ビーガンタウン西荻第2弾。 西荻から繋がる世界の味!今回もビーガンフードをたっぷりご紹介します。【中編】
前編に続き、中編でも西荻窪のビーガン・ビーガンフレンドリーなお店を紹介していきます。
西荻窪にいながらイタリア・韓国・フンザ(パキスタン北西部)の料理を味わえる!そして日本の味は和菓子ですよ。
≪前編≫ビーガンタウン西荻第2弾。 まだまだあります、おいしいビーガンフードいっぱいの西荻窪で元気をチャージ!
≪後編≫西荻ビーガン第2弾。 有機野菜を堪能できるビーガンフレンドリー店と荻窪のベジカフェのご紹介です。
【合わせて読みたい!ビーガンタウン西荻第1弾記事はこちら】
ビーガンタウン西荻第1弾≪前編≫
目次/Contents
ピッツァ職人がいる一軒家の薪窯で焼いた熱々ビーガンピッツァを楽しもう。GINA(ジーナ)
GINAは、モチモチ生地のピッツァがおいしいと評判。ピッツァは常にビーガンメニューがあり、パスタもビーガン対応可能のメニューがあるお店です。
GINAの入口を入ると目の前に見える薪窯。大きな薪窯があっても吹き抜けになっているので開放感があります。
マリナーラは税抜1,000円。トマトのフレッシュさとバジル・オレガノ・ニンニクのバランスが絶妙。動物性食材は不使用です。
大迫力のこの薪窯で焼かれる熱々のピッツァは、真ん中の生地は薄く、ソースをたっぷりと感じる部分。端の生地は厚めでもっちり、生地の風味をしっかりと味わえます。次々と手が伸び、夢中になってぺろりと食べてしまいます。
ラクト・ベジタリアンメニューのマルゲリータは税抜1,300円。マリナーラと共にGINAの看板メニューです。ランチでもディナーでも食べられますよ。
ピッツァが作られる工程が見え、活気があるのが1階席。ピッツァ職人である店長の茂木(もぎ)さんと社員の石井(いしい)さんが腕を振るいます。写真は茂木さん。
2階席は隠れ家のような雰囲気で、落ち着いた空間です。
シラスと菜の花のペペロンチーノは税抜1400円。今回はシラスを別盛でお願いしました。ビーガンは菜の花のペペロンチーノそのままで。ノンベジは、シラスを自分のお皿で混ぜて食べました。
シラスのない菜の花のシンプルなペペロンチーノも、ニンニクのパンチと程よい辛さでおいしい!
今あるメニューから食べられない食材を抜いたり、野菜を追加したりすることも可能です。パスタはペペロンチーノの他、トマトソースの野菜パスタも注文OK!(追加料金が必要なものも有。)
メニューを見て、こうだったらいいな、があれば相談してください。当日メニューを見てからの相談でも大丈夫。できる限り要望に応えてくれるうれしいお店です。
週末はファミリーのお客様が多く、店内はにぎやかです。あっという間に席が埋まってしまうので、ご予約がおすすめ。平日は、ランチセットがとってもお得!
Aセットは、アイスピーチティー・サラダ・ピッツァorパスタで、なんと税込950円。ピッツァは3種類、マリナーラとマルゲリータともう1つ、日替わりのピッツァから選べます。
ランチ・ディナー共にピッツァの持ち帰りもできます。家でも楽しめてうれしい! ※ランチの持ち帰りには、サラダとドリンクは付きません。
サイドメニューにも、動物性食材を使用しないメニューを常に数点用意しています。
ブロッコリーのガーリックマリネは税抜600円。ホクホクのブロッコリーは甘みがあり驚きのおいしさです。
他にも、根菜のコンフィ(税抜700円)・ポテトフライ(税抜500円)・自家製ピクルス(税抜500円)はビーガンメニューです。野菜のメニューは季節によって変わります。
GINAはオープンして5年。こんなに人気のお店ですが、近くに住んでいる方から、「今日初めて来ました。」という声を聞くことがあるそう。
地域の皆さんに食べてもらって、まだ来たことがないという人をなくしたい、と店長の茂木さんは言います。近いのにGINAのピッツァを食べていないなんてもったいない!遠くたって食べに行きたい味なのです。
【GINA(ジーナ)Pizzeria e Trattoria】
営業時間;ランチ 11:30~15:00(L.O14:30)/ディナー 18:00~23:00(L.O22:30)
定休日:無休
住所:杉並区西荻北2-26-3
TEL&FAX:03-3394-0012
2号店はこちら。ナポリの味を池袋でも!
