MCTオイルの使い⽅を知ろう!使⽤上の注意点も合わせて解説

更新日:2023/10/16 公開日:2023/03/05

MCTオイルは、スーパーマーケットや健康食品を取り扱うお店で購入でき、ダイエット効果が期待できる植物由来のオイルです。

しかし、なぜ他のオイルと違う効果を持っているのか、詳しく知らない方も多いでしょう。

今回は、MCTオイルの基礎知識をご紹介しながら、使い方や効果を解説します。また、知っておきたい使用上の注意点や今すぐ活用できる手軽なレシピまで、MCTオイルが生活に取り入れやすくなるポイントを一挙ご紹介します。

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MCTオイルとは?

割ったココナッツ
MCTオイルとは、ココナッツやパームフルーツに含まれる成分「中鎖脂肪酸」で作った食用油のことです。中鎖脂肪酸100%の油のことを、Medium Chain Triglyceridesの頭文字を取ってMCTオイルといいます。サラダ油やオリーブオイルなどの一般的な油に比べて、消化・吸収が早く、エネルギーになりやすい特徴があります。

MCTオイルは、医療や介護、スポーツといったさまざまな領域で利用されており、美容と健康の両面で活用できるオイルです。

また、液体状のオイルに限らず、パウダータイプの粉末油脂も展開されています。粉末にすることで料理や飲み物に加えやすくなり、活用の幅が広がります。シーンに合わせて使い分けをすることで、食生活に取り入れやすくなるのも魅力です。

MCTオイルの使い方

グラノーラにかけるMCTオイル
さまざまな場面で取り入れられるMCTオイルには、具体的にどんな活用方法があるのでしょうか。ここからは、MCTオイルと相性のいい飲み物・料理をそれぞれご紹介します。

飲み物に入れる

MCTオイルの1つ目の使い方は、飲み物に入れることです。適量のMCTオイルをドリンクに混ぜることで簡単に摂取でき、生活に取り入れやすいのがメリットです。

MCTオイルは無味無臭のオイルなので、さまざまなドリンクに入れることができます。中でも、コーヒーやココアのようなコクを出したい飲み物に入れる方が多いです。

また、スムージーやプロテインに加えるのもおすすめです。MCTオイルは素早くエネルギーになるので、ダイエットやトレーニングを目的に取り入れる方にぴったりの摂取方法です。

料理にかける

MCTオイルの2つ目の使い方は、料理にかけることです。特に、サラダ用のドレッシングとして使用するのがおすすめです。

ドレッシングの多くはオイルが含まれています。オリーブオイルやサラダ油の代わりにMCTオイルを使用し、調味料を加えるだけで簡単にドレッシングが作れます。

また、お味噌汁やシチューなど、スープに入れるのもおすすめです。パウダータイプを使用することで、素早く簡単に料理に溶かすことができます。

MCTオイルを使うメリット

背筋を伸ばす女性
飲み物や料理に混ぜるだけで簡単に摂取できるMCTオイルは、そもそもどんなメリットがある食用油なのでしょうか。続いては、MCTオイルが持っている特徴を踏まえながら、摂取するメリットについてご紹介しましょう。

体脂肪として蓄積しにくい

MCTオイルは、摂取後すぐにエネルギーになるため、体脂肪として蓄積しにくい性質があり、ダイエット中でも摂取しやすいオイルです。

また、アスリートやスポーツ愛好家の間で注目されているケトジェニックダイエットに用いられるオイルとしても知られています。

MCTオイルを摂取すると、肝臓内でケトン体(脂肪を基に生成されるエネルギー物質)が急速に作り出されます。ケトン体は糖質の代わりに脂肪を燃焼させるため、MCTオイルは減量中の強い味方とされています。

持久力を向上させるほか、脳のエネルギー補給もできる

MCTオイルは、脂質をエネルギーとして利用しやすくなり、運動時の持久力を向上させる効果も期待できます。

また、アルツハイマー型認知症では、脳がブドウ糖を利用しにくい状態に陥ってしまうと言われています。そのため、脳の第2のエネルギー源であるケトン体の生成を促進するMCTオイルが注目されています。

ダイエットをサポートする補助的な使い方や、MCTオイルの3つの効果については、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

効果を実感できるまではどのくらい?

