アークヒルズカフェ【六本木一丁目】 〜ベジタリアンメニューだけじゃない!豊かな日常生活を提案するカフェ〜
今回ご紹介するアークヒルズカフェは、六本木一丁目駅からほど近いアークヒルズの一角、サントリーホール前のカラヤン広場に面したオシャレなカフェです。
去年メニューが一新されて、オシャレなだけではない健康的なメニューがいただけるようになりました。
メニューの半数以上がベジタリアンやローカーボとなったのです。
また飲食だけではなく、地域に溶け込んで食材・健康・文化に関連した情報提供も担っています。
ここに行けば、日常生活をもっと豊かにしてくれる何かが得られる…ということで、周辺ワーカーや住民の溜まり場となりつつあります。
目次/Contents
ユニークなベジタリアンメニュー
アークヒルズカフェのメニューでは、ベジタリアンを以下のように説明しています。
「ベジタリアンとは…動物性ゼロ。栄養バランスが取れた健康食・生活習慣病予防食」
ベジタリアンメニューはディナータイム(15:00~23:00)のみとなっています。
そのせいか、ワインやビールに合うエスニック風のものが多いのが特徴です。
ベジタリアンメニューの一部をご紹介します。
※お店の表記は「ベジタリアン」で統一されていますが、一部ヴィーガン対応のメニューもありますので、原材料についてはお店の方に確認してみてください。
・20品目ベジタリアンサラダ(税込1,280円)
グリーンリーフ、トレビス、ヤングコーン、花豆、さやいんげん、白いんげん豆、にんじん、ごま、トマト、玉ねぎ、紅芯大根、マッシュルーム、黒オリーブ、からし菜、麦、ブロッコリーなど…。
一度に揃えるのは家庭では難しい多種の野菜を、一皿でいろいろ味わえて嬉しいですね。
・もりもりパクチーサラダエスニックドレッシング(税込1,380円)
パクチー好きにはたまらない一品。アーモンドが香ばしくてアクセントに。パクチー・ミニトマト・玉ねぎスライス・アーモンドなど。
ドレッシングはナンプラーを使用せず、スイートチリ・醤油・にんにくなどを合わせたオリジナルドレッシングです。
・タブーレ(税込650円)
クスクス・キヌア・ワイルドライスをレモンとライムの果汁で爽やかに仕上げたサラダ。中東やフランスでは定番のお惣菜。
・いろいろ野菜の和風アヒージョ バゲットを添えて(税込1,180円)
じゃがいも・オクラ・ズッキーニ・ブロッコリー・オリーブ・トマト・ナス
にんにくと味噌が溶け込んだオイルで食欲増進です。白ワインにとても合います。
・ファラフェルバーガー(税込1,080円)
ファラフェル・玉ねぎスライス・トマト・スプラウト・マヨネーズに、ピリ辛ソースが効いて食べ応えがあります。
・青森産にんにくと国産米油を使った野菜たっぷりペペロンチーノ(税込1,380円)
パスタはグルテンフリーも選べます。ズッキーニ・ヤングコーン・パプリカ・ブロッコリー・トマト・舞茸がたっぷり。
他にも季節のポテトフライ(税込700円)、有機ケールとフルーツとクルミのサラダ ハニーマスタードドレッシング(税込1,280円)などがあります。
こだわりの食材
アークヒルズカフェでは、ヒルズマルシェで販売しているものを中心に、こだわりのオーガニック食材を紹介しています。それは野菜だけに限りません。
例えば「百鶏園(ひゃっけいえん)の卵」。
山梨県北杜市で「世界一うまい卵を目指す」、百鶏園という農場のオーガニックな卵です。
百鶏園はアークヒルズマルシェに出店していて、カフェではこの卵を使ったフレンチトースト・オムレツ・クロックマダムなどのモーニングセットがいただけます。(土日の午前中限定)
百鶏園では、ヒヨコの時から大自然の中で放し飼いにし、ゆっくり大きく育ててから産卵させ(一般の養鶏場より2ヶ月以上初産が遅い)、
飼料は収穫後農薬不使用(PHF)、遺伝子組み換えでない(NON-GMO)原料を選び、季節や鶏の月齢などに合わせて自家配合しているそうです。
また「森のうなぎ」というオーガニックうなぎも興味深い。
土用の丑の日限定で、「森のうなぎ」を使用した特別メニューを出しています。