【BORSA(ボルサ)Pizzeria】
営業時間:ランチ 11:30~15:00(L.O14:30)/ディナー 18:00~23:00(L.O22:30)
定休日:無休
住所:豊島区西池袋3-30-8 1F
TEL&FAX:03-3986-1703
キンママとのおしゃべりも楽しい!韓国家庭料理とKin mama料理が楽しめます。Kin mama(キンママ)
ひと際目立つインパクトのある入口がKin mamaのお店。この扉の色を覚えておけば大丈夫。すぐに見つかりますよ。OPENの時には扉も開いています。
Kin mamaのオーナーは、金伸枝(きんのぶえ)さん。皆からキンママと呼ばれています。
女性が一人でも入れるお店にしたいとオープンして5年です。常連さんも多いアットホームなお店。もちろん、初めてでも大丈夫!一度来るとまた来たくなって、すぐに常連さんの仲間入りです。
このオレンジに輝く野菜のチヂミは税込850円。キンママ特製ビーガンチヂミです!
シイタケ・玉ネギ・ホバ(韓国のカボチャ)・ニラ・コチュ(トウガラシ)が入っています。
コチュは辛いものと辛くないものとありますが、キンママのお料理は日本人向けにアレンジしてあり、コチュは辛くないものを使用しています。オレンジ色は、キンママ特製ダレが生地に入っているから。
中はモチモチ、外はサクサクでお野菜たっぷり。このままでもおいしいですが、タレを付けてもGood。味の変化をぜひ楽しんでくださいね!
ビーガンビビンパは税込950円。こちらもキンママ特製、動物性のものを除いて作っています。「ビビン」が混ぜることで、「パ」はごはんのこと。ごはんと野菜をしっかり混ぜていただきます。野菜のシャキシャキの歯ごたえがごはんによく合う。
Kinmamaの冷奴は税込500円。こちらもビーガンメニューです。冷奴なのに豆腐が見えない!豆腐はたっぷりの野菜の下に隠れています。
キンママのオリジナルのタレで和えた野菜が豆腐によく合います。茗荷の香りが効いていて後を引くおいしさ。ボリューム満点です。
韓国家庭料理とキンママのオリジナル料理は、普段でも野菜をたっぷり使っていますが、ビーガンの料理を考えたのは初めて。
昨年「西荻ビーガン化大作戦」で案内人を務めた完全菜食主義者のエマさんがお店にいらしたことがきっかけでした。
動物性の食材を抜いた料理を求めている方がいるなら、ビーガン韓国料理をやってみようと思ったそう。うれしいですね!
愛情をもって対応してくれるキンママは、まさに皆のお母さん。ママとのお話は楽しくて、笑い声が絶えません。声楽科出身のママは歌も上手なんですよ。
ボリューム満点の料理を食べに、キンママに会いに、ぜひいらしてください。おいしくって楽しくて、免疫力アップ間違いなしのお店です。
【Kin mama(キンママ)】
韓国家庭料理&Kin mama料理
営業時間:ランチ 11:30~15:00(月・火・木・金・土・日)/ディナー 18:00~22:00(L.O)(木・金・土・日)
※月・火の夜は4名以上のご予約を承ります。
定休日:水曜日
TEL:03-5344-9104
Facebook:https://www.facebook.com/kinmama/
Twitter:https://twitter.com/kinmama_no
扉の先にはフンザの丁寧な暮らしがギュッと詰まっていました。オーガニックスパイスはいかがですか?N.HARVEST (エヌ・ハーベスト)
扉を開けるとスパイスの香りにふわっと包まれ、一瞬にして異国の旅に出たようです。
N.HARVESTはスパイス・ティー・ナッツ・ドライフルーツなどが買えるお店。全てオーガニックです。
有機スパイスミックスは税抜550円。いつもの料理にプラスして深い味わいに!簡単レシピも付いています。
西荻マサラは税抜550円。いつものカレーにかけるだけでも辛さと香りが倍増の辛いガラムマサラです。スパイスは自社でミックスしています。
フンザアプリコットカーネル40gとフンザアプリコット(ハビー種)50gは税抜460円。
珍しいあんずの種は、そのままポリポリ食べられます。産地のフンザ(パキスタン北西部)は、世界最後の桃源郷と言われ、氷河のミネラルたっぷりで植物がよく育つ所です。
量り売りもあります。
チャイをいただきました。茶葉とスパイスの香りが良く、飲んだ後の余韻を長く楽しめます。
インドやスリランカの有機・フェアトレード紅茶は各15gで税抜360円。パッケージにはイラストが付いていて、どれも素敵で迷います。プレゼントにしても喜ばれそう!
