「本物」にこだわり続ける、コールドプレスジュースの先駆け的存在。SUNSHINE JUICE(サンシャインジュース)

このインパクトあるロゴ、一度は見たことがある方も多いのでは?

今はあらゆるところで目にするようになったコールドプレスジュースを、日本で展開して広めたのが、こちらの「SUNSHINE JUICE(サンシャインジュース)」。

女性を中心に大きな話題を集めた「ジュースクレンズ」も、日本ではサンシャインジュースが発祥です。

株式会社サンシャインジュース代表のコウ ノリさんは、自ら全国各地に足を運び、野菜や果物を厳選。信頼できる農家から仕入れた食材のみで作られるジュースは、まさに「本物」の味です。

最近は、ジュース以外に100%植物性食材のビーガンスープやビーガンカレーもラインナップ。ジュースと組み合わせることで、食事を摂りながら身体をデトックスできますよ。

今回は、コウさんに、サンシャインジュースのコールドプレスジュースや、お店オープンの経緯、そこにある想いについてたっぷり伺いました!

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コールドプレスジュースとは。


まずはおさらいしましょう。「コールドプレスジュース」って?

通常、ジュースを作る際は、高速ミキサーなどにかけて固体を液体にしていきます。しかし、コールドプレスジュースは、野菜や果物にゆっくり圧をかけて搾っていく(圧搾)製法。

この方法だと、素材に熱が加わることがなく、多くの栄養素が生きたままジュースに入ります。

また、コールドプレスジュースは、水や添加物など、原材料以外のものは一切使用しません。使用する素材の水分がそのままジュースになるんです。

つまり、水などを加えて作るジュースと比べて、同じ量でも摂取できる素材の量が多いということ。

また、「搾った液体だけを使うなら、せっかく野菜や果物に入っている食物繊維は摂れないでは?」と思う方もいるかもしれませんが、これも大丈夫。

コールドプレスジュースには、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」が含まれます。

「コールドプレスジュースは、液体であることで、内臓に負荷をかけずに身体に栄養を取り込めます。栄養が、直接血流にバンバン入っていくようなイメージです。」とコウさん。

ブームの火付け役。サンシャインジュースのコールドプレスジュース。


サンシャインジュースのコールドプレスジュースに使われる野菜・果物は、オーガニック中心。そこにはコウさんのこんな想いが。

「健康的な理由ももちろんあります。消費者の健康、作っている人の健康。でも、それだけではなく、地球環境に対しての健康ということも考えています。オーガニックがバランスが良く、どれにも負担がかからない。」

サンシャインジュースのコールドプレスジュースには、ケール・ビーツ・生姜・りんごなどを使った、通年で飲むことができるベーシックメニューと、季節ごとに旬の食材を使ったシーズナルメニューがあります。

また、ベーシックメニューも、常に同じ味ではなく、その時使う食材の味がそのまま生かされています。

「同じメニューでも季節で味が変わるのは、自然で面白いから全く問題ないと思っています。本来、自然の食材を使っていれば、それは当たり前のことです。」と、コウさん。

その時その時の食材本来の味を楽しめる。これも、サンシャインジュースが無添加で、素材だけの味にこだわりジュースを作っているからこそ。

「季節ものに関しては、月に1つは新しいメニューを入れるようにしています。農家さんで収穫される食材に合わせてメニューを作ることも多いです。『良い果物が入ったから使ってよ!』『じゃあ、それを入れたメニューを作ろうか』みたいな。」

農家で残ってしまった食材も積極的にジュースに使うというコウさん。特に気になる食材はあるのでしょうか?

「昨年使ったライムは良かったですね。柑橘はロマンです(笑)!何といっても、掛け合わせが無限にあるので。毎年、9月から4月くらいまでの間、柑橘は毎月送られてくる種類が変わります。同じものでも味・サイズ・色が違ったり。当然ジュースの味も変わってきます。

一つの農家さんで色んなものを作っていると、ひと箱に色んなものが入ってくることもあり、それが面白い。」


確かに、店内にある日本地図で、柑橘系は具体的な果物名ではなく、「柑橘」というくくりに(笑)。行く度に様々な旬の柑橘を味わえるのは、柑橘好きなライターにとっては何とも楽しみ!


