著名度全国級!分子栄養学博士が営む人気のマクロビオティック・ヴィーガンカフェ。VEGE CAFE LOTUS(ベジカフェ ロータス)【愛知・豊橋】
アメリカのダイナーのようなビッグサイズのハンバーガーや、野菜寿司など、みんなが大好きなメニューが揃うカフェレストラン「VEGECAFE LOTUS(ベジカフェ ロータス)」。
2歳からマクロビオティックで育ったオーナーの安竹許由(やすたけもとよし)さんは、アメリカで分子栄養学を学び、健康的で美味しい食事の確かな信頼を得ています。
自然食品店も営み、愛知にありながら全国にその名前が知れ渡るお店の、人気の秘密に迫ります。
目次/Contents
ナチュラルな素材でできたお店で、体にやさしいごはんを。
青い空、白い雲を感じさせる配色が素敵なロータス。
カルフォルニアスタイルの建物には欠かせないカヴァードポーチには、テラス席が並んでおりゆっくり過ごせます。
店名にもあるハスの取っ手が印象的。
ロータスは、東海道本線・豊橋駅にあり、決して都心とはいえません。しかし、全国から噂を聞きつけたお客様が来店します。
空気中の化学物質を減らすため、防腐処理の安全基準が厳しいカナダの木材を使い、壁も床も天然素材、家具は全て手作りです。
ヴィーガン・マクロビオティック・ホールフードを掲げ、お店をオープンして9年目。2年前からディナーも始まり、開店時の目標であった、シーンに合わせた食事をいただくことができるようになりました。
リラックス空間で、オーガニックワインと一緒にお食事もいいかも。
どれを選んでも間違いないと言い切れる絶品メニュー
お食事は無農薬・無化学肥料の食材を使用し、できるだけ国産を選んでいます。
1番人気は「マクロビ玄米ランチ(1,380円税抜)」。メインの主菜プレートに無農薬・無化学肥料コシヒカリの発芽玄米・大豆と米麴のお味噌汁・サラダがついて、コスパがとても良い!
メインは2週間ごとに変わります。
この日のお料理は「キヌアと豆腐のハンバーグ」です。
ピンクのソースがかわいく甘酸っぱい「蒸しキャベツのいちごソースがけ」
国産の無農薬大豆とクミンをあわせた「大豆のエスニック炒め」
「かぼちゃの豆乳グリークヨーグルト和え」
ホクホクのオーガニックかぼちゃと自家製ヨーグルトを使っています。
他にも、とても丁寧な作り込みの一品一品がプレートに並びます。
ふわふわのハンバーグには、タンパク質が肉より多いキヌアが使われ、ビタミンや亜鉛など不足しがちな栄養素がたっぷり。さらに、6種類の野菜を加えるという手の込みよう。
ソースにもりんごや玉ねぎなど、野菜や果物が入っています。
ハンバーガー好きにはこちらもオススメ。
超特大の「ベジ・ハンバーガー(スープ付き・1,180円税抜)」。雑穀とセージの香りがお肉のようです。添えられたベイクドポテトがホクホク。
ディナータイムには、ベジフェスでも人気の野菜寿司が予約で食べられる他、ピザやベジラーメンも楽しめますよ。
大学の卒論は「アイス」!アイスが食べられなかった子が作った極上のアイス
ベジフェスでは行列ができる、ロータスのオリジナルアイス。(シングル380円税抜、ダブル500円税抜)
バニラ・ラムレーズンなど、ソルベを含め12種類が常に並びます。
なめらかで、かつ食べ応えのあるアイスは、動物性食材はもちろん、甜菜糖・黒砂糖などの砂糖すら使ってないとは思えません。
「ケーキセット(980円税抜、スイーツ・アイス・ドリンクのセット)」
卵や乳製品を食べずに育った安竹さんにとって、アイスは食べたいけど食べられない、憧れのものの一つでした。
その憧れは、なんと大学の卒論のテーマにアイスクリームを選ぶほど。思い入れの強い一品なのです。
「アイスの歌があるくらいですから、みんな好きなんですよね。
ヴィーガンやベジは異文化のような遠いものではない、こういうものもあるんですよという入り口として、アイスならみんな食べてくれるだろうと思っています。」(安竹さん)
こちらは全国へ通販も可能です!
