映画「Kill Bill」のシーンのモデルとなった店で、本格ベジ寿司が楽しめる!SUSHI権八 G-ZONE銀座店

「SUSHI権八 G-ZONE銀座店」は、JR有楽町駅から徒歩6分、東京メトロ京橋駅からは徒歩3分という便利な立地。

「権八」といえば、小泉元首相が居酒屋会談を行ったり、映画「Kill Bill」のシーンのモデルとなったことでも知られていますが、店内には、寿司職人が握った本格的な寿司が楽しめる一角が。

しかもここではベジにぎりが楽しめ、ベジタリアンやヴィーガンの人も存分に寿司を堪能できるんです。

今回は料理長の吉田克己(よしだかつみ)さんにお話を伺ってきました。

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しっとりとした料亭のような外観とエキゾチックな通路を抜けて。


ビルの中に入っているのですが、権八は外から見るとまるで料亭のよう。


薄暗い中、行灯の光を頼りに入り口まで…。

SUSHI権八は、串揚げや蕎麦を提供する権八の入り口を入り、中の階段を上がった2階にあります。賑やかな雰囲気から一変して、静かな空気が流れています。

外国人にも人気!ベジタリアン・ヴィーガンの定番は「ベジタブルにぎり」


早速ですが、おすすめメニューを教えてください。

「メニューに載っているベジタリアン・ヴィーガン対応のものは、ベジタブルにぎり(1,300円税別)です。わさび茄子・芽ねぎ・焼しいたけ・アボカド・酢茗荷・オクラの6貫セット。

酢飯に使っている酢は、権八オリジナル。魚にも、野菜にも合う、また老若男女みなさんに抵抗なく食べていただくために研究した、独自のブレンドです」

旬の野菜を使った料理長おまかせも


「ガラスの器に乗った3つは、G-ZONE銀座店オリジナルの、旬の野菜を使ったにぎりです。

写真左からホワイトアスパラと大葉梅肉のせ(300円税別)・アボカドとミニトマトの軍艦巻き(350円税別)・ベビーコーンと金山寺味噌(300円)。

メニューには載っておらず、おまかせいただいたときなどにお出しする予定です。見た目だけではなく、野菜ならではの食感や、みずみずしさを活かした寿司を心がけています」

私も試食させていただきました。野菜でも味がしっかりとしています。酢飯と上に塗ったタレが野菜の味を邪魔せずに、ほどよく引き立ててくれている感じです。

また、アボカドとトマトの軍艦巻きは、オリーブオイルと胡椒をかけてあります。酢飯と胡椒の相性も抜群。アボカドにコクがあるので、満足感がありますね。


今回は、アボカドロールとVegewelで持参したベジートを使った、ベジロールも急遽作っていただきました。見た目も鮮やかです。とんぶりが入っていてプチプチとした食感も美味しさを増します。

アボカドロールは、お醤油をかけたものと、タレとマヨネーズをかけたもの、2種類を出していただきました。お醤油は、ハラル認定のものもあるので、ムスリムの方も食べられます。

お醤油だとさっぱりといただけて、マヨたれではコクのある深みがプラスされます。それぞれに味の変化があって、飽きずに食べられました。(マヨネーズはベジ対応ではないので、ヴィーガンの方は注意が必要です。)

ベジタリアン・ヴィーガンの方にも「おまかせ」スタイルの寿司を、気軽に楽しんでいただきたい


お寿司屋さんで「おまかせ」で頼むのはちょっと勇気がいると思うのですが…。

「ベジタリアンやヴィーガンの方は、ヘルシー志向でありながら、味についてもこだわりが強い方が多いと感じています。

ご予算をおっしゃっていただいて、お客様との会話の中から、私がその都度アレンジしてお作りするお任せも承っているので、ぜひ仰ってください。

カウンター越しに会話をしながら、お好みや食べられるもの、食べられないものをお伺いし、『この方にはこんなベジにぎりはどうかな』と思いを巡らせながら、その場でその方のためだけに握っています。

『おまかせ』というのは寿司の楽しみ方の醍醐味でもあると思うんです。『こういう野菜の食べ方があるんだ』という驚きも一緒にご提供したいと考えています」


「SUSHI権八 G-ZONE銀座店では、場所柄、外国のお客さまも多いので、ベジタリアンのお客さまも結構いらっしゃいます。

現在のところ、ベジにぎりをご注文されるお客さまの8〜9割は外国のお客さまです。

日本でもラグビーのW杯やオリンピックが近く開催されますので、ベジタリアン対応のメニューも、さらにブラッシュアップしていくべく取り組んでいます。お寿司は日本を代表する食べ物なのに、ベジタリアンだから食べられないというのは勿体無いですから。」

お客さまにずっとファンでいていただくために。私たちも進化を続けていきたい。


SUSHI権八の母体である、株式会社グローバルダイニングでは、2019年4月15日より、プラスチック製ストローの使用を廃止。ご希望のお客さまには、トウモロコシを原料にした生分解性のストローをご提供しています。

グローバルダイニングではプラスチックのストローを廃止したそうですね。どのようなお考えからですか?

「『海に流れないのならプラスチックでもいいのではないか』というご意見もあります。確かに私たちのレストランで使用するストローが、廃棄物管理をすり抜けて、海に流れ出ることはありません。

しかし、私たちは、環境的な観点・人体への影響なども考えて、やらないよりはやった方がいいという結論に達したのです。

私たちがプラスチックストローを廃止することで、少しでも世の中の考え方が変化していけばいい。社会の意識が変わっていくことで、結果的に海の家でもストローを使わなくなったり、海辺からプラスチックゴミがなくなったり、そんなところまで繋がっていけばいいですよね。

私たちは常日頃から、お客さまに感動を与えられないならば、お店が100年先に存在する価値がないと思っています。

お客さまからの信頼をどれだけ重ねていけるかを一番に考えたときに、やらなければならないことの一つが、地球を大切に考えることなのではないかと。

お客さまが胸を張って食事ができる場を、提供する企業であり続けたいです」(株式会社グローバルダイニング広報室 PRリーダー安部美希(あべみき)さん)

料理長の吉田さんは海外での板前経験もあるそう。海外には野菜やフルーツを前面に出したお店がたくさんあったため、ベジタリアンのための寿司にも思い入れがあるのだとか。

もちろん、本来のお寿司がメインなので、ノンベジの人もベジタリアン・ヴィーガンの人と一緒にお寿司を楽しむことができます。

ハラール食への対応や、環境にも配慮を欠かさない姿勢からは、カスタマーファーストの意識が、とても高く感じられました。

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

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Aya Wada

Aya Wada

アパレルの企画を20年以上経験したのち、聴く事・書く事・伝える事に興味を持ち、取材・インタビューをメインに活動するフリーライター。

体調を崩したことをきっかけに食への関心が高まり、マクロビやアーユルヴェーダなどに興味を持つ。

カラダに良いだけでなく、美味しく、気軽にできるベジ生活に憧れて、日々勉強中。