昭和ノスタルジー漂う古民家で、和のごはんとホッとする時間を。いな暮らし【稲城】
慌ただしく過ぎてゆく毎日を過ごしていると、時にはホッと息抜きをする時間が欲しくなるもの。
そんな「ホッとする時間」を過ごせるステキな古民家カフェが、東京都稲城市にあります。
目次/Contents
おばあちゃんの家に来た様な、懐かしさ溢れる空間
JR南武線・矢野口駅から徒歩8分の所にあるのが、古民家カフェ「いな暮らし」です。
新宿から電車で30分ほどの稲城市は、今でも沢山の里山や田畑があり、田園風景が広がるのどかな場所です。
駅からお店までの道中は、多摩川沿いに溢れる自然を感じながらノンビリ土手を歩いて向かいます。
大通りから一本裏手に入った住宅街の一角に見えて来る古民家が、いな暮らしです。
店内に一歩足を踏み入れると、そこには昭和レトロな雰囲気が満載!
風情漂うちゃぶ台に座布団のお座敷スペース。
これならお子さま連れでも安心して来店出来ますね。
扇風機までレトロ!
お子さんのおもちゃも昔懐かしい物ばかり。
まるで昔にタイムスリップしたかのような不思議な気分にさせてくれます。
赤ちゃんから年配の方まで幅広い世代の方々が、寝っ転がったり本を読んだり…。それぞれがみんな好きな様にノンビリと自由に過ごしていかれるそう。
お庭を眺めながらくつろげるテラス席も。
縁側もあって、まるでおばあちゃんの家に来たような懐かしさを覚えます。
身体に優しい和のごはんで、癒される時間を
いな暮らしでは、身体に優しい美味しい和のごはんを提供しています。
こちらがおすすめメニューの日替わりごはんのプレート(1,200円税込)
この日のメニューは、
ごはん・車麩フライのトマト味噌ソース・重ね煮の蕎麦サラダ・牛蒡の黒酢マスタード炒め・人参と豆もやしのピーナツ和え・大豆のマリネサラダ・夏野菜のサブジ・切干大根のスープの8品。
全て動物性食材不使用のヴィーガンメニューです。
ごはんは玄米と雑穀米のブレンドで、手作りのごま塩が振りかけてあります。
地元稲城市の新鮮な地場野菜や、店内で販売もしている、農薬や化学肥料を使わずに育てた八王子産の野菜(FIO )をふんだんに使った、 ヘルシーで身体が喜ぶお惣菜が盛り沢山のプレートです。
おかずは日替わりなので、毎日どんなおかずが出て来るかワクワクしますね!
日替わりごはんはテイクアウトもOK。
お子さまプレート(500円税込)やお子さまおにぎりセット(350円税込)など、お子さまメニューもあるので、親子で和のごはんを楽しめますよ。
お次はデザートメニューです。
デザートも全て動物性食材不使用のヴィーガンスイーツ。
こちらはヴィーガンパフェ(600円税込)
抹茶とあんこのタルト・メロンと豆乳クリームのタルト(600円税込)
プラムとびわのレモンクリームのタルト(600円税込)
かき氷(600円税込)ミニサイズかき氷(400円税込)
この日は夏みかん・あんこきなこ・プラムのかき氷がありました。
甘すぎないあんこときなこの風味がマッチしていて、さっぱりと頂けます。追加で自家製の豆乳練乳もトッピング出来ますよ。
季節のフルーツを使ったスイーツ達は、まるで宝石の様に輝いていて本当に美しい!
季節に合わせた色んな果物を使っているので、どんなスイーツが出て来るのか楽しみですね。
ウェルカムドリンクは、三年番茶やハーブウォーター、里山麦茶など。
ドリンクの販売は、自家製シロップジュースや豆乳チャイ、ハンドドリップコーヒーなどがあります。
店内で販売している豆や味噌、胡麻などの和の素材を使った酵素シロップクッキー・みたらしクッキー、あんこときなこのグラノーラ・ココアとくるみのグラノーラは、米粉を使ったグルテンフリーと動物性食材不使用のヴィーガン、2種類を取り揃えています。
ヴィーガンスイーツならアレルギーのあるお子さんでも安心して食べられますね!
