ヴィーガンプロテインとは?飲むメリットデメリットや種類を解説
ヴィーガンの人は動物由来の成分が含まれていたり、製造過程で動物実験が行われている食品は摂取しません。
ヴィーガンプロテインは、そんなヴィーガンの人でも安心して飲めるプロテインの総称を指します。
本記事では、ヴィーガンプロテインを飲むことでどのようなメリットやデメリットがあるのか、購入時のポイントやおすすめのヴィーガンプロテインをご紹介します。
この記事を参考に、ぜひヴィーガンプロテインを試してみてください。
そもそもヴィーガンの定義って何?という疑問がある方は、こちらの記事からチェックしてみてくださいね。ヴィーガンの定義や選ばれる理由、メリット、食事で気を付けるべきことなどについて解説しています。
目次/Contents
ヴィーガンプロテインとは?
「ヴィーガンプロテイン」とは、動物由来の原料を摂取しないヴィーガンの人でも安心して摂取できるプロテインです。
タンパク質は皮膚や髪の毛、筋肉を構成する栄養素であり、健康的な身体を作るためには欠かせません。
ヴィーガンの方はとくにタンパク質は意識しなければ不足しやすい栄養素の一つなので、食事からだけでなく、プロテインで摂取したいという方もいるでしょう。
しかし、プロテインの主材料には牛乳が使用されていることが多く、また、製造過程で動物実験などが行われている可能性もあり、ヴィーガンにとっては安心して飲むことができません。
そのため、ヴィーガンでも安心して飲むことができる植物由来のプロテインが発売されています。
ヴィーガンプロテインを飲むメリット・デメリットは?
ヴィーガンプロテインは、一般的なプロテインと比べてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
それぞれの特徴を知り、自分の体質に合ったプロテインを飲むようにしましょう。
メリット
ヴィーガンプロテインのメリットは、乳製品が含まれていないという点です。ヴィーガンの人はもちろん、牛乳が苦手、牛乳を飲むと体調を崩してしまうという人に適しています。
また、通常のプロテインには、人工甘味料や香料といった、あまり多量の摂取を推奨されていない添加物も入っている場合がありますが、ヴィーガンプロテインは添加物の含有量が低い傾向にあります。
そのため、ヴィーガンの方だけでなく、乳製品や添加物を避けたい方にもおすすめです。
デメリット
ヴィーガンプロテインのデメリットは、種類が少ないという点です。
一般的なプロテインと比較すると、商品のブランドやフレーバーが少ないので、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
しかし、最近では食への意識の高まりや、ヴィーガン認知の広がりから、商品数は増加傾向にあります。
また、とくにソイプロテインなどはフレーバー数が比較的多いため、自分が飲みやすい商品を見つけやすいでしょう。
ヴィーガンプロテインにはどのような種類があるのか?
ヴィーガンプロテインにはどのような種類があるのかご存じでしょうか。
実は、先程ご紹介したソイプロテインも含めて、ヴィーガンプロテインは主に4種類あります。それぞれの種類の特徴を把握しておき、自分の好みのヴィーガンプロテインを探してみてください。
ソイプロテイン
ソイプロテインの原材料は、大豆です。大豆から油脂を取り除き、残ったものを粉末状に加工しています。
そのため、大豆に入っている大豆イソフラボンも含有しています。大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをしていることもあり、美容と健康に良い働きをする効果が期待されます。
他にも、ホルモンバランスを整える効果も期待されているため、むくみがある人は検討してみてはいかがでしょうか。
栄養素が豊富なプロテインであるため、不足している成分が一致している方にもおすすめです。
このセクションではヴィーガンプロテインの代表格であるソイプロテインについて触れました。
大豆にはタンパク質以外にもヴィーガンに嬉しい様々な栄養素が含まれております。植物性の他のミルクとの比較を通して、豆乳についてさらに詳しくなってみませんか?
