100年後のコーヒーを体験!サステナブルな未来のコーヒーを考える「BLUE BOTTLE COFFEE(ブルーボトルコーヒー)」
2002年、アメリカ・カリフォルニア州で誕生した「ブルーボトルコーヒー」は創業以来、デリシャスネス・ホスピタリティ・サステナビリティを信念に掲げながらコーヒーを提供しています。
東京・清澄白河で日本一号店がオープンした時には、行列のできるコーヒー店として話題となりました。その頃からご存じの方も多いのではないでしょうか。
多くの人を惹きつけている「ブルーボトルコーヒー」の魅力と、10月1日「国際コーヒーの日」に合わせて開催されているイベントの様子をお伝えします。
目次/Contents
コーヒーと会話を楽しめるシンプルな空間
「ブルーボトルコーヒー」は、コーヒーや会話を楽しんでもらうため、シンプルな空間作りを心がけているそうです。
取材のため訪れた六本木カフェは、駅の近くとは思えないほど静かで、大きな窓から日の光が差し込む落ち着く空間。
白を基調とした開放感ある店内からは緑が見えて、気候がいい日はテラス席でも気持ちのいい時間を過ごせそうです。
コーヒーと楽しむヴィーガンフード
こだわりのコーヒーは、バイヤーが世界各地のコーヒー豆を吟味して調達したもの。
そんなコーヒーをより楽しめるアイテムとして、コーヒーに合うヴィーガンフードメニューも用意されています。
「オーバーナイトオーツ」(税込569円)は、オーツ・シード・ドライフルーツ・チアシードを一晩オーツミルクに漬けたものに、ルバーブのソースがかかっています。
※ソースの味は定期的に変わります。
オーツのミルキーさと、ドライフルーツとルバーブの酸味を感じます。コーヒーとの相性もよく、軽めの朝ごはんにぴったりな一品です。
コーヒーに合うよう作られた「ブルーボトル 羊羹」は、京都で60年以上続くあんこ屋「都松庵」と共同開発したオリジナルの商品です。
材料にはスパイスなども使われていて、和と洋の組み合わせを楽しめます。
ヴィーガン対応のフレーバーは3種類あり、1番ベーシックなものを購入してみました。
口に入れた瞬間、ほのかにスパイシーさを感じます。ドライフルーツの爽やかさもあってくどすぎない甘さです。
お茶とも合いそうですが、やはりコーヒーとの相性がベストだと思います。
グラノーラは創業当時から自社キッチンで丁寧に手作りしているそう。くるみやピーカンナッツがたっぷり入っていて、ザクザクとした食感です。
その他にもコーヒーに合うように開発されたフードメニューが揃っていて、グルテンフリーの商品などもあります。
「ブルーボトルコーヒー」のサステナビリティへの取組
「ブルーボトルコーヒー」は、美味しいだけでなくサステナブルな商品を提供するため、さまざまな取り組みを行っています。
コーヒー豆は、生産に関わるすべてのパートナーに適切な賃金を支払い、持続的な関係性を築く努力を続けています。
また、店内の至るところでも環境への配慮がみられます。
使用しているコーヒーフィルターには竹のパルプが配合されています。
竹は木材に比べて成長が早く、伐採後も再生力があるため、環境への負荷が少ないとされています。
カフェで提供しているストローも竹からできています。
冷たいドリンクのテイクアウト用のカップは、植物由来で微生物による分解が可能な「バイオプラスチック」を使用しています。
さらにサステナブルな取り組みのひとつとして、有料だったオーツミルクのオプションが、2023年7月1日から無料になりました。
多くのカフェはオーツミルクに変更するとオプション料金がかかりますが、「ブルーボトルコーヒー」では乳製品を使ったカフェラテと同じ料金で注文することができます。
オーツミルクは栽培に必要な水の量が他の植物性ミルクと比較しても少ないと言われていて、より気軽に環境に優しいラテを楽しむことができます。
「カフェラテ(オーツミルク変更)」(税込657円~)は植物性ミルクの独特の香りがなく、ホットでもアイスでもコーヒーとの相性がよく、すっきりとした味わいです。
「国際コーヒーの日」に合わせたイベント開催中
「ブルーボトルコーヒー」で提供しているオーツミルクは、オーツミルクとプラントベースのプロダクトを展開するイギリスのブランド「Minor Figures(マイナー・フィギュアズ)」のものを使用しています。