他に、FIOの八王子産純粋蜂蜜「greenhoney」や、「名刀味噌」の醤や麹、いな暮らしの手作りジャムなども店内で販売しています。
営業時間は、9時~11時がモーニング・11時~17時ランチ・カフェタイム。※ランチは売り切れ次第終了
朝早くから営業しているのは嬉しいですね!
モーニングタイムには、おむすびとおかず2品+スープのセットがあります。(600円税込)
8月17日まではサマータイム営業で、モーニング8時~13時・13時~17時close・ディナータイム17時~21時となっています。
サマータイム営業中は、夜ごはんやおつまみ、ビール、かき氷にスイーツも用意してありますので、お楽しみに!
8月20日より通常営業となります。
基本的に全てのお食事メニューがアレルギーやベジタリアン、ヴィーガン対応OKとなっていますので、安心してお食事が出来ます。
食材にはちみつを使用している場合もありますので、ご来店の際には事前にご確認下さいね。
テーマはたべよう、はなそう、つくろう。
東日本大震災をきっかけに、地域で必要なものは、そこに暮らす人の手によって作り出すことの大切さを実感したという、オーナーの鈴木ともみさん。
娘の萌さんと、親子でお店を切り盛りしています。
震災後、自宅のガレージで地元野菜や天然酵母のパンなどを販売するマルシェを開き、その後現在の場所で「いな暮らし」をオープンしたのが5年前。
当初は地元の人が集えるコミュニティスペースとしてスタートしたそうですが、その後、ごはんもおやつも食べられるカフェという現在のスタイルになったそう。
「子育て中に、子連れで行けるお店がなかなかなかったんですね。
それで、子連れで安心して行ける場所を作りたいっていう思いがずっとあったんです。
自然があふれる地元稲城の街の良さや、マルシェや企画展などを通して、原点に帰って人の手で作った物の大切さや素晴らしさを伝えていける、そんな場所にしたいと思っています。」
地域の方々との様々なコミュニケーションを通して、皆が一緒に過ごせる居心地の良い場所を作りたい、という思いからお店を始めたともみさん。
テーマは「たべよう・はなそう・つくろう」。
食べたり、話したり、作ったりすることを通して、暮らしの喜びや楽しさを分かち合える場に、という思いが込められています。
身体や心を整える、癒しの空間に
娘の萌さんにもお話を伺いました。
「わたしは看護師の資格を持っていて、実習する中で病気にならない身体を作る事の大切さや、身体や心を整える場所が人には必要なんだという事を実感したんですね。
この場所に来ると心や身体が解放され、すこし楽になるような場であれたらいいなと思っています。
毎月開催しているヨガや、手仕事にまつわる企画など、初心者の方も気軽に参加してもらえたらうれしいです。
小さなお子さんからアレルギーのある方、ベジタリアンやヴィーガン、ノンベジの方も、当たり前にみんなが楽しく美味しい食事を一緒に食べられる、そんなごはんを作り続けて行きたいです。」
今後は店内で作る焼き菓子などを、遠方の方にもお届けできる仕組みを作っていきたいそう。
ほんわかしたお母さんとしっかり者の娘さんのコンビは、親子と言うよりまるで友達同士みたい。
インタビュー中も笑いが絶えないとても楽しい取材になりました。
この日来店していたご年配の男性のお客さまが、「ここに来て、久しぶりに人間の心を取り戻しました。」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
ここにあるのは、忘れかけていた大切な何かを思い出させてくれるような古き良き昭和の姿と、温かなぬくもりのある、ホッとする癒しの時間。
そこに漂う緩やかな時間の流れと穏やかな空気を感じて、とても癒された1日でした。
是非皆さんも、いな暮らしで美味しい和のごはんと、時間を忘れて「ホッとする時間」を過ごしてみませんか。
※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。
店舗情報
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