サンシャインジュースのコールドプレスジュースは、恵比寿・新橋の店頭販売では、常に生でフレッシュなものを提供することにこだわっています。

ただし、オンラインショップでは、新鮮なままのジュースをお届けするために、冷凍したものを使用。製法は基本店頭と変わらず、それを冷凍できる方法を採用しています。


コールドプレスジュースは、一杯だけ飲んでもあまり意味がない、というコウさん。

「おすすめは、月に1回のクレンズか、1日1杯飲んでいただく方法。それ用にセットにしたジュースも販売しています。

のどの渇きを潤すだけのジュースとは違うので、ある程度継続的に飲んでいただきたいな、と。そうすると、効果を実感できると思います。

コールドプレスジュースは、身体を変えるジュースです。味覚が変わったり、食べ物のチョイスが変わってきたり。

自分のライフスタイルに合わせて、是非継続的に取り入れてみてください。」

コールドプレスのメリットは、酵素や栄養素がそのまま摂れ、酸化しにくいこと。また、スムージーなどと違い、液体であることも身体に負担をかけないプラスの要素です。

是非、月に1回から、始めてみては?

きっかけは、NYで出会った「すごいジュース」。


コウさんは、日本で生まれ、東京、アメリカ、台湾で暮らしてきました。

各地で生活する中で、自身の食生活が形作られていきます。

「台湾は仏教国で、ベジカルチャーが強いです。もともと野菜好きではありましたが、台湾滞在時にベジタリアン生活にどっぷりハマりました。

台湾は、自然が多く、物価も安い。あらゆるアスリートが長期滞在する場所でもあるんです。

その人達と仲良くなり、自分も身体をよく動かすようになって。

ベジタリアン生活をしていると、身体の反応が凄く良いんです。疲れ方・リカバリーがダイレクトに変わります。すごく調子が良くなりました。」

その後、昔暮らしていたニューヨークに戻った時に衝撃を受ける出会いが。

「2012~13年頃ですかね?まさにNYでコールドプレスジュースが流行り始めたころでした。友人が『絶対好きだから飲んでみろ』というので飲んでみて、衝撃を受けました。」

飲むとすごく体調が良い。昔、台湾人のおじいちゃんが生きていた時に、朝から野菜ジュースを絞って飲んでいたことを思い出しました。

「運動した後、身体が敏感になっている時に飲んだら、反応が凄く良くて、ズバーンときたんです。このコンセプトを広げたい!と強く思いました。」

その後日本に戻ったコウさんは、まず家庭用のジューサーを購入。そこから、農家の方を尋ねて直接オーガニックの野菜や果物を買って、少しずつイベントなどでコールドプレスジュースを販売し始めました。

「その頃は、まだコールドプレスジュースなんて日本にはない時。反応は様々でしたが、続けることで徐々に手ごたえを感じるようになりました。」

きっかけは、自分の喜び体験。「ちゃんとやれば、自分が喜んだように、喜んでくれる人がいる。」その想いからの始まりでした。


ちなみに、サンシャインジュースのロゴは、ニューヨークの友人がデザインしてくれたものをそのまま使用しているそう。その頃の勢いや情熱が、ロゴにも表れているように感じます。

ユニークな農家探しの旅。


※現在は、長野県や愛媛県のビーツを使用。

2014年、サンシャインジュースの店舗がオープン。

しかし、それまで野菜を仕入れる農家の知り合いもおらず、その他のことも全くわからなかった、というコウさん。

まずは、お世話になっている方がいた、宮崎の農家を回ったそう。

「もう直球で。コールドプレスという、こんなジュースのお店をやりたい、良い野菜が欲しい、何とかならないか?と相談しました。」

そのまま、農家さんの飲み会に突然参加することになったコウさん。「野菜のこと教えてください」という会話から始まり、お酒を介して仲良くなった農家の方達の農場を回らせてもらうことに。

