体も心もリフレッシュできるローフードカフェ「.RAW(ドットロー)」【六本木】
一日の始まりに、ヨガ&ウイートグラスショットで心と体を整える。午後はロービーガンスイーツとオーガニックコーヒーで一休み。夜はオーガニックワインで一日の疲れを癒す。
まるで映画のシーンのような気分が味わえる、そんな素敵なサラダビュッフェ&デリのローフードカフェが六本木にオープンしました。
今回は、オーナーの藤原さんにインタビュー。心も体もリフレッシュできるローフードカフェをオープンし、ヘルシーなメニューを提供するに至った経緯をお伺いしました。
目次/Contents
ローフードとは?
ローフード(Raw Food)とは「生の食べ物」を意味しますが、加工されていない、もしくは48度以下で調理したものを食べる食事法の一つです。
ローフードには多くの酵素が含まれており、多く食べると体に良い効果があると考えられています。
アメリカでは、予防医学や代替医療の一つである食事療法として始まり、セレブやエグゼクティブの間で健康や美容・ダイエットにも効果的な食事法として流行したことをきっかけに世界に広まりました。
六本木交差点から芋洗坂を下りて行くと「.RAW」の看板が見えます
六本木交差点から芋洗坂を下りていくと、プラスチックのトタンでできた白いハウスが見えてきます。そして、その横には、お洒落なベンチとロードバイクが。
「何のお店かしら?」と思わず寄り道をしたくなるようなお店が「.RAW」です。
お店はとにかくシンプルに。お客様が心身ともにリフレッシュできる空間を演出したい
「ローフードと聞くと『野菜ばかりの特別な世界の人の食事』というイメージを持たれている方は少なくないと思います。
ローフードは健康にいいし、ローフードの良さを多くの人に知ってもらいたい。食志向・食生活に関係なく、誰にでも気軽にローフードを食べてもらいたいし、ローフードを親しみやすいものにしたいです」
オーナーの藤原さんは、こんな想いを教えてくれました。
スプラウトが風でなびいているようなポップな壁(この模様は、「.RAW」の看板にも使われています)。
そして、モダン北欧風のシンプルなソファーとスツール椅子に、ウッドテーブル。爽やかな雰囲気のお店です。
藤原さんの「心身とものリフレッシュできる空間」の演出の1つとして、店内ではモーニングヨガのクラスが開催されています。
丁度インタビューに訪れた時は、英語のヨガレッスンが終わったばかり。レッスンに参加された方々が、ヨガレッスンにもれなくついてくるフリードリンクを待っている時でした。
白いハウスの中には、こだわりの自家栽培のスプラウトがいっぱい
「.RAW」が最もこだわっているのは、自家栽培のオーガニックスプラウト、そして店内で発芽させた発芽ビーンズやウイートグラス。
こちらは、店内の白い温室グリーンハウスで、無農薬で栽培されています。
スプラウトは、発芽直後の植物の新芽。植物は、発芽し成長を始めると、種子の時には存在しなかったビタミンやファイトケミカルなどの栄養成分を自分で合成するようになります。
スプラウトがスーパーフードとして注目されているのも、その豊富な栄養素に着目されているから。
スプラウトには酵素が豊富に含まれており、ローフードの提唱する酵素栄養学の視点からも「酵素が多く含まれる食材」として重視されています。
また、発芽ビーンズもスプラウト同様、発芽させることで栄養価が高くなります。
「.RAW」では、有機栽培の野菜とこだわりのスプラウトや発芽ビーンズを自由に組み合わせることができるサラダバーがあり、その時の気分や体調でアレンジをすることができます。
「ローフードをもっと気軽に食べてもらうために、イートインだけでなく、テイクアウト・デリバリーも可能にしています。
毎日ご来店されるお客様の提案で、いつでもサラダが食べられる、『1か月間の食べ放題』も始めました。
この特典は、3食サラダを食べても追加料金はかかりません。とにかくいつでも、食べたい時に気軽に食べてもらいたいのです。」
藤原さんは、お客様の声を積極的に取り入れたサービスを心掛けています。
サラダドレッシングもお客様の声を取り入れ、種類を増やしたそう。サラダの食材やドレッシングは、全て動物性食材不使用のビーガン仕様です。
インタビュー中に、「燻製のオリーブオイルをお好みで『ちょい足し』ができると、さらに味のバリエーションを楽しめるのでは」と提案をしてみたところ、真剣にメモを取た藤原さん。
貪欲に新しいものを取り入れたいという意気込みを感じました。
ヘルシーになりたいなら、栄養豊富なロービーガンスイーツを!
