NEW!八ヶ岳のふもとを抜ける高原列車で、地元のオーガニックを味わう日帰り旅。オーガニック・トレインツアー【小海線・山梨県】

更新日:2019/02/01 公開日:2017/10/04

都心からちょっと足を伸ばして。地域の生産者たちと一緒にオーガニックな食事と、野菜収穫が体験できるイベントツアーを、農林水産省生産局の補助事業でオーガニック・エコ農水産物安定供給体制構築事業を受託した(株)JTBコーポレートセールスにて開始します!

第1弾は高原列車で行く、八ヶ岳・野辺山駅。行楽の秋にフラッとオーガニックを感じるお出かけはいかがですか?

個人では行きにくい、オーガニック生産者さんの元へ。


11月18日、19日のそれぞれ日帰りで行われる小海線オーガニック・トレインツアー。高原列車でお出かけして、到着先で地元産オーガニックのお弁当を食べながら、オーガニック野菜の収穫体験ができるという充実したプランです。

ツアーなので体験先やお弁当を自分たちで探す手間も一切なし。オーガニックに関心のある皆さんと友達になれるかも?!というワクワクもありますね。

行き先は八ヶ岳のふもと、JR小海線の野辺山駅。JR線の中で日本一標高の高い駅なんだとか。

小海線は、山梨県・JR中央本線小淵沢駅から、しなの鉄道線小諸駅を結ぶ高原列車です。世界で初めてハイブリッド車両を導入しています。


気になるお弁当はそのほとんどが地元・山梨のオーガニック食材を使用。甲州地鶏や甲斐サーモン、山梨の名産こんにゃくなど、聴いているだけで食べるのが楽しみな豪華ラインナップ。


山梨の料理研究家で、山梨の農業有機化に携わる、真藤舞衣子氏(写真)がプロデュースします。

野辺山駅に着いたら、山梨県北杜市にある50余りあるうちの有機農業生産者のうちの一人、井上農場さんに向かいます。

ここでは自分達が取った野菜がどう作られているのか、生産者さんのお話を聞きながらオーガニック野菜の収穫体験をします。


この時期はカブや小松菜などが収穫できるそうです。”作った人の顔が見える野菜”はよく聞きますが、生産者さんに直接お話を伺う機会はなかなかないですよね。土に触れて、自然を感じるのもまた楽しみの1つです。

生産者による地元のオーガニック食材・加工品のマルシェもツアー終着駅の小淵沢駅構内で行われる予定で、まるでお祭りのような盛り沢山な内容です。地元野菜のお土産なども付いてきます。

まだまだ埋もれている、素敵な地方の魅力をオーガニックを通して伝えたい

こんな楽しいツアーはどうして生まれたのでしょう。


今回お話をお伺いしたこのツアーの担当、(株)JTBコーポレートセールスでソーシャルソリューション事業推進担当マネージャーで、農林水産省のフード・アクション・ニッポン推進本部事務局長の田中さん。他にも、日本全国鍋グランプリ国産食材プロデューサーも務め、「良いものは伝えたい!」という思いがパワフルな方です。

フード・アクション・ニッポンとは、日本の食を次の世代に残し、創るために、民間企業・団体・行政・消費者等が一体となって推進する国産農林水産物お消費拡大に寄与する取り組みです。

この取り組みに賛同する9,853社(2017年8月末)の企業・団体が、「推進パートナー」として登録しています。Vegewelを運営する株式会社フレンバシーも登録しています。


今回のオーガニック・トレインツアーは、(株)JTBコーポレートセールスが消費者と生産者・加工者などをつなぐ事業として考案し、連携する事業パートナーの(株)マイファームやオーガニックヴィレッジジャパン(通称OVJ)やNPO法人JONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)などと協力して実現に至りました。

「オーガニック食材をコミュニケーションツールとして、産地に行くことでその空気感を味わうためのブリッジ役に自分たちがなれればいいなと。産地や生産者の良いところを引き出したいです。」と、田中さんは言います。

どうして、オーガニック食材をキーツールとしたのかをお伺いすると、

「以前からオーガニックの世界を広げたいと思っていました。消費者は食のアンテナに敏感で、それと同時に未来の子供たちに何を食べさせるかということも度々問題として取り上げられます。

その問題に取り組むために、こうしたイベントをきっかけに食に興味を持ってくれたらと思いました。」


オーガニック・トレインツアーは、今後も12月2、3日に能勢電鉄での実施がほぼ決定しており、さらに四国の予土線や近畿の京阪電鉄などでも実施を検討しています。

どれもあまり聞いたことがない電車ばかり!これには理由があり、すでに有名な地域というよりは、まだまだ知られていない、魅力がたくさんの地域を知ってもらえたらという想いが込められています。

「都会から地方へ出かけるきっかけを増やすことで、地方創生・地域活性化につながります。そこからさらに、都会の人が第2の故郷をみつけることで、気持ちにゆとりを持てる環境づくりにもつながっていってほしいです。」

ツアーは日帰りですが、希望者がいればオーガニック食材を提供してくれる農家民宿やホテルなど宿泊施設も紹介してくれるそうです。八ヶ岳の麓(ふもと)になるこの北杜市は、星空もとってもきれいなエリアですよ!

また、小淵沢には温泉やベジカフェ、アウトレットモールもあります。秋の旅行プランに組み込んでみませんか?

Vegewel Styleの記事も是非参考に!
週末に行きたいビーガン&オーガニックの聖地 『山梨県八ヶ岳南麓のビーガングルメ8選!』

まだまだ自分の知らない日本の魅力に気付ける旅に、ぜひ足を運んでみて下さい。

小海線オーガニック・トレインツアー

□旅行期間
11月18日、11月19日(共に日帰り)
山梨県・小淵沢駅発着

□募集期間
10月2日〜11月2日

□旅行代金(税込)
おとな8,000円 こども4,000円(添乗員1名同行)
募集人員
各日80名(最少催行人員:各回40名)
申し込み・詳細は以下のサイトより
http://touch-organic.jp/

◆フード・アクション・ニッポン
http://syokuryo.jp/index.html

◆フード・アクション・ニッポンの近日参加予定のイベント
11月11、12日ファーマーズ&キッズフェスタ
http://farmerskids.jp/

◆オーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業

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岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

ヴィーガンフードアナリスト®︎
ベジタリアン・ビーガン・グルテンフリーなどヘルシーな食のフードライターとして活動。 保育士経験から子供たちの未来を守るため、オーガニックや自然栽培など食の安全にも取り組む。インバウンド対策やアレルギー・環境問題から、ヴィーガンに関するセミナー等も開催。自身も10年以上のヴィーガン。 メディア出演:The Japan Times、日テレ「人生が変わる1分間の深イイ話」、チバテレビ「ジャルっと爆ハリ」等。