実食レポあり!Good Goodシリーズ新商品3品ができるまでの制作秘話

ソーシャルグッドな商品のマーケットプレイス『Good Good Mart』オリジナルブランド「Good Goodシリーズ」に、この度新商品がリリースされました。

新しくラインナップに加わったのは、「白い野菜に燻製と胡椒が香るお忍びカルボナーラ」「かぼちゃと人参が結ばれたとろとろ幸せカレー」「お米ミルクと雑穀がハグするほっこりコーンスープ」の3品。

100%植物性のプラントベースなのはもちろん、無添加・アレルギー28品目と砂糖不使用のヘルシー仕様です。

今回は、同アイテムの開発を手がけた東京大学内のオーガニックレストラン「ape(アーぺ)」の島田伸幸シェフをはじめ、「Good Good Mart」のキーマンに開発秘話を聞きました!

【Good Goodシリーズの商品一覧はこちら】
https://goodgoodmart.com/shop/pages/original

ヴィーガンベテランシェフが監修するこだわりの本格レトルト食品

オーガニックレストラン「ape」で、ヴィーガン・低糖質・グルテンフリーなど制限がある人でも安心して食べられる料理を提供している島田伸幸シェフ。

今でこそヴィーガン専門店やヴィーガン対応をしてくれるお店が増えてきましたが、今のようにヴィーガン対応可能なお店が少ない頃から、島田シェフはヴィーガン対応に応えています。

ヴィーガンに対して長年の経験値豊富なシェフが手がけた新商品3品について、苦労した点と課題点についてそれぞれうかがいました。

「白い野菜に燻製と胡椒が香るお忍びカルボナーラ」

ヴィーガンメニューで多様する豆乳やナッツ類を使用せずに、カルボナーラらしいミルキーなコクを出すことと、チーズ独特の風味を出すことが難しかったそう。

いろいろな野菜や昆布やマッシュルームなどのバランスを変えながら、旨味を重ねることによっての深み、酒粕等を使用して適度な発酵感をもたせ、満足がいくカルボナーラが完成。

「かぼちゃと人参が結ばれたとろとろ幸せカレー」

美味しそうな香りはするけれど、辛くなくて甘口。見える野菜は少なめのカレーを目指して作ったそうです。実はこれはシェフのお子さんが好きなカレーの種類。

メインの野菜はいくつかの野菜で試した結果、コクと甘み、そしてスパイスとの相性が一番よかったかぼちゃを使用。

手間取ったことはスパイスとの調合。えぐみと苦味を残さないスパイスを選び、子どもが喜ぶ香りと味に。

「お米ミルクと雑穀がハグするほっこりコーンスープ」

コーンスープの美味しさはコーンの香りと適度な自然な甘みがポイントだそう。

コーンだけでは物足りなさを感じられたので、玉ねぎをしっかりと炒めて甘みとコクをだし、昆布と塩麹で旨味を補強。デーツでやさしい甘みをだし、粟(あわ)で食感を加えています。

そうすることで主役のコーンを引き立たせるやさしいバランスに。

普段からヴィーガンなどのさまざまな食事制限メニューを作り慣れている島田シェフですが、今回はさらに厳しいアレルギー品目を避けるという制限がある中で、食材のバランスと調理過程が重要だと改めて思ったそうです。

「それぞれ個性のある、1品に仕上がったと満足しています。プラントベースに興味ある方にぜひ試していただき、その美味しさを感じていただきたいと思います。

また、当店のコンセプトもそうですが、すべての制限ある人が安心して食事ができる環境づくりが今後さらに重要になってくると思います。当商品は、多くの人の食事環境改善に寄与し、社会福祉の観点からも考えられたサスティナブルな商品だと思います」(島田シェフ)