このうなぎを提供しているのは、環境に配慮して持続可能な養殖を目指している業者さん。
ホームページよれば、養殖場は村の面積の約95%が山林という岡山県の西粟倉村にあり、安全性と味にこだわって、無投薬で一年以上かけてゆっくり大きく育てているため、通常の養殖物より分厚さと食べ応えがあるそうです。
また、たれの調味料も杉樽で丁寧に仕込まれた醤油・みりん・砂糖のみ使用しています。
こんなうなぎなら食べてみたくなりますよね。
2018年、これからの土用丑の日は 7/20、8/1、10/24、11/5です。
ユニークなコンセプトと企画
アークヒルズカフェでは、カフェの機能を飲食の提供だけにとどめず、「文化のある豊かな暮らし」をコンセプトに以下の3つを実践しています。
Third Place:
家でも職場でもない第三の居場所という意味で、自分らしい時間が過ごせる場所ということ。
アークヒルズカフェにはくつろぎの仕掛けがいっぱいです。朝から夜遅くまで通し営業、北欧ビンテージ風のインテリアは誰にとっても心地いいし、テラス席はワンちゃんもOK。
また、店内には食や料理にまつわる美しい本、知的好奇心を刺激する本をたくさん置いています。
それらを、お茶を飲みながらゆっくり見ることができるのです。
Community Hub:
コミュニティをつなぐ中心地。周辺企業がイベントを開催したり、カフェがワークショップを主催したり、ライブを週一回のペースで行うなど様々な情報を発信しています。
そして、とにかくスタッフの皆さんがフレンドリー!会話が弾んでいろいろな食情報を伝えてくれます。
Loacal Support:
お祭りなどの地域活動に積極的に参加しています。現在アークヒルズとなっている地域は、元々歴史の古い場所。四季折々にお祭りやイベントがあり、アークヒルズカフェも出店しておいしいものを提供しています。
また、毎週広場で開催されるアークヒルズマルシェとも連携して、マルシェで出店している農家さんと協力し合っています。
知的好奇心を刺激するワークショップ
アークヒルズカフェでは、「ホンモノにこだわった大人のためのワークショップ」として「食」に特化したワークショップを2~3ヶ月に一回主催しています。
第1回「ボジョレーヌーボーと一緒に味わうお料理づくり」
第2回「マクロビオティックシュトーレン」
第3回「かつお節出汁とおいしい食べ方」
第4回「自分で作る発酵食品〜味噌づくり〜」」
第5回「スパイスの世界 〜オリジナルスパイス酒作り〜」
この中で第4回「自分で作る発酵食品〜味噌づくり〜」」にライターが参加しました。
ご指導くださるのは、発酵マイスター・味噌ソムリエの女性二人ユニット「with発酵」。
ご自身が病気を経験されて以来、健康の大切さを改めて認識し、健康増進に役立つ発酵食品を広め続けています。
最初に味噌の起源・味噌の種類・味噌作りの手順についてレクチャーした後、実習です。
今回の材料は長野県上田「ずくだせ農場」の「こうじいらず大豆」。
ずくだせ農場は、有機栽培・自然農法を実践し、こうじいらず大豆は長野県上田の在来種で、甘くておいしい味噌ができる品種です。
参加者全員で茹で大豆を潰して、麹や塩と混ぜてこねこね。楽しい作業時間となりました。この日は親子での参加が多く、子供達が一生懸命こねている姿がなんとも微笑ましい。
最後に「with発酵」提供のレシピによる、味噌たっぷりのヘルシーなランチを美味しくいただきました。
人気の理由
ベジタリアンもそうでない方も一緒に楽しく食事ができる、オリジナリティに満ちたメニュー。知的好奇心を刺激するイベントや蔵書。
来る人が環境問題に自然に関心を寄せるような、さりげない配慮。自然でフレンドリーなサービス。リピートしたくなる理由がここにはたくさんあります。
アークヒルズカフェは、オフィスビルが林立する六本木だからこそ、年々存在感が大きくなってきています。
※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。
店舗情報
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