マカにはどんな副作用がある?効果を実感するために摂取量を守ろう

マカは天然のスタミナ源として注目されるスーパーフードです。

マカを健康のために取り入れたいけれど、「マカには副作用がある?」「マカを食べると抜け毛になる?」など、安全性について心配になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、肝臓や腎臓、頭髪への影響など、マカの副作用について解説します。

摂取する際の注意点もまとめたので、記事を参考に普段の食生活に取り入れてみてください。

マカの概要と主な効能

お皿にのった生のマカ
マカとは、南米ペルーのアンデス山脈に自生する植物で、カブやブロッコリーと同じアブラナ科の仲間です。

年間の平均気温が7℃以下、標高4000mの高地で育ったマカは、栄養成分が豊富。現地では「アンデスの女王」と呼ばれ、滋養強壮を期待できる食材として重宝されてきました。

現在でも、マカは疲労回復やエイジングケアなどに役立つとされ、世界中で注目を集めています。

日本では、サプリメントやパウダー、ドリンクなどで手軽に摂取できます。

マカにはビタミンやミネラル、必須アミノ酸などの栄養素が含まれており、疲労回復効果や代謝促進効果、美肌効果などが期待できます。

また、必須アミノ酸の中でも、「アルギニン」が豊富に含まれているのが強みです。アルギニンはうなぎにも含まれており、成長ホルモンの分泌を促進する働きがあります。

マカで起こると言われる副作用

マカのキャンディー
医薬品ではなく、食品に分類されているマカは、重篤な副作用はほとんどないとされています。

ただし、マカに限らず、健康食品やサプリメントは多くとればとるほど良いわけではありません。

マカを過剰摂取すると、消化吸収に負担がかかり不調が起こる場合があります。また、体質や服用中の薬によっても、副作用が起こる可能性があります。

副作用の主な症状には、下痢や吐き気、頭痛や動機、かゆみや不眠などがあります。

医薬品と違い、食品の場合は自己判断で摂取することになりますが、具体的にどのようなことに注意すべきか、疑問に思う方もいるかもしれません。

ここでは、配慮すべき点や摂取を控えた方が良い方についてまとめました。

参考:厚生労働省|健康食品の安全性と有効性についてp.27|

アレルギー症状の発生

マカはアブラナ科の植物のため、アブラナ科の野菜に食物アレルギーを持つ方は、アレルギー反応がでることがあります。

マカを直接食べなくても、サプリメントやパウダー、栄養ドリンクで摂取することで、体の不調があらわれる場合もあります。

じん麻疹や湿疹、下痢や咳などの症状が起こった場合、食物アレルギーの疑いがあります。

使用を中止したり、かかりつけの医療機関に相談したりすることをおすすめします。

参考:厚生労働省|食物アレルギー|

肝臓や腎臓への影響

肝臓や腎臓に疾患がある方がマカを大量に摂取すると、副作用が出るリスクがあるといわれています。

肝臓は、体に必要な栄養素を貯蔵したり、有害な物質を分解・解毒したりする働きがあります。腎臓は、体に必要なものを再吸収し体内に留め、不要なものは体外へ排出する働きがあります。

つまり、栄養価が高い食品を過剰摂取すると、肝臓や腎臓に負担がかかってしまうのです。

栄養価が高いからと過剰に摂取するのは避け、適量とバランス良い食事を心がけましょう。

抜け毛や脱毛の可能性

マカを摂取すると稀に抜け毛や脱毛の症状が出る、という情報を良く見かけます。

症状の一つにあげられるのがAGA(男性型脱毛症)。成人男性によく見られる髪が薄くなる状態のことで、遺伝や男性ホルモンの影響で起こります。

しかし、マカは、成長ホルモンの分泌促進効果はあるものの、男性ホルモンに関連した効果はないとされています。

よって、マカが薄毛を促進させる可能性は低いでしょう。

マカには、亜鉛や必須アミノ酸、ミネラルなどが豊富に含まれています。

亜鉛や必須アミノ酸は頭髪の健康に関与しており、適切に摂取すればむしろ抜け毛などの改善効果が見込めるかもしれません。

持病のある人・服薬中はマカの摂取を控える

薬とスーパーフードを同時に摂取すれば、必ずしも体調が優れるわけではありません。

個人の体質や食生活、既往歴や摂取量が影響して、副作用がでる可能性もあるのです。

マカについても、服用している薬や体調などによって、不調が出てしまったという例があるようです。

具体的な症例などはありませんが、体調に不安がある方は摂取を控えるか、かかりつけの医師や薬剤師へ相談することをおすすめします。

妊娠中・授乳中は赤ちゃんへの影響に注意

マカが、母体や胎児・乳児に与える影響は明確になっていません。悪影響が出る可能性もあるため、摂取を控えることがおすすめです。

マカ配合のサプリメントなどを摂取する場合は、かかりつけの医師に相談してください。

サプリメントやドリンク利用の際の注意点

サプリの瓶に書かれた注意書きをチェックする女性
マカの摂取量は、1日1.5〜5gが適切とされています。

特に、肝臓や腎臓に持病がある場合は、重篤な副作用のおそれを回避するために、大量摂取は控えましょう。

健康的な生活を送るためには、食の危機管理も大切です。

マカに限らず、サプリメントや栄養ドリンクなどを摂取する場合は、必ず商品に記載の摂取量を守ってください。

まとめ

お皿にのったマカパウダー
マカは天然のスタミナ源です。

しかし、どんなに栄養価が高い食材も、たくさん食べれば良いというわけではありません。

マカにも、過剰摂取や体質などが影響して、副作用が出る場合があります。

主な副作用の症状としてあげれるのは、下痢や吐き気、頭痛や動機、かゆみや不眠などです。

マカは摂取量を守れば、健康・美容効果が期待できる食品です。

バランスの良い食事、適度な運動、質のいい睡眠を心がけながら、プラスアルファで取り入れることが大切です。

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