梅干しを飲もう:梅干しの活用で夏バテ予防!〜西邨マユミのプチマクロ生活〜

こんにちは、西邨マユミです。アメリカはアラスカのマクロビオティック・コミュニティからこの原稿を書いています。

初孫が生まれました!


6月は日本から帰国後、ひと月ほどウィスコンシン州にいて、娘の出産の立ち合いと初孫のお世話をしていました。

ちなみに初孫は女の子。生まれてからまだ一か月ほどなのですが、一日一日と育っている、生まれたばかりの赤ちゃんならではの成長のスピードに、毎日眺めていても飽きません!

すごく楽しみにしていたお孫ちゃんなので、お世話をするのはとても楽しかったのですが、娘が暮らす町には、日本食品を扱っているお店が近くにないのが泣き所。

ようやく日本食のレストランを見つけたんですが、もちろんマクロビオティック料理はありません。

娘からのリクエストを受けて、日本から帰国する際に大量に買った日本食アイテムを使いながら、調理していました。

7月4日は独立記念日でしたが、その日は娘家族と一緒に、パエリヤやフムスを食べて過ごしました。

よく子育てをされている方から「マクロビオティック料理で育児は可能ですか?」と聞かれるますが、もちろん大丈夫です!

動物性食品を摂らなくても、マクロビオティック料理の基本である玄米などの穀物を中心に、お野菜とタンパク質となるお豆、海藻をバランスよくとれば、大丈夫です。

子どもをふたり、マクロビオティック料理で育てた私が言うんですから、間違いなしです!

梅干しの力を考える


写真:無料写真素材「花ざかりの森

マクロビオティック料理と子育てについてはまた別の機会に紹介したいと思いますが、先月の記事「1日1回からはじめるマクロビオティック生活の4つのルールと3つの食べ方〜西邨まゆみのプチマクロ生活〜」を掲載した後、「猛暑に備えて夏バテ予防方法を教えてください」とのリクエストが来ました。

7月上旬の日本の天候は記録的な寒さだそうですが、ここ数年の日本の夏は正に「酷暑」であるという話は、日本の友人からよく聞きます。

その度に「ああ、絶対夏には帰国できない」と暑がりの私は思ってしまいますが、日本に限らず、最近では地球温暖化の影響で、世界各地で記録的な暑さが報告されるようになりました。

そのことを考えると暑さ対策はとても大切。

リクエストされた方から、最近日本では「牛乳で熱中症対策」と言われているのですが、マユミさんはどう思われますか?と聞かれました(参考:東京都健康長寿医療センター)。

食事や栄養の摂り方は個人によって異なるので、牛乳での熱中症対策も方法としてはあり得るのだと思います。

ただ私が提唱するプチマクロの考え方では、「動物性食品をできるだけ控える」ことがルールとなるので、牛乳ではなく、別の食材で夏を乗り切る方法をご紹介したいと思います。

これから本格的な夏に向けておすすめなのは、「梅干し」です。

梅干しは、昔から夏に食材として使うことを勧められてきましたが、梅干しに含まれるクエン酸には、疲れの原因となる乳酸を抑える働きがあります。

昔から「梅干を食べると身体の調子が良い」という声をよく聞きますが、これは「疲労を感じる物質を体内で作らない」ということなのです。

それ以外にも、梅干し独特の酸味による食欲増進効果や、抗酸化作用もあり、最近改めて注目が集まっているようですね。

梅干しそのままではなく、梅干しの種を取り、ペースト状にした「練り梅」は、調理にさっと使えてとっても便利。私のレシピでもよく使っています。

練り梅を白みそ、みりん、お水と合わせてふつふつと沸騰させると、美味しいソースに。ゆでた野菜を添えて出すと、夏バテ気味の体調でも、さっぱり食べられるので、美味しくて食べるのが止まらなくなります。

また、梅干しを作るときにできる、塩分を含んだ独特の酸味が特徴の「梅酢」は、私のお料理には欠かせない調味料のひとつ。

季節のお野菜を梅酢でよく揉み込めば、ちょっとした浅漬けにもなります。梅酢をお水で薄めるだけでも、簡単なソースとして、蒸し野菜を美味しくいただけますよ。

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梅干しを飲む

ご飯のおともに、あるいは調味料としても万能な梅干しですが、私のお勧めは、この梅干しを使った飲み物やスープです。

消化に良いだけではなく、血液を浄化するので、夏バテや、前の日に飲みすぎてしまった、身体がだるい、そんなときにしゃっきりするためのおすすめレシピをいくつか紹介したいと思います。