オーガニックの豆もあります。大豆ミートは税抜590円。ひよこ豆は税抜460円。
フンザの職人が作った木製カトラリーはかわいくて温かみがあり、手に馴染みます。購入可能です。
オーナーの鈴木裕(すずきひろし)さんは、学生の頃に、旅の途中でフンザへ立ち寄りました。フンザは桃源郷と言われ、長寿の国として知られています。
「風の谷のナウシカ」の「風の谷」のモデルになったとも言われている場所で、当時のバックパッカーの憧れの場所でした。
鈴木さんは、フンザに立ち寄った時に高山病にかかってしまい、村の人にお世話になることに。その時にフンザで食べた料理がおいしくて、日本に帰ってスパイスの勉強をしてみようと思いました。
フンザの食事は、冬にはドライの肉を食べますが、ほとんどがベジで原始的な料理。自然に寄り添って生活しています。
写真右から2人目が鈴木さん。
学生の時は、少しでも恩返しができるかと、現地の人と働けるようなレストランをやりたいと思っていました。料理の勉強をして数年後にフンザの地を訪れると、思いが変わりました。
この文化をもっと学びたい、広めたいという思いが強くなり、オーガニック食品などの提供をしていこうと決めました。それから10年、毎年フンザに行っています。毎回良いものを食べて元気になって帰ってきます。
家族のように受け入れてくれる温かい人々に魅せられて、スパイスや料理だけでなく、人としての生き方、ライフスタイルそのものを学んでいます。
心豊かな生活に触れ、鈴木さんは「自分自身の眠っていた機能が目覚め、できるだけ自分でやろうという気持ちにる。」と言います。
現地の木工所で教わり、N.HARVESTの看板も手作りです。
パッケージのイラストも鈴木さんが描いています。店内の家具も手作り。鈴木さんが着ている洋服も帽子も手作りと聞いてびっくりです。
N.HARVESTでは、スパイス講座などのイベントを開催しています。
スパイスから作るカレーなど、本格料理が学べる大人気の講座です。不定期の開催で、開催予定はFacebookでお知らせしています。
「最近は講座の開催をお願いされることも増えてきました。今までは1年のうち4ヶ月くらいは海外にいましたが、今年は日本での活動を増やしていきたいと思っています。
講座では、素晴らしい自然環境を守り、良い状態で次世代に引き継いでいくにはどのような選択をすべきなのか。丁寧に作り上げる生活から学んだことも皆さんに伝えていきたい。」と鈴木さん。
産地から学び、少しだけ恵みを分けていただく謙虚な姿勢の鈴木さんだからこそ、現地の皆さんに受け入れられるのでしょう。
私達も持続可能な暮らしのための選択をしていくことが大事ですね。産地の恵みをいただきにどうぞN.HARVESTへ。
【N.HARVEST(エヌ・ハーベスト)】
営業時間:11:00~20:00
定休日:月曜日
TEL/FAX:03-5941-3986
HP:http://www.nharvestorganic.com/
Facebook:https://www.facebook.com/nharvest.organic/
和菓子はビーガンの宝庫です。添加物・保存料不使用のおもちやさん。越後鶴屋(えちごつるや)
おもちやさんというお店かと思ったら、店名は越後鶴屋。多くのメディアで取り上げられている有名なお店です。
職人が作っている姿を見ることができ、できたての味を購入することが出来ます。
新潟産こがね餅米、北海道大納言小豆など素材にこだわり、添加物・保存料など一切使用せずに毎日手作りしています。
ビーガンスイーツの大福は、開運豆大福(粒あん/こしあん)の他にも、開運草大福(粒あん/こしあん)・開運あわ大福(粒あん/こしあん)・一期大福(いちご)と種類も豊富です。
なんと、プリンも売っています。卵とミルク不使用のとうふプリンです。みたらしだんごは、タレに注目。天然昆布だしで和三盆を使用したビーガンです。
ビーガンスイーツの宝庫。安全・安心で自然のままの和菓子の味をぜひどうぞ。
【越後鶴屋(えちごつるや)】
営業時間:10:00~18:00(売り切れ早仕舞いあり)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日代休)
TEL:03-3335-0450
HP:http://omochiya.jp/
西荻のビーガンメニューは多彩です。後編は荻窪にも足を延ばしてみましたよ。こちらもお楽しみに!
※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。
Vegewelでレストラン検索
Vegewelは、ベジタリアン・オーガニック・グルテンフリーなど、あなたの食のライフスタイルに合わせてレストランを検索できるWebサイトです。
食の制限に関係なく、みんなで楽しく食事を囲める環境を日本に創るために、サービスを運営しています。
日本語と英語に対応、ヘルシーなレストランが1000店以上掲載されていますので、ぜひご利用ください!
cotta tomorrow(コッタ トゥモロー)
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