「ダイエット中だからスイーツをあきらめる」とよく聞きますが、「ダイエット中だからこそスイーツを食べていただきたい」と藤原さんは話します。
見た目は普通のスイーツとあまり変わらないですが、「.RAW」が提供するロービーガンスイーツは、乳製品・白砂糖を使用しておらず、グルテンフリー。
参考記事
グルテンフリーの意味や健康効果について
ビタミンやタンパク質等が豊富な食材を用いて作られたスイーツです。
一口食べると「本当に乳製品を使っていないの?」「本当にお砂糖入っていないの?」と、その濃厚で甘い味に驚きます。
ネットサーフィンをしながら、好きな本を読みながら、美味しいスイーツをオーガニックコーヒーと一緒に頂く、そんなお洒落な時間を過ごすのもよいかもしれません。
スプラウトのパワーをもっといろんな人に知ってもらいたい
藤原さんは、「.RAW」を開店する前に、ローフードの先駆け的存在で有名な、アン・ウィグモアプロデュースのジューススタンドで働いていました。
その時に、ローフードの研修でプエリトリコにあるアン・ウィグモア ナチュラル ヘルス インスティチュート(Ann Wigmore Natural Health Institute)に行ったそうです。
この施設は、海が一望できる自然に囲まれた滞在型施設で、アン・ウィッグモア医師が提唱するLiving Foods Lifestyle ® を学ぶ為の施設です。
このLiving Foods Lifestyle ®とは、酵素や栄養価の高いものをできるだけ自然に近い状態で摂ることで体内環境を整えることができ、その結果、体と精神の状態をよくするという考えたに基づいたローフードを食べる食事法です。
そこで、藤原さんは、毎日スプラウトを食べたそうです。
「最初はあまり実感はなかったけど、数日後びっくりするほど体が軽くなって気分もよくなりました。
実際にスプラウトのエネルギーを体感して、もっと他の人にもローフードの良さを理解してもらい、気軽に食べてもらいたいと思ったんです」
スプラウトの話になると、自然と笑みがこぼれる藤原さん。本当にスプラウトのことを愛しく思っていることがわかります。
実際に体調の変化や精神面での変化を体感したことがきっかけで、スムージー・デトックスドリンク・コールドプレスジュース・ロースイーツの他、オーガニックサラダビュッフェ・オーガニックコーヒー・オーガニックアルコールを楽しめる「.RAW」を開店したそうです。
インタビューにお伺いした際に、こちらの3種類のドリンクをいただきました。
手前のケフィアとベリーのスムージーは、甘さ控えめの濃厚なヨーグルトドリンクのようなで凄くさっぱりした味でした。
奥の緑色のウィートグラスのショットドリンクは、想像していたような苦い味ではなく、さわやかで、とても甘い味でした。
飲んだ瞬間から体を整えるために、毎日飲みたいと思いました。
「ヘルシーなローフードをもっと多くの人に知ってもらいたいので、今のお店がある程度軌道にのったら、2号店を出店したいと思っています」と、と既に次の店舗の構想がある藤原さん。
これから「.RAW」がどのように進化していくのか、今から楽しみです。
※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。
店舗情報
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