おススメの梅レシピその1:梅醤葛(うめしょうくず)


日本に伝わる家庭療法のひとつが、この胃腸など消化器系を元気にしてくれるドリンク。消化不良や疲れ気味の時にお勧め。

作り方はとっても簡単。水に溶いた葛を、つぶした梅干しと一緒に小鍋に入れて、カップ一杯分の水を入れてから強火で温め、沸騰直前に醤油を加えてから火を止め、最後にしょうがのしぼり汁をひとたらし。

お腹の具合が悪いかなと思う時や、朝ご飯の前にこれを飲みましょう。朝ごはん以外でも、眠りを誘うドリンクなので、夜寝る前に飲むのもお勧め。梅干しは練り梅でも代用可能です。

おススメの梅レシピその2:梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)


梅醤葛をもっと気軽にドリンクとして楽しみたい。そんな方にお勧めなのは梅醤番茶。

最近では市販のティーバッグなどもありますが、番茶に刻んだ梅干しと醤油を混ぜたもの。血液を浄化させ、消化や吸収機能を整えてくれる万能ドリンクとして、マクロビオティック料理で紹介されています。

お酒の飲み過ぎ、膀胱炎、便秘、緩んだ状態の下痢、胸やけ、風邪のひきはじめ、ストレスなど、その都度1日一杯、一週間続けて飲んでみましょう。その後調子を見ながら飲む回数を調整すると、体調の改善につながります。

おすすめの梅レシピその3:即席梅干しスープ

これもすごく簡単。お椀に種を取った梅干し半分(同量の練り梅でもOK)と、とろろ昆布小さじ1、醤油ひとたらし、小口切りにした万能ねぎ1/2本を入れて、最後に熱いお湯を注ぎ入れて出来上がり。簡単でしょ?

即席梅干しスープは、梅干し→とろろ昆布→万能ねぎという、お椀に入れる順番は守りましょう。さっぱりとした梅干しの酸味と、とろろ昆布の柔らかな口触りが、夏の暑さで疲れた体をほぐしてくれます。

梅干しはおにぎりの具材としてだけではなく、梅干しそのものを調味料と考えるとたくさんの使い方があります。ぜひ皆さんの食事のレシピで活用してみてくださいね。

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西邨マユミ

西邨マユミ

マクロビオティック・ヘルス・コーチ/パーソナル・シェフ
日本パーソナルシェフ協会 顧問
一般社団法人オーガニックヴィレッジジャパン(OVJ) アドバイザー
一般社団法人ChefooDo(シェフ―ド)会員

1982年に単身渡米、マクロビオティックの世界的権威である久司道夫氏に師事。
その後、マサチューセッツ州のクシ・インスティテュート・ベケット校の設立に参加し、同校の料理主任および料理講師に就任。同時に、がん患者や子どものために食事を作る経験を通して、また働く女性でも無理なく続けられるよう、時代のニーズに合ったマクロビオティックのあり方を提唱・実践している。
2001年より通算10年間にわたり歌手マドンナ一家のパーソナル・シェフをつとめ、ワールドツアーにも参加。その他にもブラッド・ピット、ミランダ・カー、スティング、ガイ・リッチー、ゴア元副大統領など多くのセレブリティに食事を提供してきた。現在は国内外で精力的に活動中。

● 西邨マユミの主要著書
『正しい食欲のつくり方』(ワニブックス、2015年)
『三河みりんで味わうプチマクロ料理』(キラジェンヌ、2013年)
『心とカラダを整える スムージー&スムージー』(講談社、2013年)
『Mayumi's Kitchen 日本語版』(講談社、2011年)

● 西邨マユミが監修を行っている主な商品
HAPPY DATES(UHA味覚糖)http://uha-kanshoku.com/index.html 
海と大地のデリ(イオン)https://www.aeon.com/content/note/umi-daichi/