豆乳ヨーグルトの効果的な食べ方は?栄養や人気レシピを詳しく解説!

更新日:2024/04/27 公開日:2022/11/08

本記事では、豆乳ヨーグルトの栄養・健康効果を徹底解説します。また、効果的な食べ方や、人気レシピについてもご紹介します。

豆乳ヨーグルトが気になっているという人はぜひ、この記事を参考にしてください。

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豆乳ヨーグルトに期待される健康効果は?

豆乳ヨーグルトで特に期待できる3つの健康効果を解説!
豆乳ヨーグルトは、健康効果を期待できる食品として注目を集めています。「なんとなく健康にいいというイメージがある」という人は多くいますが、具体的にどのような効果があるのでしょうか。

ここでは、豆乳ヨーグルトの健康効果について詳しく解説していきます。

免疫力を高める?

豆乳ヨーグルトには、植物性の乳酸菌が含まれています。また、大豆からできる豆乳の成分も含まれています。

乳酸菌の動きが活発になると、腸内環境が整い、便秘や下痢などの症状の改善に繋がります。腸内には多くの免疫機能が集まっているため、腸内環境が改善されることで、体の免疫力も高まることが期待できます。

美容効果を期待できる?

豆乳ヨーグルトの原料である豆乳には、大豆イソフラボンという物質が含まれています。

大豆イソフラボンは、女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをすることから、肌の調子が整う、生理痛などの月経トラブルが解消されるといった効果が期待されます。更年期は特に女性ホルモンの影響を受けやすいといわれているため、豆乳ヨーグルトは更年期障害の人にもおすすめしたい食品です。

ダイエット効果を期待できる?

豆乳ヨーグルトに含まれているサポニンは、肥満予防に効果的といわれています。また、抗酸化作用があることから、脂肪やコレステロールの酸化・蓄積を防ぎます。

また、豆乳ヨーグルトには、タンパク質や食物繊維などの栄養素も豊富に含まれており、ダイエットなど、食事制限時の栄養補給に適しています。

豆乳ヨーグルトと、牛乳で作るヨーグルトとの栄養の違いは?

豆乳ヨーグルトと牛乳で作るヨーグルトとの栄養の違いを詳しく解説!
実は、豆乳ヨーグルトと牛乳で作るヨーグルトでは、含まれる栄養素が大きく異なります。豆乳ヨーグルトは植物性で、牛乳から作られるヨーグルトは動物性です。

また、植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌に比べて生命力が強く、腸に生きたまま到達しやすいといわれています。

参考:東洋新薬 原料・素材ナビ

タンパク質と食物繊維が豊富

豆乳ヨーグルトには、たんぱく質と食物繊維が豊富に含まれています。動物性ヨーグルトにもたんぱく質は含まれていますが、食物繊維は含まれていないものが多いです。

また、豆乳ヨーグルトは鉄分などのミネラルや葉酸などのビタミンも多く含まれており、栄養豊富。特に妊娠中など、葉酸や鉄分が不足しがちな人には、動物性ヨーグルトよりもおすすめです。

ちなみに、動物性ヨーグルトに多く含まれるカルシウムは、豆乳ヨーグルトにはあまり含まれていません。

低カロリー・低脂質

豆乳ヨーグルトは植物性原料を使っているため、低カロリーで低脂質です。動物性ヨーグルトだとカロリーや脂質が気になるという人は、豆乳ヨーグルトを試してみるのがおすすめです。

コレステロールがゼロ

豆乳ヨーグルトはコレステロールがゼロです。豆乳ヨーグルトであれば、脂質だけでなく、コレステロールが気になるという人でも食べられます。

さらに、サポニンの抗酸化作用により、腸内の悪玉コレステロールを減少させる効果も期待できます。

豆乳ヨーグルトを食べる上で知っておきたい3つの注意点を解説!

豆乳ヨーグルトを食べる上で知っておきたい3つの注意点を解説!
豆乳ヨーグルトは栄養豊富でカロリーが少ないなどの利点が多くあるものの、初めて食べる際には、いくつか注意点があります。

ここでは3つの注意点を詳しく解説していきます。豆乳ヨーグルトを試してみたいという人は、注意点を理解した上で食べてみてください。

豆乳のクセのある風味を感じる

豆乳ヨーグルトは、大豆が原料の豆乳を利用しているため、クセのある風味を感じます。豆乳を飲んだ時に感じる少し青臭いような独特の風味が苦手だという人は、果物が入っているものなどを選ぶと良いでしょう。

プレーン味が得意な人もいれば、加糖して甘みを付けなければ食べられないという人もいると思うので、好みに合った豆乳ヨーグルトを探してみてください。

そのまま食べるのはもちろん、オートミールやグラノーラと合わせるのもおすすめです。

プレーン味が得意でなくても、食べ方を工夫すると独特の風味が薄れるため、さまざまな食べ方を試してみてください。

酸味が少なく淡白な味わいに感じる

豆乳ヨーグルトを食べると、酸味が少なく淡泊な味わいに感じる人もいるでしょう。動物性ヨーグルトを食べ慣れている人には、あまりおいしく感じられないかもしれません。とはいえ、豆乳ヨーグルトも食べ方次第で美味しくなります。

