「押し麦」と「もち麦」はどう違うの?そのほかの穀物との違いは?

更新日:2023/05/31 公開日:2023/05/25

押し麦ともち麦は、大麦を原料とする食品です。豊富な栄養素を含むため、美容・健康の両面から注目されています。

押し麦ともち麦は、見た目はもちろん、食感や含まれる栄養素にも違いがあります。この記事では、押し麦ともち麦の違いについて、項目別に紹介していきます。また、オートミールやビタバァレーなど、他の主な穀物の栄養成分や健康効果についても解説していますので、併せてチェックしてみて下さい。

押し麦とは

皿入りの押し麦
大麦の中でも知名度が高い押し麦は、外皮を剥いた大麦を蒸してやわらかくし、さらに平らにして作られています。食べやすいように加工されているため、調理がしやすくて使い勝手が良い大麦です。アミロースというでんぷんを多めに含んだ「うるち性」に分類されます。

押し麦は栄養価が高いことでも知られており、健康志向な方からも注目を集めています。スーパー等で手軽に手に入れることができるのも魅力です。

もち麦とは

枡入りのもち麦
もち麦は、粘りが強いアミロペクチンを多く含んだ「もち性」の大麦です。ふっくらもっちりとした仕上がりが特徴で、押し麦と同様に健康志向の方から注目を集めています。

使い方の幅が広いことはもちろん、ダイエットメニューとしても取り入れやすい食品です。

押し麦ともち麦の栄養成分の違い

押し麦ともち麦はどちらも大麦なので、成分にはあまり違いがありません。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、美容やダイエットに嬉しい成分が豊富に含まれています。

ちなみに、大麦には白米の19倍もの食物繊維が含まれており、腸内環境を整えたいときに押し麦やもち麦を摂取するのも良いでしょう。

また、食物繊維の中でも、β-グルカンが含まれているのが大きな特徴です。β-グルカンは水溶性食物繊維で、糖質の吸収や血糖値の上昇を抑える働きがあるため、健康的に痩せたい方に嬉しい栄養素です。β-グルカンは、押し麦よりもち麦の方が多く含まれています。

さらに、大麦のGI値は白米の半分以下になるので、血糖値の上昇も抑えることができます。白米や玄米などに混ぜることで、カロリーや血糖値が抑えられます。

押し麦ともち麦の食べ方の違い

押し麦ともち麦は、白米に混ぜて炊いたり、サラダに使ったりと、食べ方にも大きな違いはありません。また、スープに入れると、リゾットのような味わいが楽しめます。

押し麦ともち麦は、どちらもさまざまな料理に取り入れられるので、栄養をしっかりと摂りたい時におすすめの食材です。

押し麦ともち麦の食感の違い

押し麦ともち麦の大きな違いは食感にあります。押し麦はうるち性という粘り気が弱い大麦で作られています。

一方、もち麦は、もち性の大麦から作られているため、もちもちとした食感が特徴です。それぞれの食感の違いを活かすことで、料理の幅を広げることができます。

そのほかの穀類との違いとは?

枡入りの玄米・もち麦
押し麦やもち麦は、穀類である大麦から作られています。大麦以外にも穀類はさまざまあり、原料もそれぞれ違います。

例えば、同じ穀類を代表するオートミールは、イネ科カラスムギ属である燕麦(えんばく)が原料。そのため、栄養成分や期待できる健康効果も異なります。ここでは、さまざまな穀物の種類と、それぞれの特徴をご紹介します。

オートミールの成分と期待できる効果

全粒穀物(ぜんりゅうこくもつ)であるオートミールは、精白(せいはく)されていないため、栄養価が高いことで有名です。オートミールには、以下の成分が含まれています。

・食物繊維
・ビタミンB1
・タンパク質
・鉄分
・カルシウム

オートミールには、身体づくりに欠かせないタンパク質が、1食分の約30gに対して4.1gほど含まれています。タンパク質は、筋肉の材料となり、筋トレ中やダイエット中に嬉しい栄養素です。

また、全身に酸素を運搬する働きを持つ鉄分は、白米や玄米よりも多く含まれています。

さらに、オートミールは、糖質の代謝を助けるビタミンB1も含まれており、減量中に必要な栄養素が豊富です。

ビタバァレーの成分と期待できる効果

大麦が原料のビタバァレーは、押し麦が持つ栄養素をそのままに、ビタミンB1・B2を加えて加工された食品です。基本は押し麦と大きく変わらないものの、身体に必要なビタミンがプラスされているため、より健康的に穀物を摂取したい方におすすめです。

玄米の成分と期待できる効果

玄米とは、籾殻(もみがら)だけ取り除いた精製前のお米です。糖質をエネルギーに変えるビタミンB1や脂質の代謝を促すビタミンB2、免疫機能の正常な働きを維持するビタミンB6など、ビタミンB群を多く含んでいます。

また、生活習慣病の予防や血行促進にも役立つビタミンEや、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれているのも玄米の特徴です。

さらに、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維と便通を助ける不溶性食物繊維の両方を含んでいるので、腸内環境を整えたい方におすすめです。

胚芽押し麦の成分と期待できる効果

胚芽押し麦は、胚芽を残して加工した押し麦です。胚芽には悪玉(LDL)コレステロールを減らす働きを持つ不飽和脂肪酸や、生活習慣病の予防にもつながるビタミンEが豊富に含まれています。

また、プチプチとした食感が特徴なので、サラダのトッピングやスープに入れて食べるのもおすすめです。

米粒麦の成分と期待できる効果

米粒麦とは、お米の形に加工された大麦です。パラパラとした粘り気が少ないのが特徴です。

栄養成分は大麦と大差なく、さまざまな健康効果が期待できます。

まとめ

レンゲ入りのもち麦
もち麦・押し麦は、原料は同じ大麦であるものの、食感に大きな違いがあるので、料理やライフスタイルに合わせて使い分けをするのがおすすめです。ほかの穀物もそれぞれ異なる栄養素を持っているので、自身の身体に合わせて取り入れてみてはいかがでしょうか。

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