ピープロテイン
ピープロテインの原材料は、エンドウ豆です。
エンドウ豆はアレルギー性が低く、他の原材料に比べるとアレルギーが心配な人でも比較的安心して飲むことができます。
ただし、大豆にアレルギー症状が見られる人の一部には、エンドウ豆であってもアレルギー反応が見られる場合もありますので注意が必要です。
玄米プロテイン
玄米プロテインは、玄米に含まれるタンパク質を取り出して、プロテインに加工したものです。
そのため、玄米そのものを摂取するよりも栄養素の摂取効率については優位性があります。
大豆やエンドウ豆の味が苦手という人は、玄米プロテインを試してみてください。
ヘンププロテイン
ヘンププロテインは、ヘンプシードと呼ばれる麻の種をすりつぶして作られたプロテインです。
ヘンプシードにはタンパク質だけでなく、ヴィーガンの食生活に不足しがちな亜鉛や鉄なども豊富に含まれているのが特徴です。
そのため、栄養不足が気になる方やプロテイン以外の栄養素もバランスよく摂りたい方に検討してほしいプロテインです。
ヴィーガンプロテイン購入時のポイント
ヴィーガンプロテインを購入するときに気を付けるべきポイントをご紹介します。
一つ目は、タンパク質の含有量です。
ヴィーガンプロテインが好まれている理由の一つに、タンパク質を効率よく摂取できるという点が挙げられます。
しかし、商品によってタンパク質の含有量には違いがあるため、どの程度含まれているのかを確認しておくことが重要です。
タンパク質の含有量は50%未満〜90%以上と幅広く、50%未満のプロテインであれば、タンパク質が90%以上含まれている商品の倍程度を摂取しないと、同量のタンパク質を摂取する事が出来ません。
そのため、なるべく少ない量で多くのタンパク質を摂取できるプロテインを選ぶのがポイントです。
そのほかには、価格にも違いがあるため、続けやすい価格のプロテインを選ぶようにしましょう。
どれほど気に入った味だったとしても、価格が高ければ続けることが難しくなってしまいます。
また、味が気に入るかどうかも重要なポイントです。
商品によって味やにおいが少しずつ異なるため、できるだけ自分に合った飲みやすいプロテインを飲むのがおすすめです。
飲みづらいと感じてしまう味のプロテインは、長く続けることが難しいため、新たなプロテインを試してみましょう。
おすすめのヴィーガンプロテイン17選
一般的なプロテインの商品と比較すればヴィーガンプロテイの商品数は少ないですが、それでも様々な種類・フレーバーがあります。
自分に合ったプロテインを見つけることが長く続ける秘訣です。
ここでは、おすすめのヴィーガンプロテインを17個ご紹介するので、気になるプロテインがあればぜひ試してみてください。
【MYPROTEIN】ソイ プロテイン アイソレート
引用:MYPROTEIN
MYPROTEIN(マイプロテイン)は、ヴィーガンプロテインに力を入れているイギリスで有名なメーカーです。
MYPROTEINの「ソイ プロテイン アイソレート」は、90%のタンパク質を含有しているうえに、脂質や炭水化物はできる限り抑えている商品です。溶けやすく、様々なフレーバーがあるので飲みやすい商品です。
価格は1kgで3,590円です。価格も高すぎず、フレーバーの種類も多いため、長く続けやすいプロテインといえます。
商品URL:MYPROTEIN
【NICHIGA】大豆プロテイン
引用:NICHIGA
NICHIGA(ニチガ)の、大豆を原料としたプロテインです。
人工甘味料は使用されておらず、シンプルな材料だけでできているのでできています。
一方で大豆臭は抑えられているため、大豆のにおいが苦手な方や、自分でアレンジして飲みたい方におすすめです。
また、食品安全規格のISOを取得しているのも、安心して飲むことができるポイントです。
1kgで2,000円と購入しやすい価格なので、大豆プロテインを探している方はぜひ一度試してみてください。
商品URL:NICHIGA
【GRON】プロテインブレンド(グリーンモンスター)
引用:GRON
植物性の原料のみを使用したプロテインを製造するブランドがGRONです。
「プロテインブレンド(グリーンモンスター)」は、日本全国のえりすぐりの食材と、世界各地の栄養価の高いスーパーフードを配合しています。
人工甘味料や食品添加物を使用していないため、素材の本来の味を感じることができます。
また、信頼できる生産者から材料を購入するようにしているため、安心して飲むことができます。
タンパク質含有量は約57%です。価格は、1kgで10,800円と比較的高めですが、20gの個包装の商品などもあるため、最初は個包装の商品を試してみるのもいいかもしれません。