誰もが安心して食べられる身体にやさしい食事を届けたい

「Good Good Mart」プロデューサーの千葉芽弓さんに、商品への想いとこだわりをうかがいました。

千葉さんは、コロナ禍のリモートワークやステイホームで加工品の需要消費が高まる中、誰もが安心安全に食べられて身体にやさしい美味しいレトルトを作りたかったそうです。

アレルゲン28品目不使用、無添加無化調、砂糖と酵母エキス不使用、そして無農薬の雑穀を入れることは、千葉さんが今までの商品と変わらずこだわりたかった点。

「雑穀は縄文時代から食べられてきて、生命力も栄養価も高く、現代人に必要な日本人が身近にとれるスーパーフードです。レトルトでも健康を培うものを作るためには絶対に入れたいと思っていました」(千葉さん)

雑穀はていねいにゴミなどを除く作業が手間がかかり、生産者が減少しています。でも、安定した購買があれば生産者の方の支援になるので、「Vegewel」で使うことにしたそうです。

沢山の制約のある中、今回の商品を作るのに短期間で商品化できるのだろうかと不安になることもあったそうです。

特にカルボナーラは、チーズのコクやベーコンのような旨味を出す素材選定とやりとりに奔走したのだそう。

同じ材料でもその素材やメーカーで味は大きく変わるため、その確認とやりとりや微妙なアップデートの依頼はとてもセンシティブで、コロナ禍で実際にレストランや工場に立ち会えないことはもどかしかったそうです。

「たくさんの制限がある中で、島田シェフ監修のもと、とても美味しく完成することができました。私自身が健康改善と社会問題解決からマクロビアン・ヴィーガンになり、OL時代に食べられるものがない現状を変えたい、どこでもベジタリアン対応のものが食べられる・買えるようにと願って活動してきました。

食べたもので私たちの心身はでき、免疫力も左右しますので、安心安全に食べられて体に優しく美味しいGood Goodシリーズを選んでもらえたら嬉しいです。おうちやデスクに常備しおいて、アレンジも楽しんでほしいです。SNSでアレンジなどもタグ付けしてシェアしてくださいね」(千葉さん)

安心して美味しく食べて社会福祉にも貢献したい

Good Good Mart運営元のフレンバシー代表の播太樹さんには、アレルゲン28品目不使用にこだわる理由と製造について伺いました。

「Good Good Martのお客様とコミュニケーションを取る中で、食物アレルギーを持つ方の多さと、その方達の食生活の大変さに触れています。そのような方達の役に立ちたいとの想いで、アレルゲン28品目フリーの商品を作りたいと思いました。また、私自身にも2歳の子どもがおり、食物アレルギーが身近な問題であることを感じています」(播さん)

Good Goodシリーズは社会福祉に貢献したいという想いもあり、社会福祉法人青葉仁会が運営する、障害を持つ方の就労支援施設「イーハトーヴ」で製造しています。

働く人それぞれの個性に合わせて作業が分担され、商品はひとつひとつていねいに手作りされています。

「工場で作業工程を見学して、障害があると言ってもモノづくりに一切妥協しない姿勢を感じ、ぜひお願いしたいと思いました。健康で美味しく食べて社会福祉につながることを目指しています」(播さん)

今回、新商品をリリースするにあたっては、すでにキーマカレーとボロネーゼがあったので、それらと被らないように個性を出した商品を作りたいと思っていたそうです。

「特にカルボナーラは、プラントベースの既存の類似商品を大きく超える商品に仕上がったと思います。Good Goodシリーズのコンセプト上、豆乳を使用できず、クリーミーさを出すのに苦労しましたが、最後は納得のいく味に仕上がりました。ぜひご賞味ください」(播さん)

誰でも手に取りやすい、親しみのある商品に

とてもユニークなネーミングのGood Goodシリーズ。

ネーミングに込めた遊び心や想いについて、Good Good Martマネージャーの土屋綺香さんと、パッケージデザインを手がけた巣内雄平さんに伺いました。

土屋さんを中心にプロデューサーの千葉さんと代表の播さんで、オンラインで何度も長時間ミーティングをして、思わずクスッとしてしまうネーミングやストーリーを色々考えたそうです。

