肌にも地球にも優しいサステナブルなコスメ。韓国生まれのヴィーガンスキンケアブランド「BEIGIC」

更新日:2022/10/18 公開日:2021/05/18

BEIGIC(ベージック)は、さまざまなコスメブランドで化粧品開発に携わってきたケイト・ナムグンさんが創設した、韓国初のヴィーガンスキンケアブランドです。日本には2020年6月に上陸しました。

BEIGICの製品は、ペルー産のコーヒー豆由来のグリーンコーヒービーンオイル(アラビアコーヒーノキ種子油)を中心に、植物由来の原料を主につくられています。肌に刺激を与える合成香料、合成着色料、シリコン、パラベン、サルフェート(SLS、SLES)不使用で、さらに動物実験を一切行わない“クルエルティフリー”。近年、さまざまな企業がSDGs(持続可能な開発目標)に取り組んでいる中、人にも環境にもやさしい製品づくりはコスメ分野に新たな風を吹き込んでいます。

今回はBEIGIC韓国本社の共同創業者でもある株式会社サンクの森岡みをさんに、BEIGICが誕生した背景や、製品の特長などについて教えていただきました。

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肌荒れ・敏感肌に悩んだ経験から生まれたスキンケア

「BEIGICの製品は、ケイト自身の体験をもとにつくられています」と森岡さん。

「多忙やストレスでひどい肌荒れに悩んでいたケイトが、いろいろな化粧品を試した中で、唯一肌に刺激なく使えたのがヴィーガン化粧品でした。ただ、その頃は今よりもヴィーガン化粧品そのものが少ない時代です。販売されているものもにおいにクセがあったり、べたつきがあったり……と心地よく使えるものではありませんでした。当時、韓国で肌に刺激が少ない化粧品の需要が高まっていたこともあって、同じような悩みを抱えている方でも、安心して使える化粧品をつくりたいという想いで立ち上げたのが『BEIGIC』です」

毎日使うものだから、使うたびに気持ちが豊かになるもの。お肌だけでなく、心も潤うようなスキンケアアイテムを――。ナチュラルカラーであるベージュから着想を得たブランド名“BEIGIC”や、一つひとつの製品にはケイトさんのこうした思いが込められています。

化粧品の原料としてはちょっと珍しいコーヒー豆由来のグリーンコーヒービーンオイルを採用したのも、ケイトさんが実際に使ってみて、本当にいいと感じたからこそ。また、コーヒーと言えば一日の始まりや、仕事の合間にひと息つきたいときなど、多くの人にとってリラックスに欠かせない存在でもあります。

「日々のささやかな幸せに寄り添うスキンケアブランドをつくる上で、コーヒーはぴったりだと思いました。あまり知られていませんが、グリーンコーヒービーンには、肌本来のイキイキとした美しさを引き出し、うるおいやハリを与えたり、引き締めるなど、肌をすこやかに保つ成分が豊富に含まれているんですよ」

本当に心地いいものをつくるために、手間も時間も惜しまない

原料にこだわり、従来使われている様々な添加物を避けて化粧品をつくるのは、簡単ではありません。まずは素材選び。現在、主原料としているペルー産のコーヒー豆にたどり着くまでに、世界中のフェアトレード&オーガニック豆で試作を繰り返しました。また、合成香料やシリコンなどを使わずに香りがよく、肌なじみがいいものに仕上げるという点でもかなりの苦労があったそうです。

「これまではオーガニックの植物原料や、クリーンビューティーにこだわると、香りやテクスチャーは犠牲になりがちでした。製造をお願いしている工場にも「無理です」と何度も断られましたが、ケイトは本当に納得のいくものをつくるまであきらめず、説得と試作を繰り返しました。中には、商品化するまでに2年間かかったものもあります」

また、韓国では化粧水といえば拭き取るタイプが一般的。そのため、化粧水はたっぷり使って肌に浸透させたいという日本のユーザーに向けた製品開発も求められました。

現在、BEIGICではフェイシャル、ボディ、ヘアケア、ハンドケアの4つのラインでアイテムを展開。1.取り除く(RELEASE)、2.満たす(RECHARGE)、3.守る(DEFEND)の3ステップのスキンケアを推奨しています。

1. 取り除く…毛穴に汚れや皮脂などでふさがれていると、どんなに良い成分も届かない。そのため、定期的なクレンジングで、毛穴をふさぐ「ネガティブ」なものを除去することが重要。

2. 満たす…古い角質を除去した肌を、必要なミネラルや肌を整える成分など「ポジティブ」なもので満たす。

3. 守る:紫外線、気温の変化などの外的な環境要因による乾燥や肌荒れなどから肌を守る。

年齢や性別に関係なく、すべての人に寄り添うスキンケアアイテムを目指して

BEIGICの利用者層は20~70代までと幅広いそうです。中でもリピーターが多い「ルーセントオイル」は、グリーンコーヒービーンオイルとアルガンオイルを配合した美容オイル。オイルでありながらサラッとしたテクスチャーで、肌の深部まで浸透してうるおいとつやをもたらすとして、韓国の美容雑誌『allure』の2019年度Best of Beauty Awardを受賞しています。

独自に輸入・焙煎したコーヒー豆を配合しているフェーシャルスクラブ「コレクティングエクスフォリエーター」は、コーヒーの香りが心地いいと男性にも好評です。

また、2021年3月に新たに加わった「クラシックハンド&ネイルクリーム」は、感染症対策で手を洗う機会が増え、手荒れや乾燥に悩むユーザーの声に応えて誕生した製品。べたつきにくく、うるおい成分として採用しているエッセンシャルオイルの香りが爽やで、一日に何度でもつけたくなるような仕上がりです。よりよい製品をつくるために、公式サイトやInstagramを通じてのやりとりも大切にしているそうです。

「年齢や性別を問わず、どんな肌のタイプの方にも使っていただける製品づくりを心がけています。時間に追われて、ストレスフルな生活を送る私たちにとってスキンケアの時間は、自分の心やお肌とゆっくり向き合う時間でもあります。そんな貴重なひとときを、もっと楽しく過ごせるものをつくりたいという想いを込めてつくっています」

ヴィーガンコスメを通して、サステナブルな生活を

BEIGICの製品を通して、SDGsを意識したり、生活の中で楽しみながら取り組むきっかけになれたらと話す森岡さん。

「環境にいいことをしようと考えるとき、ライフスタイルをガラッと変えなくてはとか、何かを犠牲にしなくてはいけないのでは……と、ついつい難しいことのように考えがちですが、私たちは日常生活の中に無理なく取り入れることができると思っています。BEIGICの製品が好きで、自分の肌に合うという理由で使っていたら、結果として地球環境やほかの生物に配慮していたということを知ってもらえたら嬉しいですし、一人ひとりのライフスタイルが心地よくなるきっかけにもなれたらいいなと思います」

BEIGICでは今後もさまざまな商品を企画・展開する予定。ハンド&ネイルクリームのようにユーザーの声にも耳を傾けながら、毎日のスキンケアが“ささやかな幸せ”のひとときになるような製品をつくっていきたいとのことです。

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