知ってるようで知らない!「ヴィーガン」と「プラントベース」の違いって?

カフェやレストランでよく見かけるようになった「ヴィーガン」や「プラントベース」の商品。

最近では大手スーパーやコンビニでも目にするようになりました。

1つの飲食店や商品を利用していても両方の文字を目にすることがあるのではないでしょうか。

今回はこの2つの違いについて詳しく見ていきたいと思います。

ヴィーガンとは?

ヴィーガンとは「完全菜食主義者」のこと。卵、乳製品を含むすべての動物性食品とはちみつを食べません。ヴィーガンという食の選択をしている人の想いも、下記のようにそれぞれです。

・エシカルヴィーガン
動物愛護の観点から食だけでなく、革製品・シルク・ウールなど身につけるものや化粧品などの肌につけるものも動物由来のものを使用しません。

・エンバイロメントヴィーガン
動物製品に基づく産業が地球環境に破壊的影響をおよぼすため、エシカルヴィーガン同様に、動物由来のものを食べたり使用したりしません。

・ダイエタリーヴィーガン
健康のために植物性のみの食事をするものの、食事以外の動物の利用を必ずしも避けてはいません。ホールフードヴィーガン(白米より玄米、小麦粉より全粒粉など無精製の植物性食品を摂取)やリビングフードヴィーガン(酵素の摂取を目的に、食物の酵素が壊れないとされる48度以下で調理されたものを摂取)など細かく分類されています。

プラントベースとは?

読んで字のごとく、プラント=植物、ベース=土台で、植物性食品中心の食事を意味します。必ずしも動物性食品が入っていないわけではありません。

細かい例をあげると、ほとんどのヴィーガンの人は白砂糖を避けています。理由は、一般的に出回っている多くの白砂糖がサトウキビを精製する時に動物の骨を使用しているからです。

動物の骨を使用していない白砂糖もありますが、飲食店や企業が製造過程を確認せず使用していると、原材料に動物性食品が入っていなくてもこのような場合は「プラントベース」と記載しているお店もあるようです。

「プラントベース」の商品は日本においてさまざまな商品があり、植物性・植物由来というざっくりとしたくくりで、時に卵や乳製品が入っているケースがあるので、原材料を確認することをおすすめします。

「プラントベース」のみの記載商品でも確認するとヴィーガン商品であることも少なくありませんが、宗教上の問題やアレルギーがあって動物性食品を食べることができない人にとっては「ヴィーガン」と記載してある商品を選ぶのが安心だと思います。

「ヴィーガン」や「プラントベース」が注目される理由

今、ますます「ヴィーガン」や「プラントベース」が注目されていますが、その理由について見ていきましょう。

1つは免疫力アップ、腸内環境改善などの健康意識が高まり、野菜中心の食生活を心がけている人が増えてきているからだと思います。

もう1つは水質汚染、大気汚染、地球温暖化ガスといった環境問題や深刻な食糧問題などから、動物性食品を控える人が増えています。

地球環境保護目的のため、ポール・マッカートニーも推奨する、週に1日だけお肉をやめる日を作る「ミートフリーマンデー」を政府や企業など組織単位で取り組んでいるところもあります。

異常気象や海や川の汚染などを肌で感じることが多く、専門家の間でも予想を超える速さで地球環境が破壊されていて、一人ひとりの環境への配慮が必要とされています。

私たち一人ひとりができること

まずは肉や魚を食べる頻度を減らしたり、食べる時は環境に配慮して育てられたものを選ぶこと。

野菜や果物を食べる時は地球の生態系を崩しにくい農薬や化学肥料を使用していないものを選ぶようにする、といったことが必要になってくるでしょう。

もちろん、植物だからといってまったく環境に負荷がかからないわけではありません。

植物も動物もかけがえのない大切な命。その命をいただく時は感謝して、できるだけフードロスが生じないように、必要な分だけ消費するといった、一人ひとりのちょっとした意識が改善に繋がるのではないでしょうか。

参考/消費者庁、その他
画像協力/Trueberry

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WatanabeSayuri

身体を壊したことをきっかけに、通院生活を送りながら様々な食事方法を学ぶ。その中でRawフードと出会い、現在はRawスイーツ教室やイベンドを主宰、企業向けにレシピ開発を行う。また豆腐の普及活動に携わり、日本の伝統食である豆腐の素晴らしさを伝えている。