(お申込み先:FAX0532-69-0656もしくはinfo@vegecafe-lotus.com)
思いっきり反発したからこそわかる、健康的な菜食の大事さ。
安竹さんはお隣にある自然食品店、ゲンキプラスとナチュラルケア針灸治療院もご家族で営んでいます。
オーガニックの加工品・生鮮食品は、国内屈指の品揃えです。
「玄米ってまずいんでしょ?」と言われることが多く、実際に美味しい玄米を食べてもらおうと、カフェレストランをオープンした安竹さん。
ご自身はお父様の病気がマクロビオティックで良くなったのがきっかけで、小さな頃からマクロビオティックで育ちました。
「子供ながらに、当時の父は死ぬんだと思っていました。そう思った父が徐々に復活していくのを見て、食べ物と健康は関係があるんだと感じていました。」(安竹さん)
例え小さな頃からマクロビオティックで育っても、その食生活を心から受け入れることはできず、親元を離れ大学に通った多感な時期には、焼肉を食べたり、夜中にファストフードにいく生活を続けていたそうです。
「そのような生活をしていると、朝起きるとぶつぶつが出て、お肉が続くと調子が悪いんですよ。20代後半で自然に元の生活に戻りました。
だから、肉々しいものの美味しさを知ってますし、反動があったからこそ菜食の良さがわかります。」(安竹さん)
安竹さんの食に対する思い・追求は、東京農大で食品化学を専攻するという道を選択させます。
「親に『病が治ったんだからいいものだろう』と言われても、それはあなた達の経験論であって、100%正しいとは思えない。だって、世の中の人はお肉を食べてるじゃないかって、思ってたんですね。
大学で食品化学を学んでも、納得する答えは出てきませんでした。でも、食べ物と健康はリンクしているとは思っていたので、その後アメリカの分子栄養学を学ぶことにしました。
僕のように根拠が欲しい人は多いと思います。今はお店で分子栄養学の講座もしています。」(安竹さん)
「本当にベジの食事は大丈夫なのか」や、タンパク質・油の選び方などを教えてもらえる分子栄養学博士の講座は、開催当初から常に満席。
分子栄養学において、菜食は体に負担がかからず、消化・代謝・排泄においてメリットがあるといいます。
都心から離れるほど、健康に関する意識が薄れていくとよく言われます。
今では健康意識の高い方が遠くからいらっしゃるほどのロータスですが、立ち上げからうまくいったわけではありません。
「立ち上げて3年くらいは辛かったけど、残念ながら自宅なので逃げられず、まさに背水の陣でした。
一番厳しかったのは銀行の融資です。『ベジタリアンは何パーセントですか?』と担当の方に聞かれました。『100人いたら1人くらいですかね。』と答えると、も〜ドン引きでしたね。」(安竹さん)
なぜやるのかとの問いに、
「誰もやってないからやるんです!」
と言い切った安竹さん。その日の決意が形となり、今のお店の人気へとつながっています。
地域の方が来やすいように、朝は9時から10時30まで、愛知県の慣習である「モーニング」も取り入れています。(お好みのドリンクに¥280追加するとスープ or お粥 or サラダのセットがつきます)
お店では、料理家の方とのコラボイベントが行われることも。ベジを広めたいという方がいれば一緒にやっていきたいと安竹さんは言います。
愛知のベジの拠点となるお店にこれからも注目です。
ロータスへのアクセス:東海道本線・豊橋駅より市電に乗り換え、運動公園駅より徒歩10分。もしくは、バス停「中岩田3丁目」下車徒歩1分。
安竹許由(やすたけもとよし)
鍼灸・按摩マッサージ指圧師・分子栄養学博士・ベジカフェロータス経営。 父の病を機に、2歳からマクロビオティック(玄米菜食)で育つ。 農学部で食品科学、米国分子栄養学を学ぶ。 鍼灸師であり、ナチュラルケア院長。
※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。
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