「Minor Figures」はコーヒーをこよなく愛する3人の友人によって設立されたブランドで、コーヒーとのブレンドに特化した美味しいオーツミルクを追求して作られています。
「ブルーボトルコーヒー」では10月1日「国際コーヒーの日」に合わせて、「Minor Figures」のグローバルプロジェクト「OFF WORLD」へ参加し、10月1日~7日の期間限定で、広尾カフェでイベントを開催しています。
「OFF WORLD」とは、「一番サステナブルな方法が、一番楽しいものになることもできるはず!」という想いから誕生した、美味しさや楽しさを犠牲にしない未来のコーヒー体験を創造するプロジェクトです。
「100年後、人々は宇宙のどこでどのようにコーヒーやオーツミルクを楽しんでいるのか?」をテーマに、各国のパートナーカフェがイメージしたオリジナルのメニューを提供しています。
イベントに合わせて、広尾カフェの外観も「Minor Figures」のイラストでラッピングされています。
期間中は、1日限定で「ブルーボトルコーヒー」とのコラボレーションフォトフレームを使用したフォトブースや、オリジナルトートバッグ・ロゴステッカーのプレゼントがあります。
※広尾カフェ限定
※オリジナルトートバックのプレゼントは好評につき枚数に達したため10月2日で終了しています
「Minor Figures」CEOが来日!スチュワート・フォーサイス氏のトークイベント
9月29日には、「Minor Figures」CEOのスチュワート・フォーサイス氏が来日。
日本で唯一のパートナーカフェとして「OFF WORLD」へ参加している「ブルーボトルコーヒー」主宰のプレスイベントが開催されました。
スチュワート・フォーサイス氏と「Blue Bottle Coffee Japan 合同会社」ジェネラルマネージャー伊藤諒さんのコーヒーに対する想いや、「OFF WORLD」についての対談が行われました。
また、「ブルーボトルコーヒー」で販売予定の新商品を、一足お先に試食させていただきました。
10月1日から発売される「レモンカルダモンケーキ」(税込440円)は、米粉とアーモンドプードルがベースのプラントベースケーキです。
レモンとカルダモンの風味がしっかりと感じられる爽やかなケーキなので、コーヒーの香りとともにリフレッシュしたい時におすすめです。
「ブルーボトルコーヒー」が開発した100年後のコーヒー「Future of Coffee」も試食させていただきました。
写真右の「MILKY WAY」は、銀河に浮かぶミルキーウエイ(天の川)をイメージしたものです。泡になったオーツミルクの上に、インスタントコーヒーがちりばめられています。オーツが香るふわふわの泡の後に、コーヒーの香りが口に広がります。
写真左の「MARS」は赤く輝く火星の色をイメージしたもので、寒天で固めたゼリー状のものです。オーツミルク味とコーヒー味のゼリーを一緒に食べると、口の中で混ざり合いオーツラテになります。
「未来のコーヒーは飲むのではなく、すすったり、噛んだりしているのかもしれない」そんなわくわくする話を聴きながら、新感覚のおもしろいコーヒー体験ができました。
こちらのメニューは10月1日〜10月7日の期間中、広尾カフェで毎日限定40点提供されています。
2024年春、名古屋1号店オープン
「ブルーボトルコーヒー」は、昨年6月に愛知県・名古屋市でコーヒートラックとポップアップストアを開催しました。
ドリンクやオリジナルアイテムが好評だったことや、地域の方との繋がりができたことから、名古屋市にカフェをオープンすることが決まっています。
2024年春にオープン予定で、中部地方で初の出店となります。
詳しい場所はまだ公開されていませんが、名古屋市をはじめ近隣の地域の方も「ブルーボトルコーヒー」を楽しむことができます!
皆さんも「ブルーボトルコーヒー」サステナブルで美味しい、楽しいコーヒータイムを過ごしに行ってみてください。新たなコーヒーの可能性と出会えるかもしれません。
※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。
店舗情報
「ブルーボトルコーヒー」
HP:https://store.bluebottlecoffee.jp/
※営業時間、メニューは店舗により異なります。
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