異国の人たちで賑わう、街のオーガニックレストランの草分け的存在。Organic & Vegetarian Cafe Atl(あとる)【心斎橋】【Vegewel特典】

心斎橋駅から徒歩10分ほど、近くにはアップルストアやアメリカ村があり、観光客で溢れる大阪の繁華街のど真ん中、心斎橋筋商店街を垂直に横切る通り沿いに、10年近く続くお店「Organic & Vegetarian Cafe Atl(あとる)」があります。

取材中も、日本だけでなく、アジアやヨーロッパ、いろんな国の人たちが、ひっきりなしに訪れていました。

オーガニックの野菜の美味しさに衝撃を受けたオーナーが、オーガニック野菜を中心にしたオーガニックレストランをシェフと二人三脚で開始。

ベジタリアンレストランを経て、現在はメニューの全てがヴィーガン対応である、ヴィーガンレストランとなりました。

今回は、オーナーの岸本隆幸(きしもとたかゆき)さんとシェフの北澤(きたざわ)まなみさんに、約10年のお店の軌跡やたくさんのこだわりについて伺ってきました!

Organic & Vegetarian Cafe Atlの場所や詳細な情報はこちら

お豆とお野菜と穀物と。異素材が混ざり合う美味しさ、フュージョンプレート


フュージョンプレート(ミニグリーンスムージー付きプレート 税込1,500円、自家製パン付きは+350円)

フュージョンプレートは、色とりどりのお野菜や雑穀、お豆に目を奪われる、まさに「お野菜たちのごちそうプレート」。

お店で使われる全てのお野菜は、奈良・滋賀・三重・京都など、関西近郊の有機や自然農で育てられたお野菜を専門に扱う、八百屋「五ふしの草」から取り寄せたもの。

オーナーがお店を始めるきっかけとなった、有機野菜の衝撃的な美味しさを体験してもらおうと、シェフがその時の素材を吟味し、丁寧に調理しています。

メニューは、朝限定で食べられるモーニングメニューと、ランチから閉店まで食べられるメニューの2パターンがあります。

朝限定のメニューは、和プレート・ブレックファーストセット・BFDプレートの3種類で、朝9時のオープンから12時までが注文可能です。

ランチメニューは、季節野菜の和プレート・フュージョンプレート・10種類のスパイスカレーセットの3種類で、12時からラストオーダーの17時までの注文が可能です。

提供される自家製のパンは、市販のオーガニックの天然酵母に、自家製の麹甘酒と、イチヂクの酵母をブレンドして、全粒粉で作っています。

砂糖は不使用なのに、ほのかに甘酒とイチジクの甘みを感じられる美味しいパンです。パンももちろんヴィーガン対応です。

インド人から学んだスパイスカレーと和のプレート


10種類のスパイスカレーセット(税込1,500円)

シェフがインド人のカレー店で修行していたこともあり、カレーへのこだわりは、本場のインド人からも賞賛されるほど。現在は、独自のスパイスブレンドで、お味噌をベースにしています。

昆布が苦手な外国人に合わせて、昆布出汁を不使用にしたり、グルテンフリー対応にしたり、みんなで食べられるカレーを目指して、試行錯誤を続けています。

「カレーはインド人の食生活の真ん中にあり、それは、日本人の味噌汁にも通じる。」という考えから、お味噌汁が季節やその家庭により味が違うように、季節のお野菜の個性を活かしたカレー作りに挑戦しているということです。


季節野菜の和プレート(税込1,500円)

モダンな内装の店内で、終日、和のプレートを用意しているのは、外国人のお客様の要望に応えてとのこと。

自分たちが日頃食べている食事は、外国人にとっては、異文化そのもの。

「元々和食にはベジタリアンメニューが多いんですよ。」とオーナーが語る通り、お豆腐やお漬物だけでなく、季節のお野菜の旨味を引き出した和のお惣菜は、日本人のみならず、外国のお客様からも人気メニューとなっています。

取材日のプレートにあった自家製のぬか漬けは、いい感じに漬かっており、甘辛い車麩からは、老舗醤油蔵元の丸中醤油の醤油の旨味が際立っており、食材の上質さを感じられる、とても美味しいプレートでした。

元菓子職人こだわりの、極上のスイーツ


ピーナッツバナナブレッド(税込950円)

自家製の全粒粉ヴィーガンブレッドに、オーガニックのピーナッツバターとバナナなどをトッピング。


ヴィーガンチーズケーキ(税込750円) カフェソイラテ(HOT/ICE 税込550円)

北澤さんは、もと菓子職人。菓子職人を長年続けるうちに「食べる瞬間の幸せは提供できるかもしれないけれど、長く続く幸せに、貢献できているんだろうか。」ということに疑問を持ったそう。

それは、添加される様々な食材や業界の慣例など、食べ続けることで、健康的な暮らしに直結しない可能性もあることを知ってのこと。

お店のオープン当初は、こだわりの素材で作る焼き菓子を中心に提供していましたが、あまりにたくさんの電気を使う調理法に、環境への負荷などの問題意識も生まれたことから、現在は非加熱で作るロースイーツを中心に、素材や環境へ配慮したスイーツを提供しています。

「(スイーツで心も体も健康になる)本当の喜びを提供したい。」と語る、素敵なシェフの職人魂。

人気メニューのヴィーガンチーズケーキは、カシューナッツとレモンでチーズ風味を出し、ナッツやドライフルーツ、アガペシロップなどを使用しています。

大阪でロースイーツを提供しているカフェはほとんどないので、職人の作る極上のロースイーツも、ぜひ、体験してみてください。

ベジタリアンという選択肢が食のジャンルの「普通」になって欲しい


お店は大阪の中心地にありますが、2階という立地もあり、落ち着いた雰囲気の中で、食事を楽しめます。


お店を始めた頃は「英語も全然出来なかったし、ベジタリアンでもなかった。」というオーナー。

大阪にどっと観光客が押し寄せ始めた時期から、お店にも外国人のお客様が増加し、やり取りを続けるうち、外国人のお客様とスムーズなコミュニケーションが取れるくらいの英語力が身についたそう。

お話を聞きながら、英語だけでなく、コミュニケーションを通して、いろんな情報や要望を吸収し、試行錯誤を続けてきたお二人の柔軟さが、お店の居心地の良さや、10年続く推進力になったんだろう、と感じました。

食材のことを考えれば、生産地に近い里山でレストランをする方がいいと思うこともあるそうですが、あえて街でできること、街でできる可能性に挑戦したい、とのこと。

「ベジタリアンという選択肢が食のジャンルの普通になって欲しい。」と、話すオーナー。

ベジタリアンの食事はサラダばかりだと誤解されがちな世の中で、イタリアンやエスニックなどと並ぶ、食の普通のジャンルに仲間入りするぐらいになって欲しいという希望と共に、毎日美味しいヴィーガン料理を提供しています。

※価格の表記は全て2019年9月現在のものです。10月からの増税後、価格を見直す可能性があります。

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※有効期限:2020年10月末まで

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

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Yasmin

Yasmin

育児ときどき音楽家。元オーガニック食品店店長。アレルギーの娘と自分への優しい暮らしを研究中。
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