そのまま食べるのが苦手な人は、アレンジして食べてみてください。特に、はちみつとの相性が良いので、はちみつが苦手でないなら混ぜてみるといいでしょう。

大豆アレルギーの人は注意する必要がある

豆乳の原料は大豆なので、大豆アレルギーがある人は注意する必要があります。大豆アレルギーかどうかわからない人でも、食べたあと口周りが痒い・発疹が出る・息がしづらいなどの症状が出てくるようであれば食べるのを控えましょう。

逆に、乳アレルギーがある人には豆乳ヨーグルトがおすすめです。豆乳ヨーグルトには牛乳が入っていないので、乳アレルギーの人でも安心して食べることができます。

アレルギーの自己判断は危険です。少しでも異変を感じたら医師に相談してみてください。

豆乳ヨーグルトはいつ食べると良い?おすすめできる3つのタイミングを紹介!

豆乳ヨーグルトはいつ食べると良い?おすすめできる3つのタイミングを紹介!
豆乳ヨーグルトを食べる際は、おすすめのタイミングがあります。もちろんいつ食べても問題はありませんが、より高い健康効果を得たいのであれば、食べる時間やタイミングを意識してみましょう。

栄養を吸収しやすい時間や腸内環境を整えやすい時間を見極めて、効果的に摂取するのがポイントです。

豆乳ヨーグルトは就寝3時間前に食べると良い睡眠に繋がる

通常、食べ物の消化には2〜3時間かかるといわれています。そのため、豆乳ヨーグルトを食べるときは、就寝3時間前を目安にすることで、消化と睡眠の時間をずらすことができ、睡眠の質を高めることができます。

食前に食べることで食べ過ぎを防ぐ

豆乳ヨーグルトを食前に食べると、食事の前にある程度おなかが膨れるので、食事の量を減らすことに繋がります。

また、食事の際には、野菜から食べると良いとされています。野菜に多く含まれる食物繊維には、急激な血糖値の上昇や、脂肪の吸収を抑える効果が期待できるのがその理由です。

豆乳ヨーグルトには食物繊維が多く含まれており、同様の効果を期待できます。

脂肪の吸収や食べ過ぎを防ぐために、豆乳ヨーグルトを食事の始めに食べるのがおすすめです。

忙しい朝は「豆乳」で体内時計をリセットさせよう

朝食で糖質とたんぱく質を摂ると、体内時計がリセットされます。

飲みやすくした調製豆乳であれば、忙しい朝でも簡単に取り入れることが可能です。豆乳ヨーグルトを準備する時間が無い場合や、まずは豆乳に慣れるところから始めたいという方には、市販のパック豆乳がおすすめです。

下記の記事では、豆乳を美味しく飲むための簡単ひと手間を紹介しています!

豆乳ヨーグルトの効果的な食べ方は?誰でも簡単にできる3つの方法を紹介!

豆乳ヨーグルトの効果的な食べ方は?誰でも簡単にできる3つの方法を紹介!
豆乳ヨーグルトには、より効果的な食べ方があります。ここでは、だれでも簡単に実践できる3つの方法を紹介します。

豆乳ヨーグルトは1日200mlを目安にする

豆乳ヨーグルトは、1日200mlを目安にするのがおすすめです。「たくさん食べれば、それだけたくさん乳酸菌が腸に届くのではないか」「毎日食べなくてもまとめて食べればいいだろう」と思う人もいるかもしれません。

しかし、乳酸菌は腸内に長くとどまることができません。そのため、豆乳ヨーグルトを1日に600mlや800ml食べたとしても、求める効果は得られないでしょう。

個人差はありますが、理想的な量は1日200ml程度ということは覚えておきましょう。1日大量に食べて、何日も間を空けるより、毎日少量ずつでも食べる習慣をつける方が効果的です。

はちみつを加えると骨粗しょう症の予防効果を高められる

大豆に含まれるイソフラボンは、骨粗しょう症の予防に使われます。

大豆からできている豆乳ヨーグルトもイソフラボンを含有しているため、豆乳ヨーグルトを食べることで骨粗しょう症予防に一定の効果が期待できます。

さらに、はちみつに含まれるポリフェノールにも、骨粗しょう症の予防効果が期待できます。よって、骨粗しょう症の予防効果がある豆乳ヨーグルトと合わせるのは、相性がよいでしょう。

はちみつには他にも栄養が豊富に含まれていますし、味を整えてくれる点からもおすすめです。

きな粉を付け合わせると鉄を多く摂取できる

豆乳ヨーグルトだけでなく、きな粉にも鉄分が含まれています。合わせて食べることで、鉄分の摂取量を高められるので、鉄不足を懸念されている人にはおすすめです。

また、きな粉には多くの良質なたんぱく質とビタミンB郡も含まれています。

豆乳ヨーグルトを使った人気レシピを3つ紹介!