すると、オーガニック農業をしている方や、B品で、まだ食べられるのに現場で捨てられている野菜に出会うことができました。


※農家さんとの宴会での集合写真

「ジュースにするのに見た目は全然関係ないですよね。僕らも良い食材を確保できると助かりますし、農家さんも、捨てるくらいなら売れた方が良い。良いことずくめだなと。」

宮崎の農家さんに出会えたことがとても大きかった、とコウさんは話します。この出会いをきっかけに、「実際に足を運んで、顔を見て話す」ことの大切さを実感。

その後も、農家へはコウさんが実際に足を運びます。

「できれば農薬・化学肥料を使用しない農家さん、というのがありますが、そうではない農家さんは対象外というわけではありません。実際に会ってお話を聞かせていただき、選んでいきたいと思います。」


長野、千葉、広島、高知など、本当に色々な農家を回ったというコウさん。時には、「絶対にこのエリアの野菜を使いたい」と思い、とりあえず行って、道の駅で「ナンパ」するということもあるそう(笑)。

「声をかけた女性が、地元の中学校の校長先生でした。学校関係で知っている人を紹介してくれて、農家さんに繋がったんです。」


※佐賀県のジャバラ

また、コウさんは、東京でものを売っている立場として、オーガニックなど、こだわった野菜・果物を作っている人達をサポートしたい、という想いも強いそう。

「サポートする=買うことではないか?と。オーガニックなど、人にも環境にも良いことをやっている人達に、お金を流す仕組みを少しでも作れたら、という想いがあります。

そういうものをみんなで買えば、もっと手軽に都市部にも良いものが来るようになると思います。まずは自分たちから。」

ただお洒落なもの、流行りのものを作って売るのではない。その裏側まで良くしていけたら、という想いを強く持っています。

コールドプレスジュースを通して伝えたい想い。


コウさんは、コールドプレスジュースに、「沢山の栄養が入っている」「生の栄養をそのまま摂れる」という、「表」のメッセージ以外に、こんな「裏」のメッセージも込めているそう。

「個人的に感じているのは、世の中で『価値』と考えられていることは、実は『価値』ではないのでは?ということです。例えば、値段が安い・日持ちする・いつも同じ味がする…。それって、本当に『価値』なんでしょうか?

自然のものって、本来一つ一つ味が違うし、自然のものは腐るんです。そういうものじゃないですか?

食品添加物や化学的なものでコントロールされているものが、世の中には沢山あります。それによって、『手軽に安く、どこでも買える』市場ができているのも事実です。

でも、サンシャインジュースでは、『本物です』っていうものをやりたい。だから、仕入れたものをそのまま絞るんです。」


細胞にダイレクトに注ぎ込まれるようなこの感覚は、飲めばわかる。そこがバリューだと、コウさんは熱く語ってくれました。

今後は、ジュースを搾った時にでる「パルプ」をもっと活用していきたいそう。染料にしたりコンポストで土に帰したり、色々とアイデアは浮かんでいます。

より良い土ができて、良い野菜ができて、良いジュースができて…のサイクルも夢だと話すコウさん。

確かに、広い意味での「オーガニック」は、こんなサスティナブルでWin-Winな流れなのかもしれませんね。

美味しいだけじゃない、人や環境への想いもたっぷりつまったコールドプレスジュースで、疲れた身体や心をクレンズしませんか?

明日は、Vegewelスタッフも食べて絶賛!の、ビーガンスープとビーガンカレー、そしてジュース・スープ・カレーを一緒に楽しめる、お得なプチファスティングセットについてご紹介していきます!

サンシャインジュース
https://sunshinejuice.jp/

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AYA OKUDA

AYA OKUDA

フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。
得意分野は、日本の伝統行事食、食の日本史・世界史、テーブルコーディネート。
好きな分野は、カレー、ビール。