冬のごちそう、根菜をやさしく煮込んだ『ヴィーガンのっぺい汁』
三重県伊賀地方の郷土食です。冬の来客時に、母が大きな鍋で作っていました。
全国に同じ名前で似たような煮物があるようです。
今回ご紹介する伊賀ののっぺい汁は、昆布だしにしいたけの戻し汁を使い、素材の味を生かした薄味で、身も心も温めてくれます。
里芋のとろみとゴボウの香り、大根の食感は誰もが好む冬の家庭料理の一品です。
翌日少し煮詰まったのっぺい汁と、これも郷土食の茶粥と一緒に頂くのが、我が家の定番でした。茶粥の作り方もご紹介しておきますね。
難易度 ☆
手間度 ☆☆
目次/Contents
材料(4人分)
- 昆布1枚(5センチ×10センチ) 1枚
- 干しいたけ 2枚
- 大根 1/4本
- 人参 1/2本
- ゴボウ 1/2本
- 里芋 2~3個
- 油あげ 1枚
- こんにゃく 1/4枚
- 酒 大さじ2
- うすくちしょうゆ 大さじ2と半分
- 塩 少々
作り方
(1)だし汁の準備をする。昆布は600ccの水に干しいたけは200ccの水に1時間以上浸けておく。
(2)大根は皮をむきいちょう切りに、他の野菜も一口大にカットする。油揚げやこんにゃくも同様に切る。
(3)鍋に1のだし汁800ccを入れ、中火にかけ、大根、人参、ゴボウなど、煮えにくい材料から入れていく。
(4)全体的に柔らかくなってきたら、アクを取り、酒と薄口しょうゆを入れ、弱火にして10分煮込む。味見をして足りないようなら塩をひとつまみ加える。
(5)器に盛り、刻みネギや七味を振って頂く。
茶粥の作り方(おまけ)
(1)土鍋に水800ccを沸かし、だし袋に詰めたほうじ茶(普段飲むより濃いめの量)を入れて、お茶を淹れ、そこに洗った米1/2カップを入れる。
(2)煮立ったら弱火にして茶葉袋を取り出し、ふたをして米が柔らかくなるまで、時々かき混ぜながらコトコト煮る。
★ポイント
のっぺい汁は汁物としても煮物としても頂けますので、年末年始の疲れたおなかにも優しく、おもてなしにも向いています。
大根やゴボウなど煮えにくい材料からカットしてどんどん煮ていくと、調理時間も思ったほどかかりませんので、ぜひ作ってみてください。
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