豆乳ヨーグルトから作られる料理には、さまざまなものがあります。特におすすめなのは、ビタミンが豊富な果物との組み合わせです。栄養バランスと彩りを考えながら、さまざまな食材や料理を試して、楽しい食卓を作ってくださいね。

Misaさんの「甘さ控えめ♬豆乳ヨーグルトで作るヴィーガンフルーツサンド」

Misaさんの甘さ控えめ♬豆乳ヨーグルトで作るヴィーガンフルーツサンド
引用:Vegewel

ビタミン豊富な果物と、良質なたんぱく質・イソフラボンが摂取できる豆乳ヨーグルトを合わせたサンドイッチです。動物性クリームに比べてしつこさや甘さが少なく、あっさりした淡泊な味わいなので軽食にも朝食にもおすすめです。

豆乳ヨーグルトが動物性クリームの代わりになるのか、不安に感じる人もいるかもしれませんが、一晩かけてゆっくり水を切ることで、水っぽさのないしっかりしたホイップクリームになります。ぜひ一度、試してみてください。

材料

食パン(ヴィーガン仕様) 6枚
豆乳ヨーグルト(無糖) 300g
甜菜糖 45g
フルーツ お好みで
引用:Vegewel

「甘さ控えめ♬豆乳ヨーグルトで作るヴィーガンフルーツサンド」のレシピはこちら!

山岸 亜紀さんの「旬のかぼちゃをさっとゆでてさわやかサラダに♫かぼちゃとりんごとフェンネルのサラダ ヨーグルトドレッシング」

山岸 亜紀さんの旬のかぼちゃをさっとゆでてさわやかサラダに♫かぼちゃとりんごとフェンネルのサラダ ヨーグルトドレッシング
引用:Vegewel

甘いりんごとかぼちゃを組み合わせたサラダは、お子さんにもおすすめです。彩りにフェンネルを散らしていますが、好みに合わせて変えてみても良いでしょう。もちろん、他にも旬の野菜を組み合わせて楽しんでください。

好みの野菜に、さっぱり風味の豆乳ヨーグルトドレッシング。すっきり食べやすいので、食欲がない時や夏バテしているときにもおすすめです。

材料

かぼちゃ・・・1/6個
りんご・・・1/2個
フェンネルまたはセロリ・・・適量

ドレッシング
豆乳ヨーグルト・・・大さじ2
オリーブオイル・・・小さじ2
白味噌・・・小さじ2
白ごまペースト・・・小さじ1
塩・・・適量

引用:Vegewel

「旬のかぼちゃをさっとゆでてさわやかサラダに♫かぼちゃとりんごとフェンネルのサラダ ヨーグルトドレッシング」のレシピはこちら!

大槻広子さんの「穏やかに身体を冷やすサマー・スイーツ、柑橘のソイヨーグルト・ムース」

大槻広子さんの穏やかに身体を冷やすサマー・スイーツ、柑橘のソイヨーグルト・ムース
引用:Vegewel

疲れている日には、さっぱりしたデザートが食べたくなるものです。そこで、豆乳ヨーグルトを使った、簡単で美味しいゼリーのレシピをご紹介します。

柑橘系であれば何でも合うので、自分の好きな果物で試してみてください。ジュースも、好みに合わせてアレンジしても良いかもしれません。いろいろ試して、自分好みの味を作り出してみてください。

材料(5~6人分)

豆乳ヨーグルト 150ml
豆乳 150ml
粉寒天 小さじ2/3
葛粉 大さじ1/2(同量の水で溶いておく)
白味噌 少々
有機きび糖 大さじ2
胡麻油 小さじ1
赤梅酢 少々
オレンジジュース 100ml
メープルシロップ 大さじ2
トッピング用シロップ:オレンジジュース(大さじ3)・マーマレード(大さじ1)・赤梅酢(少々)・葛粉(小さじ1:同量の水で溶く)
柑橘系の果物(甘夏) 1個(グレープフルーツやオレンジ、旬のフルーツなら何でも)

引用:Vegewel

「穏やかに身体を冷やすサマー・スイーツ、柑橘のソイヨーグルト・ムース」のレシピはこちら!

豆乳ヨーグルトの効果を知って健康に役立てよう

豆乳ヨーグルトには、乳酸菌や、植物性の良質なたんぱく質・大豆イソフラボンなど多くの栄養素が含まれています。

また、はちみつ・果物・きな粉などをトッピングすることで、よりおいしく食べられます。豆乳ヨーグルトで、身体の調子を整えて毎日を楽しく過ごしましょう。

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