「Good Goodシリーズは、無添加、プラントベース、アレルゲン28品目不使用、砂糖不使用、社会福祉という5つのこだわりをもって開発されています。原材料のこだわりゆえに、納得のいく仕上がりになるまで何度も試作を繰り返しました。ただ、ネーミングでそのこだわりが全面に出てはいけない。

試食の際には毎回頭の中をリセットして、ワクワクしながら口に運び、どんな気持ちになるか想像力を膨らませてネーミングに挑みました。いたずら心あふれる友達に会うような、そんな感覚です。それぞれのパッケージを見て、どんな味なんだろうとワクワクしながら、Good Goodシリーズを楽しく召し上がっていただきたいです」(土屋さん)

たとえば、「かぼちゃと人参が結ばれたとろとろ幸せカレー」は、子ども向けに開発された商品ですが、パッケージのイラスト以外には、子どもの要素は入っていません。

子どもや香辛料が苦手な人が口にして、「あれ?これなら食べられる…..!」「カレーって美味しいね」などと、みんなで食卓を囲んで幸せになるシーンを想像して名前を付けたそうです。

「こだわりを持った商品をいかにもこだわりましたと見せつけるのではなく、いかなる人にも気軽に楽しく手に取ってほしいです」(土屋さん)

写真はなく、イラストのみの優しさを感じるデザインを担当した巣内さんは、パッケージからもGood Goodシリーズが、購入する人の生活の一部になるようにと想いを込めて作成。

「温かいネーミングで、お客様のマスターピースになるように、家にあってもノイジーにならないように、ライフスタイルに溶け込むようなデザインに仕上げました。裏面に商品に対するこだわりや土屋さんのポエムが面白いので、ぜひ読んでいただけたら幸いです」(巣内さん)

実食!身体に優しくて味も大満足な本格レトルト食品

さっそく私も新商品をいただいてみました!以下、それぞれを実食してみた感想です。

「白い野菜に燻製と胡椒が香るお忍びカルボナーラ」を食べてみた感想

まず、封を開けた時の香りの良さに味への期待がますます膨らみました。

実際に食べてみると、乳製品不使用とは思えないコクを感じます。ヴィーガンであるか、そうでないかは関係なく、乳製品が好きな人にぜひ試していただきたい味。

パスタはもちろん、ごはんと合わせてリゾットやドリアにしても美味しそうだと思いました!

「かぼちゃと人参が結ばれたとろとろ幸せカレー」を食べてみた感想

子どもでも美味しく食べられる優しいスパイス感。

深みのある味でほんのり和も感じます。野菜の旨味を強く感じ、甘口だけど、大人でも満足できる味わいだと思います。

「お米ミルクと雑穀がハグするほっこりコーンスープ」を食べてみた感想

コーンの優しい甘みを感じ、どこか懐かしい優しい味。ネーミング通り、「ほっこり」した気持ちになりました。ちょっと小腹が空いた時にも程よくお腹が満たされる満足感。

いずれも、温めるだけで無添加で本格的な食事が食べられるのに感動しました!

どれも完成度が高く仕上がっているので、ぜひお試しください。

Good Good Martオリジナルブランド『Good Goodシリーズ』の新商品3点はこちらをチェック!

ベジレシピ一覧

Vegewelで大好評のベジレシピの一覧は下記からご覧ください!
https://vegewel.com/ja/style/categories/recipe

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WatanabeSayuri

WatanabeSayuri

身体を壊したことをきっかけに、通院生活を送りながら様々な食事方法を学ぶ。その中でRawフードと出会い、現在はRawスイーツ教室やイベンドを主宰、企業向けにレシピ開発を行う。また豆腐の普及活動に携わり、日本の伝統食である豆腐の素晴らしさを伝えている。