美しいビーガン料理に、癒しとアートの空間。mique(ミケ)【駒沢大学駅】≪前編≫【Vegewel特典】

更新日:2019/02/01 公開日:2017/11/09

2017年5月、駒沢大学駅にまた一つ、素敵なお店がオープンしました。ビーガンカフェ「mique(ミケ)」。

オーナーの瀬戸恵子(せとけいこ)さんが一人で切り盛りする、ゆったりとした雰囲気が魅力のお店です。

取材で伺ったはずのVegewelスタッフも、ついつい長居してしまった素敵カフェ。瀬戸さんに、居心地良い店内や、見た目も味も楽しめるお料理、食への想いについてじっくりお話伺いました!

≪後編≫海外で学んだビーガンと、日本が誇る和食の力を伝えたい。mique(ミケ)【駒沢大学駅】

miqueの場所や詳細な情報はこちら

住宅街の中に現れる、目を引く建物。

もともと駒沢大学駅近くに住んでいるものの、以前は東急池上線沿いの「荏原中延駅」でお店を開いていたという瀬戸さん。

「2014年1月、荏原中延にmiqueの前身のお店をオープンしました。当時は夜のみ、完全予約制の営業。仕事帰りに立ち寄ってくれる人が多かったですね。

義理の両親が所有していた空き物件を、期間限定で借りていました。取り壊しになるまでの2年間限定で営業し、その後、駒沢大学駅に移ってきました。」


miqueの建物は、シンプルながら洗練された雰囲気がありとても素敵!住宅街の中でも、目を引く、気になる建物です。

「駒沢大学駅の物件は、友人の家の一階のガレージが空いていたので、借りました。今も上には友人が住んでいるんです。

家からも近く、友人が上に住んでいる安心感もあり、断る手はないな!と思い、オープンを決めました。」

いつもタイミング良く、良い場所に出会っているという瀬戸さんは、とても明るく生き生きした女性。その明るさが、良い物件を引き寄せているのかも!

「以前のお店と違い、近所に住んでいる馴染みの女性のお客様が多いです。夜は少しずつ、荏原中延の時のお客様が戻ってきてくれている感じです。」

思わず見とれてしまう!ビーガンランチプレート。


取材時には、ランチメニューの「高黍バーグランチ(税抜1,500円)」をいただきました。

出てきた瞬間、その丁寧な盛り付けと美しさに、Vegewelスタッフから思わず歓声が!


ハンバーグは、メニュー名の通り、高黍(たかきび)を使ったもの。他にもテンペ・味噌・醤油・黒ニンニクを使っており、しっかりとした食感と、どこか懐かしい味付けです。

エスニック風のプレートなので、玄米にはウコンで色付けが。上には醤油麹とレーズンのチャツネが乗っています。


ランチメニューのおかずは、日によって変わります。この日は人参しりしりや人参の葉っぱの天ぷら、きゅうりのぬか漬けにガスパチョなど。

豆苗とピーマンのきんぴらには、韃靼(だったん)そばの実がかかっています。

キヌア・ビーツ・きゅうりのサラダには、人参玉ねぎドレッシングを合わせて。


フムスにモロッコインゲンを加えた白和え風も。

こうして書き出してみるとわかりますが、品数が多い!美味しいものを、適量、色々と楽しめる何とも嬉しいランチです。

メインのおかずは、1種類の日もあれば、2種類の日も。日によって変わるランチプレート、是非楽しんでみてください!また、違うおかずも是非食べたい…。再訪を誓うVegewelスタッフでした。


miqueはデザートも全てビーガン、しかもグルテンフリー。

この日は「米粉のブルーベリーマフィン(税抜450円)」が並んでいました。

マフィンはその日の果物で色々変わります。記事がでる冬から秋にかけては、林檎が美味しい時期。自然農法の林檎のマフィンを作る日が多いそうですよ。

他にビーガンアイスクリームもあり、この日は男性のお客様がご注文。

夜は予約制。おまかせコース料理でその日の旬を楽しもう!


miqueのディナーメニューは、予約制。おまかせのコース料理で8品で税抜4,150円。料理はその日のお野菜に合わせた、日替わりです。


こちらはとある日の献立。

miqueでは、オーガニック系の八百屋さんを通して、旬の野菜を届けてもらっており、その時期一番新鮮な野菜を楽しむことができます。


miqueの3つの約束。食にポリシーがある方も、このような表記があることで安心して食事をできますね。

「今は外国人のお客様が少ないので、もっと増えて欲しいなと思っています。」と瀬戸さん。

しかし、Vegewelスタッフが取材に伺った時には、ドイツ人の女性のお客様が。話を伺うと、Airbnbで見つけた近くの宿に滞在しており、歩いていてたまたまmiqueを見つけたとのこと。

ご飯がとても美味しく、この日はなんと2度目の訪問。瀬戸さんとも親しくお話していました。

もとはガレージ!壁にはアート作品で来るたびに違う雰囲気を味わえる。


miqueを営業している建物の1階は、元はガレージだったそう。

「ガレージが空いていたので、改装して使わせてもらっています。内装は、建築家の友人にお願いしました。椅子は自分でペンキを塗っています。

以前のお店の扉は義理の父が作ったものでしたが、こちらのmiqueの扉も、偶然にも印象が近いものです。

家主である友人が、私がここを見学する前に入り口はすでに作っておいてくれたので、自分がここでお店を開く、というイメージがとてもしやすく、即決しました。」

瀬戸さんに近しい方が手掛けているとあって、店内は瀬戸さんの雰囲気とぴったりマッチ。これが居心地の良さにも繋がっているのかもしれません!


店内の壁には、いくつもの写真が。miqueでは、店内にアーティストの作品を展示しています。取材に訪れた時は、女性カメラマン鮫島亜希子氏が撮影した、インドのお祭りの写真が飾られており、店内はアジアな雰囲気。

「知り合いや、友人のつてで、私が『素敵だな』と感じたものを展示させてもらっています。殺風景より、作品を飾っていた方が、インテリアにもなるし、気に入っています。」

展示期間は、1ヵ月~2ヵ月。飾る作品によって店内の雰囲気が変わっていくのも楽しいところ。作品は、購入することも可能です。

後編では、瀬戸さんが海外と日本で学んだ食、そして、その経験を経て感じた想いをたっぷり紹介していきます。お楽しみに!

Vegewel特典

11月20日~11月末までの期間限定!Vegewel特典をいただきました!

お会計時に「Vegewelを見た!」で自家製のグラノラをプレゼント!

※2017年11月20日~11月末までの限定特典です。

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

miqueの場所や詳細な情報はこちら

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AYA OKUDA

AYA OKUDA

フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。
得意分野は、日本の伝統行事食、食の日本史・世界史、テーブルコーディネート。
好きな分野は、カレー、ビール。