銀座で音楽とヴィーガン・フードに酔いしれる♫ GINZA MUSIC BAR
東京・銀座のすずらん通り。どこか昭和な落ち着きと、伝統の誇り高き風情も残る街並み。
この一角に、創業7年目となるアナログレコードを、極上・こだわりの最高峰の音響システムで聴けるバーがあります。
しかも、ヴィーガンフードの提供とランチ営業を始めたと聞いて、元オーディオメーカーで働いていた身としては行かずにはいられない!ということで、さっそくお邪魔してきました。
最高峰の音楽システムに身をゆだねる極上空間
花椿通りから一本曲がり、見えてくるのは、青いアナログ盤をモチーフにした立て看板。
“VEGAN LUNCH”のポスターも貼ってありました。このビルの4階にGINZA MUSIC BARはあります。
TORIBA COFFEEの社長であり、クリエイターの鳥羽伸博氏と、音楽プロデューサーの大沢伸一氏のプロデュースにより作り上げられたこのバーは、本格的なミュージックバーとして銀座に来るたくさんの人達に愛され続けています。
ここ数年、デジタルに疲れた人たちが、アナログをはじめ、どこかなつかしさを感じるものへ回帰する流れが、食だけでなくあらゆるライフスタイルの中に見受けられますが、アナログレコードの自然な優しい音もそのひとつの理由です。
バーにありがちな暗いイメージはなく、二面を広々とした窓に囲まれ、窓越しから銀座の街並みを見渡せるのも開放的です。夜には銀座の夜景も楽しめる二面性も同店の魅力です。
銀座の街は古いビルや建物も多く、それが歴史と息づかいを感じさせます。青を基調にしたインテリアは、海に抱かれているような落ち着きと心地よさ、整然と壁に並ぶ3600枚を超えるレコードの迫力に心躍ります。
音楽はオールジャンル。Rock、Jazz、Soul、Disco、Techno、HipHop、NewWaveから映画音楽まで、専任の音楽セレクターがその時の雰囲気でセレクトしてくれます。
TANNOYのスピーカー、Unison ResearchとMcintoshのアンプ、ALLEN & HEATHのミキサーなど、マニアにはたまらない音響システムたち。
音楽はシーンを彩り、会話を作り、人をつなぎます。そのための空間づくりにもとことんこだわっています。
世界的パンデミックを機に
コロナ前にはお客の6割は外国人であったという同店。バー業態はおそらくコロナ禍で一番の打撃を受けたもののひとつでしょう。
そんな中、営業自粛が強いられ、ランチとカフェの営業をスタートしたそうです。料理の提供を考えたときにベストだと思ったのが、ヴィーガンフードだったのだとか。
ヴィーガンメニューをスタートしたきっかけは、ロンドンへの留学経験もあるTORIBA COFFEE代表の鳥羽氏がヴィーガンであることも大きいそうです。
鳥羽氏は、多くのベジウェル読者もご存じの渋谷パルコにあるヴィーガン居酒屋「真さかや」や「Superiority Burger」、それから中目黒の「明天好好」のオーナーでもあって、言わずと知れた人気ヴィーガンレストランの火付け役でもあります。
GINZA MUSIC BARで提供するヴィーガンカレー(1200円) は、カシューナッツと玉ねぎのカレー、それからトマトとソイミートのカレーの2種類のあいがけ。
こちらは、系列店である「HAMANOYA PARLOR PARCO」に依頼して、オリジナルで作ってもらっているものだそう。
大豆ミートはまさにお肉のようで、カレーの味も日本人の舌にあうどこか懐かしさを感じるルーの味が食欲をかきたてます。添えられているピクルスもアクセントに。
パニーニサンド(1200円)は、同店のシェフオリジナルで、アボカドやトマト、レタスに生のもやしなどがサンドされてフレッシュな味わいです。もちろん、パンも絶品です。
こちらのデザートのアップルパイ(1000円)もHAMANOYA PARLOR PARCOのもの。
りんごとレーズン、スイートポテトの入ったヴィーガンパイはどっしり食べ応えがあり、ヴィーガンであることに気づかないほどです。
ランチのセットドリンクはコーヒー、ワインともに500円でプラスすることができます。
1階の名店「TORIBA COFFEE」と同じおいしいコーヒーが味わえるのもうれしいですね。
同じビルの1階にはオーナーでもあるTORIBA COFFEEの銀座本店があり、お店で提供するコーヒーも、TORIBA COFFEEと同じようにハンドドリップで一杯ずつ淹れられます。
苦味がありながら、口当たりの甘さとやさしさが感じられる、香り高く、品のあるコーヒーでした。
ほかにも、ヴィーガンビールやシャンパーニュ、サングリアなどのアルコールメニューや、ホットモクテル「椿」もあります。
いただいたホットモクテルは蕎麦茶を煮だしたものにザクロジュースを入れ、アニスを浮かべたものです。意外性のある組み合わせがすっとなじみ、さわやかでおいしかったです。
夜は近隣のお店と連携したデリバリーフードを
夜のメニューはヴィーガンメニューに加え、近隣の名店からのデリバリーで連携。たこ焼きは「どないや」より、洋食は「ミヤザワ」、寿司は「写楽」からデリバリー可能。
バーでは、夜の商売の人が遅くに来店し、食事をとりたい人も多いため、このシステムを早くから導入していたそうです。
これぞフードロスをなくし、地域の共生共存、助け合いのかたちであり、それをいち早く取り入れていることも画期的ですよね。
コロナ禍で自粛期間のなかで、不安定な世の中に少しでも光と楽しみを提供したいということで、同店が始めたのが、LIVE配信 「GINZA RADIO」。ステイホーム中の人々の生活彩りを添えるなど、さまざまな発信をしてきたそうです。
お世話になったお店のファンへの感謝を伝え、また安心してお店に戻ってきてもらえる日を願いつつ、日々精進し、営業をしているそうです。
「昼はコーヒーと音楽でリフレッシュにも気軽に利用してほしい」とマネージャーの廣瀬さん。
これからヴィーガンメニューももっと増やしていくそうなので楽しみです。
そのほか同店の利用法としては、イベントなどの貸切としてもちょうどいいサイズ感です。
貸切は20~30名で15万円~。1人5000円程度で貸切できるなら、音楽好きのヴィーガンにはたまらないですよね!
銀座の街を見下ろす異空間で、おいしいヴィーガンフードをいただきながら、懐かしい音楽に抱かれてリフレッシュするひととき。次はどんな曲がかかるのかな?とわくわくドキドキするのも楽しいこと間違いなしです。
日曜日も昼から営業しているので、友達や恋人と、もちろん一人でも、ぜひ訪れてみてください。
夜は天井のGMBのロゴがブルーにライトアップされる中、銀座の夜のネオンを背景に、おいしいお酒も次回はぜひいただいてみたいです。
店舗情報
Ginza Music Bar
住所:東京都中央区銀座7-8-13 ブラウンプレイス4F
定休日:月・火曜日
水〜日曜:12:00〜21:00(L.O. 20:00)
※営業時間は状況により変わる可能性がありますので、SNSにてご確認ください。
※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。
店舗情報
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