窓を見るトレーニングウェアの女性
MCTオイルの効果が実感できるタイミングは、期待する効果や目的によっても変わるため、人によって異なります。また、運動量や年齢によっても効果を感じるスピードが異なるので、使用中は体の変化を気にするようにしましょう。

糖質制限をプラスすると良いの?

ヨガに向かう女性
ケトン体を素早く生成できるMCTオイルを取り入れた食生活には、糖質制限をプラスするのがおすすめです。ケトン体は、糖質の代わりにエネルギーとして使われるので、糖質が不足している状態の方がより脂肪の燃焼作用が期待できます。

また、運動も取り入れるとより効果的です。ダイエットの成果を出したい方やMCTオイルの効果をしっかり実感したい方には、糖質制限と運動を取り入れることをおすすめします。

MCTオイルを使う上での注意点

本の上のNGパネル
MCTオイルは、使用上の注意点がいくつかあります。ここからは、使用する上で気をつけたいポイントをご紹介します。

揚げ油や炒め油に使用しない

MCTオイルは、揚げ油や炒め油としての使用はできません。揚げたり炒めたりすると、煙が出たり泡立ちが起こるため非常に危険です。

料理に使用したい場合には、仕上げにかけたり出来上がった料理に和えるなど、火が通らない方法で取り入れることがポイントです。炊飯やケーキの練りこみ用としての使用は可能です。

ポリスチレン製の容器に使用しない

MCTオイルは、ポリスチレン製の容器を破損させる性質を持っています。カップラーメンにはポリスチレン製の容器が使われることがあるため、中身を別の容器に移してからMCTオイルをかけましょう。

また、パウダータイプのMCTオイルも同様です。

摂取量に気をつける

MCTオイルは摂取量に気をつける必要があります。初めて使用する場合は1日に小さじ1杯程度から、徐々に量を増やすことが推奨されています。

また、過剰摂取はお腹の調子が悪くなることもあるので、注意が必要です。1日あたり1〜3回を目安に少しずつ摂取するのがおすすめです。特に、ドレッシングはたくさんかけてしまいがちなので、適量を使用しましょう。

MCTオイルを使ったおすすめのレシピ

クリアなスプーンですくうMCTオイル
ドリンクから料理まで、さまざまなものに混ぜるだけで摂取できるMCTオイル。最後にMCTオイルが美味しく楽しめる3つのレシピをご紹介します。

MCTオイルドレッシング

MCTオイルを手軽に摂取できるドレッシングです。まとめて作ることで、調理の手間を省くことができ、生野菜を取り入れる習慣が付けやすくなります。

【材料】
・玉ねぎ 小1個(150g)
・おろしニンニク (好みで)ほんの少し
・MCTオイル 100g
・穀物酢 70g
・醤油 大さじ1(18g)
・塩 大さじ1(18g)
・液体ラカント 大さじ1(12g)
・コショウ 小さじ1(3g)

【作り方】
1.玉ねぎをざく切りにして全部をフードプロセッサーで混ぜたら完成。消毒した瓶に入れ早めに使い切りましょう。
2.全部で糖質16.3g(大さじ1で糖質0.66g)です。MCTオイルは加熱しちゃダメなのでドレッシングがオススメ。

引⽤:クックパッド

MCTオイルを正しく使おう

海の前で背伸びする女性
MCTオイルは、ダイエット効果が期待できる食用油です。

摂取量を守ることはもちろん、運動や糖質制限を組み合わせながら取り入れることで、より効果を高めてくれるでしょう。

また、MCTオイルは、使用上の注意点がいくつかありますので、事前に確認するのがおすすめです。

MCTオイルの特徴や使い方を理解して、美容と健康の両方を手に入れましょう!

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