Well-Beingな食の推進に向けて業務提携。「カフェ・カンパニー」×「Vegewel」の代表者対談

公開日:2020/08/24

「コミュニティの創造」をテーマにWIRED CAFEなどの飲食店舗を運営するカフェ・カンパニー株式会社と、Vegewelを運営する株式会社フレンバシーは、今後さらなる「Well-Beingな食の普及」を目指し、業務提携をいたします。

協業の第一弾として、ヴィーガンの「食」にまつわるコミュニティ・プラットフォーム「kin-sen(きんせん)」を本日公開しました。「kin-sen」では、Veganという「食」の選択肢を、気負わずにライフスタイルに取り入れることができる情報と体験を発信していきます。

「kin-sen」のコンテンツは「ポッドキャストなどの音声メディア」+「Webサイトで読める記事」という形で配信していきますので、ぜひチェックしてみてください!


https://kinsen.life/

今回の業務提携にあたり、カフェ・カンパニー代表の楠本とVegewel代表の播(はり)が対談を行いましたので、その様子を公開します。

カフェ・カンパニー株式会社について

日本国内外において、「コミュニティの創造」をテーマに「WIRED CAFE」をはじめとするカフェを企画・運営するほか、商業施設等のプロデュースや地域活性化事業も手掛ける。2019年11月1日より株式会社subLimeと経営統合し、「GYRO HOLDINGS株式会社」を発足。

GYRO HOLDINGS株式会社 コーポレートサイト : https://www.gyro.holdings

【展開ブランド(一部抜粋)】
WIRED CAFE、ALFRED TEA ROOM、フタバフルーツパーラー、Trueberry、ROSEMARYʼS TOKYO(NEWoMan 6F)、MOJA in the HOUSE(渋谷)、PUBLIC HOUSE、食堂居酒屋どいちゃん、発酵居酒屋5(表参道) …etc

代表者対談


播(はり):僕たちは「食のバリアフリー」をテーマに、Vegewelというサービスを運営しています。Vegewelではプラントベース食品(植物性食品)を中心に事業を展開していて、アレルギーにしろ、ベジタリアンにしろ、宗教にしろ、食生活で動物性の食品を避けたい人が結構多いなと気が付いたところがスタートになっています。

今回、カフェ・カンパニーと一緒にWell-Beingという観点で業務提携させていただくことになりました。新メディア立ち上げや、プラントベース食品(植物性食品)の商品開発、ECとの連動など、これからの取り組みにワクワクしています。

カフェ・カンパニーとしては、「コミュニティを作る」ということが事業のコアにあると思うのですが、Well-Beingに注目するようになった背景には何かきっかけがあったのでしょうか?

楠本:僕は「選択と集中」ができないんですよ(笑)。カフェ・カンパニーを作る前にも、雑誌の編集をやったり、ショーパブで働いたり、イベントの企画もやったり。それからキャットストリートに根を下ろしてカフェを始めたり。

そこからカフェを中心としたコミュニティを作っていろいろな実験をしているうちに、14年前に大腸癌になったんです。今は完治をしていますが、その時初めて「人は死ぬんだ」ということを意識しました。


いわゆる死生観みたいなものなのですが、そこから野生化したんです(笑)。とにかく山や砂漠の中とかを走りたくてしょうがない、みたいになって。そんなこともあり、トライアスロンを始めました。

そうすると、食べる物への感覚が変わってきたんですよね。肉は食べますが、牛肉はあまり食べなくなりました。長距離を走った後は、お蕎麦などを欲するんですよね。

自分が摂取したいものについて、脳と腸と胃と心と会話しているような、そんな感覚を得るようになりました。こうした経験を経て、10年くらい前に、漠然とですが、Well-Beingを意識するようになりました。

播:「外食ばかりしていると体壊すよ」みたいな言葉が昔からあったりするぐらい、外食と健康はあまり結びついてこなかったのかなと思っています。最近になって、サラダ専門店をはじめとして健康を意識した業態も増えてきました。カフェ・カンパニーとしては、今後どのような業態やメニューに取り組んでいくのでしょうか?

楠本:あまり業種業態にこだわりすぎず、カフェ・カンパニーとしてやるべきことを実施していこうと考えています。その1つがスイーツで、先日新しくヴィーガン・スイーツのテイクアウト専門店「hal okada vegan sweets lab」を東京・広尾にオープンしました。それから、生産者と生活者を繋ぐことにも取り組んでいきたいと考えています。

カフェの役割はコミュニティを作っていくことなので、生産者と生活者をリアルでもオンラインでも結びつける仕組みを準備しています。

播:新しい食のコンセプトを広めるときに、外食の役割はすごく大きいなと思っています。ヴィーガンにしろ、他の食のジャンルにしろ、そのコンセプトの存在自体を知らなければ、選択肢にすら入りません。食の新しい選択肢を知る場所として、飲食店は重要な場所です。

そういう意味で言うと、特定のジャンルの専門業態と言うよりは、一般的なレストランの中に様々な選択肢があるのが理想かなと考えています。例えば、普通のカフェにヴィーガンメニューもサラッと載っていて、それを選択する人もいれば、しない人もいるというような。

楠本:まさにその選択肢の提供や可視化というのが僕たちの役割だと思っています。ただ食事を食べるだけでなく体験まで含めて、未来を見据えながら、食の大いなる実験をやっていきたいと思っています。

その中で、ヴィーガンを含めた様々な選択肢を、白か黒かの2択ではなく、グラデーションのように提示していきたいと思います。そうした取り組みを、カフェ・カンパニーとVegewelで一緒にやっていきましょう。

播:はい、僕たちVegewelが得意なオンラインでの発信と、カフェ・カンパニーが持つ実店舗というコミュニティを掛け合わせて、Well-Beingな食の選択肢を一緒に広めていきましょう。

Vegewelでレストラン検索


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食の制限に関係なく、みんなで楽しく食事を囲める環境を日本に創るために、サービスを運営しています。

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Vegewel編集部

Vegewel編集部

日本初のプラントベース・ポータルサイトVegewelの編集部です!Vegewelはプラントベース(植物性/ヴィーガン)の情報に特化したWebサービスで、2016年10月から運営しています。観光庁発行の「飲食事業者等におけるベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド」では日本サービスとして唯一掲載され、飲食店に対して登録が推奨されています。