20種類以上も!JALで空の上でも食のバリアフリー。極上ベジ機内食レポート!【JAL・ジャルロイヤルケータリング】
年の終わりの12月。今回のVegewel Styleは冬休みに海外に行かれる方必見!
旅の楽しみといえば機内エンターテインメントと機内食!という方も多いのではないでしょうか?空の上でも食のバリアフリーはしっかり対応されていますよ。
Vegewelは、JAL国際線機内食の調整、航空機への搭載などを行う「ジャルロイヤルケータリング」にお邪魔しました。
20種類を超える機内特別食の中から、ベジ・オリエンタルベジメニューにフォーカスしてご紹介します。
目次/Contents
こんなにあったの!?JAL機内食の「食のバリアフリー」
JALの機内特別食は全部で25種類。特別食の利用は今のところ全体の5%くらい(お子様向けの食事を含む)だそうで、すべてのクラスが対象です。
「増加するベジタリアンミールへのニーズに対し、JALとして品質を向上してきたい。」その想いから、JALは以前からある機内食のベジタリアン・ヴィーガンメニューの監修を、2015年から「みんなのごはん」に依頼しました。
「みんなのごはん」はベジタリアン・アレルギー・宗教食(ハラル)に関連する食事のコンサルティングなどを行なっています。
例えば、ベジタリアンミールでは、ベジタリアン・ヴィーガン ・生野菜のベジタリアン・オリエンタルベジタリアンと種類が豊富!
宗教に関わる対応食も、イスラム教・ユダヤ教・ジャイナ教・ヒンズー教(アジア風含む)を完備。
特に、イスラム教ミールは日本発のすべての国際線で、宗教法人日本イスラーム文化センターからハラール認証を取得したイスラム教ミールを提供しています。
路線によってもニーズが違うそうで、外国の方が多い路線はベジタリアンメニューが比較的多かったり、デリー線になるとヒンズー教のミールの方が多い傾向も見られるそう。
この他に、今話題の低グルテン・低脂肪・低塩分メニューなどもあります。そこまで様々なメニューがあることを知ってる方は意外と少ないのでは?
アレルギー対応食は7品目、27品目対応食があります。
メインディッシュは辻安全食品と共同開発したJALオリジナルで、サラダ・フルーツ以外はすべてアレルギー専用キッチンで調製しています。
アレルギー対応食にはメニューの詳細も添付し、使用されている食材が明確で、より安心して食べられる工夫がされています。
また、サービスを提供する客室乗務員にとって機内で気をつけなければならないのが、機内特別食の誤配。
提供する食事はもちろんのこと、座席の背もたれ部分にも機内特別食用のシールを貼るなど対策を行い、誤配を防いでいます。
食事に貼る目印となるシールの色も、宗教や食事の種類によって変えている徹底ぶりです。
当日朝、羽田工場で徹底した衛生・温度管理を経て調整された機内食が、次々と機内へ運ばれていきます。
空の上で味わう至福の時、これがJALのベジタリアンミール食!
従来の地味な機内食のイメージから一新。彩りよく華やかなベジタリアンミールがこちら!
味覚が鈍ると言われている空の上。今は機体の性能が上がり、そこまで感覚に違いを感じなくなりましたが、1食での味が単調にならないようにメリハリをつけ、味のテイストも一品一品変えています。
ベジタリアンメニューは季節ごと、3ヶ月に1回内容を変えているそうです。
こんにゃくを使ったベジハンバーグ。食べ応えがあり、お肉のような繊維質まで感じさせます。ベジデミソースが味わい深いです。
ナスとズッキーニのグリル・ひよこ豆のトマト煮・カラフルな野菜のマリネと、どれから食べようか迷ってしまう豊富な味のバリエーション。
ヴィーガンブレッドはライ麦全粒粉を使った香り高い味わいです。
ライターが心を奪われたのはこのスイーツ!ブラウニーラズベリーソースです。とても濃厚、しっとり焼き上げられています。
そして、こちらがオリエンタルベジタリアンメニュー。ということは、もちろんニンニク・玉ねぎなどの五葷不使用です。
ごろごろと大きな大豆ミートが入っている甘酢あんかけ!ふっくら炊かれたごはんにあいます。
珍しいサイドメニューのトルティーヤ。パプリカ・きゅうり・セロリと味噌のソースが入っています。味噌とセロリがベストマッチではまってしまいますね。
オリエンタルベジタリアンのスイーツは、高級食材の白木耳とマンゴー・クコの実のスイーツ。コリコリの食感がたまりません!
旅の楽しみの一つだから!機内食の更なる充実へ。
「特別食であっても、見た目も満足、食べると美味しい!という楽しみを持っていただけるよう、内容もボリュームアップしました。」と、説明してくださったのは、リードキャビンアテンダントでもある、商品・サービス企画本部の花谷遥(はなたにはるか)さん。
内容のリニューアルに伴い、感謝の声をいただく中、新しい課題も見えてきたそうです。
「お肉を使ってないハンバーグなどをベジタリアンメニューで用意していますが、お肉を食べたいけど食べられないというわけではないので、わざわざお肉のようなものを出さなくていいというお声もあります。
食の多様性による、新たな対応の難しさを感じますね。」(花谷さん)
JALでは、昨年から始めた独自のサービスがあります。
ヘルシー志向のお客様や海外からのお客様を中心に寄せられていた要望に応え、欧米線ファースト・ビジネスクラスにおいて一食目のお食事のメインディッシュに「お野菜を中心としたメニュー」を導入。
お客様がビーフ・シーフードから選んでいたところにベジタブルを追加し、より幅広い選択肢から選べるようになったのです。
現在のメニューは「グリルドベジボールサラダ ココナッツソース」。ベジボールと野菜のグリル、キヌアとアボカドの盛り合わせにスパイスが効いたココナッツソースをかけています。
機内ではどうしても運動量が少なくなってしまうので、こうしたヘルシーなメニューが増えると嬉しいですね。
海外発の便に関しては、まだJAL独自の食のバリアフリー対応の機内食を提供することが難しく、今後検討していきたいそうです。
特別機内食の詳細、申し込みはこちらから。
https://www.jal.co.jp/inter/service/meal/special/menu/#application
または、電話かメールでお申込みできます。
JALホームページより航空券をご予約いただいた後、機内特別食をお申し込みいただけます。
ジャルロイヤルケータリング株式会社
http://www.jalroyal.co.jp/
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食の制限に関係なく、みんなで楽しく食事を囲める環境を日本に創るために、サービスを運営しています。
日本語と英語に対応、ヘルシーなレストランが1000店以上掲載されていますので、ぜひご利用ください!
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