商品URL:GRON
【marusan】VEGAN PROTEIN
引用:PR TIMES
marusanの「VEGAN PROTEIN」は、粉末ではなくジュースのようにパックに入ったドリンクで、1本で12gのたんぱく質が摂取できます。
原料にこだわりのあるナチュラル志向のプロテインドリンクで、大豆とエンドウ豆を主原料としています。
また、添加物の使用を必要最低限に抑えており、甘味には低GIの天然甘味料である有機アガベシロップを採用しています。
味はカカオと抹茶の2種類があり、価格は1本200mlで150円(税抜)と、手に取りやすい商品です。
商品URL:PR TIMES
【GO GOOD】ピープロテイン
引用:Amazon
GO GOODの「ピープロテイン」は、ヨーロッパ産の黃エンドウ豆を原料としたプロテインです。
タンパク質含有量は85~90%と高く、さらにブルーベリーの40倍の抗酸化物質を含む生カカオが配合されています。
砂糖や増量剤などの添加物は不使用で、フレーバーはコーヒー、チョコレート、バニラの3種類から選ぶことができます。
商品URL:Amazon
【FASTING BEAUTY】ヘンプシードプロテイン
FASTING BEAUTYの「ヘンプシードプロテイン」は、100%ヘンプシードを使った完全無添加のプロテインです。
体内で作ることのできない必須脂肪酸・必須アミノ酸や、不足しがちなミネラル・食物繊維が含まれています。
タンパク質含有量は49%ですが、そのほかの栄養素もたくさん含まれているので、バランスよく栄養を取りたい方におすすめの商品です。
商品URL:FASTING BEAUTY
【HEMPS】有機ヘンププロテインパウダー
引用:HEMPS
こちらも100%ヘンプシードで作られたプロテインパウダーです。
タンパク質の含有量は53%で、鉄・銅・マグネシウムなどの栄養素とともにプロテインを摂取できます。
また、農薬や化学肥料を用いずに育てた麻を使用しており、有機JAS認証を受けているので、安心して摂取できるのが特徴です。
内容量は140gと少なめなので、試しに購入しやすいサイズです。
水や豆乳に溶かして飲む以外にも、きな粉の代わりとしてお菓子や和え物にも使えます。
商品URL:HEMPS
【SUPPLE MARCHE】ピープロテイン
引用:Amazon
SUPPLE MARCHEの「ピープロテイン」は、エンドウ豆を原料としています。
シンプルな原料にこだわり、無添加でノンフレーバーなので、甘味や香りがついていない商品が欲しい方におすすめの商品です。
タンパク質含有量は79%と比較的高く、価格は500gで1,380円なので手に取りやすいのではないでしょうか。
また、ピープロテインはアレルゲンフリー・グルテンフリーなので、この点でも多くの方にとって摂取しやすいプロテインです。
商品URL:Amazon
【ASAKARA】ヘンププロテイン
引用:ASAKARA
ASAKARAの「ヘンププロテイン」は、飲みやすさにこだわって作られた商品です。
タンパク質以外にも様々な栄養が摂取できる点は他社ブランドのヘンププロテインと同様ですが、オーツミルクやメープルシロップといった植物性の食品を配合することで飲みやすさを追求しています。
さらに、ヴィーガン認証も取得しているため、ヴィーガンの方でも安心して飲むことができます。
タンパク質の含有量は39%と低いですが、継続するためにもおいしさを重視している方に適した商品です。
商品URL:ASAKARA
【PULSIN】ライスプロテイン
引用:PULSIN
PULSIN(パルサン)は、イギリス発祥のメーカーです。
「ライスプロテイン」という名前のとおり、玄米を原料としたプロテインパウダーで、消化率が高いことや、他のヴィーガンプロテインよりも塩分が低いなどの特徴があります。
内容量は1袋当たり250gで、タンパク質含有量が81%もある優秀な商品です。
砂糖や甘味料が含まれていないので、そのまま飲むだけでなく、お料理などにも使いやすい商品です。
商品URL:PULSIN
【QNT】ビーガンプロテイン
引用:QNT
エンドウ豆と米を主原料とした、ヴィーガンプロテインです。
タンパク質含有量は70%と比較的高い一方で、1回分が73kcalと低カロリーなので、ヴィーガンやベジタリアンの方だけでなく、ダイエットをしている方にもおすすめです。
また、チョコレートマフィン、バニラマカロン、レッドフルーツパーティーという3種類のフレーバーがあるので、気になる方はぜひ一度購入してみてください。
商品URL:QNT
