オートミールってどんな味がする?種類や栄養成分を合わせて解説!

更新日:2023/10/13 公開日:2023/03/07

ダイエット食品として注目を集めるオートミールは、栄養価が高いことで知られています。しかし、栄養成分が豊富ということは分かっていても、具体的にどんな栄養が含まれているのか、分からない方も少なくないはずです。この記事では、オートミールに含まれる栄養成分について解説します。また、オートミールの原材料や味わい、グラノーラやミューズリーとの違いについてもご紹介していきます。

オートミールとは

木のスプーンで掬ったオートミール
オートミールは、オーツ麦を加工したもので、シリアル食品として広く知られています。オーツ麦は、イネ科カラスムギ属に分類される一年草で、脱穀することで調理しやすくなります。

オートミールは、欧米を中心に健康の観点から注目される食品で、豊富な栄養が含まれています。最近では、ダイエット食品としても認知されています。

どんな味?

オートミールは、優しい麦の風味が楽しめます。しかし、かすかに香る程度で、ほとんど味がありません。そのため、さまざまな料理に使えます。

オートミールは主に、スティールカットオーツ・ロールドオーツ・クイックオーツ・インスタントオーツの4種類に分けられます。それぞれ形や使い方は異なるものの、味わいは変わりません。

味付きのオートミールがある

ほのかに麦の香りが楽しめるオートミールですが、メーカーによっては味付きのものが展開されています。オートミールは、シリアルとして加工されているものが多いため、ココア味やメープル味といったシリアルらしい味わいに仕上がっているものが主流です。

また、シリアルのオートミールには、ドライフルーツやナッツ入りのものもあり、相性良く仕上がっているのもポイントです。

オートミールの原材料

オートミールの原材料は、穀物の一種であるオーツ麦です。オーツ麦は、燕麦(えんばく)とも言われます。

オーツ麦はそのままでも食べることができますが、オートミールは脱穀してから加工しています。蒸して挽(ひ)き割り、さらにローラーで平たく伸ばすことにより、食べやすくなります。

また、オートミールは、”Oats(オーツ麦)”と”Meal(食事)”を融合させた造語です。一般的にはお湯や牛乳で柔らかく煮込み、おかゆのようにして食べます。

グラノーラやミューズリーとは違う?

オートミールは、オーツ麦を原材料としたグラノーラやミューズリーと同じ、シリアル加工品の一種ですが、加工工程が異なります。

オートミールは、前述したように脱穀して加工しただけの食品で、味付けはされていません。しかし、グラノーラは、オーツ麦やライムギにドライフルーツやナッツを加えたり、メープルシロップを加えてオーブンで焼き上げたりと、甘いものがプラスされているのが基本です。ミューズリーは、加工していないオーツ麦や他の雑穀に、ドライフルーツなどを加えたものです。

グラノーラやミューズリーはカロリーが高くなりやすく、あまりダイエット向きの食品とは言えません。

3種類の中では、オートミールが1番ダイエット向きの食品です。

ここで軽くオートミールはグラノーラやミューズリーとは違うことについて触れました。

オートミールは穀物なのはわかるけど結果的に何が違うの?という疑問を持たれている方、それぞれがどのような特徴を持っているのか知りたい方は是非こちらの記事をご覧になって下さい。

オートミールに含まれる栄養成分

木のスプーンとボウルに入ったオートミール
ここからは、栄養が豊富と言われるオートミールに、どんな栄養成分が含まれているのかをご紹介しましょう。それぞれの成分に併せて、体ヘの健康効果も解説していきます。

食物繊維

食物繊維は、腸内環境を整える栄養素です。腸内細菌のエサになるだけでなく、血中コレステロール値を下げたり、糖の吸収をゆるやかにして食後血糖値の上昇を緩やかにしたりする働きがあります。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット

ビタミン類

ビタミン類は、体内のさまざまな機能を調節する栄養素です。体内ではほとんど合成できないため、食物から摂取する必要があります。

オートミールは、数あるビタミン類の中でも特に、糖質の代謝をサポートするビタミンB1を多く含んでいます。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット

たんぱく質

たんぱく質は、皮膚や髪の毛、筋肉などを作る栄養素であるため、人体組織の生成に欠かせません。ダイエット中もしっかり摂取しておきたい栄養素です。

さらに、たんぱく質は、ホルモンや抗体など体を調整する物質の材料になるのも特徴です。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット

炭水化物

炭水化物は、エネルギー源となる栄養素です。ダイエット中は、つい炭水化物を抜きがちですが、不足すると体が疲れやすくなったりダルさを感じたりと、さまざまな支障をきたします。

体を健康かつスムーズに動かすために必要な栄養素なので、ダイエット中の方は、オートミールで適度に摂取する習慣をつけると良いでしょう。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット

脂質

脂質は、たんぱく質や炭水化物と同様に、エネルギー産生栄養素の一つです。エネルギー源として使われたり、細胞膜を構成したりする働きがあります。

ダイエット中は、脂質も控えたいところですが、体にとっては必要不可欠な栄養素です。取り過ぎに注意しながら、適度にオートミールで補うのがおすすめです。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット

食べすぎに注意!

スプーンの上のオートミール
さまざまな栄養成分を含むオートミールですが、取りすぎには注意が必要です。

その理由として挙げられるのが、豊富な食物繊維です。食物繊維は、食後血糖値の上昇を緩やかにする働きや、腸内環境を整える働きがある一方で、摂取しすぎることでミネラルの吸収を妨げる場合があります。

また、食物繊維だけでなく、カロリーも過剰に摂取してしまう恐れがあるため、注意が必要です。オートミールを食べる場合は、1日30〜40gを目安に取り入れるようにしましょう。

オートミールは栄養価が高く、ダイエットをする際は是非とも取り入れたい食材です。

ただ、オートミールは容量を誤るとかえって健康に良くなくなってしまう可能性もあります。
なぜそうなってしまうのかやリスクも知って正しくオートミールを生活に取り入れていきましょう!

 

オートミールは栄養価が高く、一定の量を摂取する場合はヘルシーな食材です。

しかしいくらヘルシーといえど、食べ過ぎは良くありません。何となくそれは理解つつも、やはり食べ過ぎてしまう事もあるかもしれませんよね。具体的にはどれくらいが、食べ過ぎでどれくらいの量を食事に取り入れていけばいいのでしょうか?

こちらの記事では具体的な数字を用いて解説しております。是非ご覧になって、食べ過ぎずにオートミールを摂取していく方法を考えていきましょう!

まとめ

オーツ麦とガラスのお皿に入ったオートミール
オートミールは、ほとんど味のない食品のため、さまざまな食べ方で摂取できる栄養価の高い食品です。

たんぱく質やビタミンなど、体に必要な栄養素を豊富に含んでいるため、食事が偏りがちな方にぴったりです。また、ダイエットにうれしい栄養素も含まれているため、減量している方にもおすすめの食品でもあります。摂取量に気をつけながらオートミールを取り入れて、バランスの良い食事を目指しましょう。

この記事ではオートミールの味や原材料、栄養素について解説しました。

こちらの記事ではオートミールとはなんなのか?について全般的な情報に触れることができます。

オートミールについてもっと知りたい方はここから読んでいただくことをお勧めしております!

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