで朝からオープンしているお店は貴重なのです。思い立ったらいつでも来られるオアシスです!

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

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岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

ヴィーガンフードアナリスト®︎
ベジタリアン・ビーガン・グルテンフリーなどヘルシーな食のフードライターとして活動。 保育士経験から子供たちの未来を守るため、オーガニックや自然栽培など食の安全にも取り組む。インバウンド対策やアレルギー・環境問題から、ヴィーガンに関するセミナー等も開催。自身も10年以上のヴィーガン。 メディア出演:The Japan Times、日テレ「人生が変わる1分間の深イイ話」、チバテレビ「ジャルっと爆ハリ」等。