【タンパクオトメ】やさいプロテイン100
引用:マタチャンショップ
タンパクオトメは女性のための美容専門プロテインです。
そのなかでも「やさいプロテイン100」は、大豆、えんどう豆、パンプキンシード、モリンガなど、タンパク質を豊富に含む7種類の野菜で作られた100%野菜素材のプロテインです。
砂糖・甘味料・香料などは使用せず、体にいい原料だけを使用してタンパク質含有量83%を実現しています。
7種類の野菜に含まれる栄養素をバランスよく摂れる商品です。
商品URL:マタチャンショップ
【COSTCO】キアラピュアフーズ ヴィーガン オーガニック プロテイン スムージーミックス
引用:Rakuten
「キアラピュアフーズ ヴィーガン オーガニック プロテイン スムージーミックス」は、有機大豆プロテインと有機オーツ麦が主原料のプロテインです。
バニラ・ココナッツ風味で、原料にはココナッツやチアシードなども含まれています。
さらに、すべての原料をオーガニックにこだわり有機JAS認証を取得しています。
タンパク質含有量は27%と低いですが、オーガニックの商品を求めている方や、砂糖不使用で自然な甘みのある商品をお探しの方におすすめの商品です。
商品URL:Rakuten
【ANOMA】ANOMAプロテイン
引用:ANOMA
ANOMAのプロテインは、原材料や産地に徹底的にこだわった商品です。
主原料には、遺伝子組み換えリスクが最も低い欧州産えんどう豆を使用しています。また、人工甘味料や砂糖を一切使わず、天然甘味料のステビアのみで味付けされています。
フレーバーは抹茶、チョコレート、コーヒーの3種類あり、いずれもタンパク質含有量は68%以上となっています。
タンパク質のほか、必須アミノ酸BCAAやアルギニン、MCTオイル配合なども配合されています。ヴィーガンだけでなく、健康目的でプロテインを摂取したい方からアスリートまで、幅広くおすすめできる商品です。
商品URL:ANOMA
【Grace of Nature】ピープロテイン
引用:Amazon
Grace of Natureの「ピープロテイン」は、植物由来で乳糖を含まないため、膨満感を起こしにくくおなかに優しいプロテインです。
アルギニンや鉄分などの成分が豊富に含まれていて、人工甘味料は使用されていません。
フレーバーは抹茶とココアの2種類あり、500gで1,980円とお試ししやすい価格となっています。
商品URL::Amazon
【REDCON1】グリーンベレー
画像引用: REDCON1
「グリーンベレー」は、エンドウ豆、玄米、キノアなどをブレンドして作られたヴィーガンプロテインです。
フレーバーはストロベリー、チョコレート、バニラの3種類あります。いずれもタンパク質含有量は57%以上で、人工着色料、香味料、着色料を一切使用せずに作られています。
内容量と価格はフレーバーによりますが、1つの商品が1kg前後なので、今後も継続してプロテインを飲んでいこうと思っている方は、ぜひ購入を検討してみてください。
商品URL:REDCON1
【KOS】オーガニックプラントプロテイン
引用:iHerb
USDA(米国農務省)とCCOF(カリフォルニア認定有機農家協会)に認定された、オーガニック植物性プロテインです。
原料はフレーバーによって異なりますが、エンドウ豆、ココナッツミルク、フラックスシード(亜麻仁)など、数多くの植物性原料がブレンドされています。
タンパク質含有量は32%と低めですが、チョコレートピーナッツバター、塩キャラメルコーヒー、チョコチップミントなど、味の種類がたくさんある商品なので、自分の好きな味を楽しんで選べます。
色々なフレーバーを試して、自分のお気に入りのフレーバーを見つけてみてください。
商品URL:iHerb
まとめ
本記事では、ヴィーガンプロテインのメリット・デメリット、種類や購入時のポイントを解説しました。
ヴィーガンプロテインを生活に取り入れてみようと考えている方は、今回ご紹介した商品を参考にしてみてください。
自分の体質に合ったヴィーガンプロテインを見つけて、毎日を健康的に過ごしましょう。
また、この記事では「ヴィーガンプロテイン」について解説しましたが、タンパク質の他にも、人々の生活に必要不可欠な栄養素は様々あります。
ヴィーガンとして、食べられるものは限られていることもあり、不足してしまいがちな栄養素がほかにもあります。
ヴィーガンの食生活で注意が必要な栄養素についてやそれを補うレシピについてはこちらをご覧になってください!
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